旅行先で現地の食文化を堪能するのは、国内でも海外でも旅行の醍醐味の一つ。

ヨーロッパの料理と言えば、イタリアやフランスの料理が非常に有名。パスタやピザはもはや世界中で食べられますし、フランス料理は高級料理の代名詞のようなもの。

ですがヨーロッパの料理はそれだけではありません。いわゆる穴場のようなヨーロッパの東や北の国々にも、美味しい料理はたくさんあります。ここでは北欧と東欧を中心にヨーロッパ18ヶ国を旅した筆者が、「これは日本人に味覚に合うんじゃないか?」と感じた「ちょっとマイナーな」ヨーロッパ料理を5つ紹介いたします。 あくまで筆者の感覚での話ですので人によっては合わないかもしれません。その点はご留意くださいませ。

※ランキングではありません。全て同じくらいおすすめです!

◆関連記事◇

Sponsored Link

おすすめヨーロッパ料理①:ロヒケイット(フィンランド)

フィンランドの代表的な料理、ロヒケイット(サーモンスープ)

Retrieved from k-ruoka.fi

フィンランドのサーモンスープ、ロヒケイット(Lohikeitto)。ロヒはサーモン、ケイットはスープなのでそのまんまサーモンスープです。

僕は留学中にそれなりの種類のヨーロッパ料理を食べましたが、フィンランドのサーモンスープは筆者の一番のお気に入りです(決してフィンランド贔屓というわけではなく本当に美味しいんです!)。パンとの相性が抜群で、うますぎて悶絶するレベルです。

ロヒケイットにはクリームの多いのと少ないバリエーションがありますが、筆者はクリームの多いこってりしたもののほうが断然好きです。

筆者が作ったサーモンスープの写真

好きすぎて自分でも作ってしまいました。帰国後も2回くらい家族に作ってあげました。レシピはネット上にいくつかありますが、筆者はこちらのサイトのものを見て作りました。

◆関連記事:横浜の住宅街の隠れたフィンランド、poro珈琲

おすすめヨーロッパ料理:②ツェペリナイ(リトアニア)

リトアニア料理の一つ、ツェペリナイの写真

ツェペリナイ(左)と右のやつは確かチーズ。カウナスのBernelių užeigaにて

続いてはリトアニアからです。ツェペリナイ(Cepelinai)はジャガイモで作られた分厚い皮の中にお肉が詰まっている、いわゆるダンプリング(dumpling)の一種。実は筆者がヨーロッパで食べた料理の中で一番日本食に近いと思ったのがこれです。

結構ダンプリング系の料理ってヨーロッパ料理でもアジアを感じさせる味わいのものが多い気がします(ロシアのペリメニとかもそう)。ヨーロッパの料理にありがちなハーブが効いてるというわけでもなく、塩味が強すぎるでもなく、至ってちょうどいい味。ただ結構こってりしているので、大きめのものを2個食べたらかなりお腹にたまります。

Sponsored Link

おすすめヨーロッパ料理③:シャルティバルシチャイ(リトアニア)

リトアニアの冷静ボルシチ、シャルティバルシチャイの写真

シャルティバルシチャイ(左)。ヴィリニュスのBernelių užeigaにて

続けてリトアニア料理二つ目。リトアニアの冷製ボルシチ、シャルティバルシチャイ(Šaltibarščiai)です。『旅するリトアニア』という本で見かけ、その鮮やかなピンク色の強烈な見た目が目に焼き付いて、「リトアニアに行ったら是非食べてみたい!」と思っていました。

実際に食してみると、その毒々しい色に反してもの凄く食べやすかったです! スメタナだかサワークリームだかが入っているからか、ボルシチによくあるビーツのあの独特な味(僕は苦手です)がいい感じに中和されているようでした。

このリストの料理の中では味のクセが一番強いですが、それでも日本人向けのエキゾチック料理のようなもの。リトアニアに行く機会がありましたら絶対に召し上がっていただきたいです。

シャルティバルシチャイのレシピはネット上にも載っていますが、先ほど紹介した『旅するリトアニア』という本にも載っています。僕が個人的にリトアニアに興味を持った本なのですが、リトアニアのいろいろな地方を綺麗な写真と共に観ることができるおすすめの本です。

ちなみにここで挙げたリトアニア料理(ツェペリナイとシャルティバルシチャイ)は、観光客向けのリトアニア伝統料理のレストラン、Bernelių užeigaで食べることができます。首都ヴィリニュスのお店の場所はここ↓

他にも様々なリトアニア伝統料理を楽しめるので、リトアニアを訪れた際にはせひ行ってみたいレストランです。

おすすめヨーロッパ料理④:グヤーシュ(ハンガリー、チェコ)

ハンガリーのグヤーシュスープ

ハンガリーのグヤーシュ。さらさらとしたスープ。ブダペスト、ブダ地区のレストランにて

次は大国の陰に隠れた知られざる美食の国、ハンガリーから。南百種類ものスープがあるスープの国ハンガリーでも、グヤーシュはハンガリーのスープ料理でも代表的なもの。ハンガリー語でgulyásと書いてグヤーシュと読みます。英語ではGoulaschと書いてグーラッシュなりグラーシュというので、こちらの方がなじみがある人もいるかもしれませんね。

グヤーシュはお店によって特徴にかなり違いがありますが、共通してパプリカがふんだんに使われているので、基本的に赤い色をしています。筆者がブダペストで食べたグヤーシュスープはとても赤みが強いもの(上の写真)と、茶色くて少しどろっとしたものがありました。

ちなみにグヤーシュはチェコでも食べられていて、チェコのものはスープというよりはシチューに近いですね。よくクネドリーキ(Knedlíky)というふわふわした蒸しパンと一緒に出てきます。個人的にはチェコのグヤーシュのほうが好きです。お肉が入ったものやお魚が入ったものもありますが、お肉入りのものが断然おすすめ(オーストリア・ウィーンのグラーシュムゼウムで食べた魚のグヤーシュは今一つだった……)。

チェコのグヤーシュ

チェコのグヤーシュ。どろどろしていてシチューのような触感。プラハ旧市街、Restaurace Karlovaのテラスにて

Sponsored Link

おすすめヨーロッパ料理⑤:ブローデット(クロアチア)

クロアチアの魚介料理ブローデット

クロアチアのブローデット。白身魚やチーズなど具だくさん。ドゥブロヴニクにて

最後はアドリア海沿岸の美しき国、クロアチアから。クロアチアはイタリアに近く、地中海に面するだけあって美味しい魚介類が楽しめます(内陸部では肉料理もあります)。

クロアチア料理は美味しいものばかりですが、今回はブローデット(Brodet)をチョイス。魚介類や野菜をトマトベースのスープで煮込んだ料理です。魚介や野菜の旨味がしっかり出ていて、これがトマトの鮮やかな味と絡まって本当に美味しい。

南欧というとイタリアやギリシャが観光地の筆頭候補ですが、クロアチアも観光地が多くあるしシーフードが非常に美味しい国です。ドゥブロヴニクやスプリットなどの美しい旧市街を楽しみつつ豊富な地中海の海の幸に舌鼓しましょう。

◆関連記事◇

 

以上、筆者の好きなヨーロッパの料理もとい、個人的に日本の方々にぜひおすすめしたい、ちょっとマイナーなヨーロッパの料理5選をお届けしました。全て僕の気に入った料理から厳選したものですが、まあ、人におすすめするものは自分が気に入ったものにするべきですよね。

他にも好きなヨーロッパ料理はいくつか(ギリシャ料理のザジキとファヴァ、フィンランドのトナカイ肉のスープなどなど)あるのですが、今回は「クセが少なくて日本人受けがよさそうだな」と思った料理を挙げてみました。

まあ一口に日本人といっても味覚は個人個人でそれぞれなので一概には言えないのですがね。今度は逆に、明らかに好みが分かれそうな料理を紹介するのもアリかもしれません(笑)

なんか、スープ料理ばっかりな気がする。き、きっと気のせいかな。

◆当ブログの人気記事◇