こんにちは。めいげつです。
中世の時代に交易で栄えたフランドル地方の都市ブルッヘ(ブルージュ)。アムステルダムやアントウェルペンが台頭する前に栄華を誇った由緒ある運河の都市です。
今回は新型コロナウィルスの影響で帰国を早めたため、ブリュッセルからブルッヘは日帰りでの観光となりました。短い時間(+博物館等が開いてない)でしたが、美しい街並みをそれなりに楽しむことが出来ました。
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フランドルのヴェニス:運河の都市ブルッヘ
ブリュッセルから電車で分の道のりを経てブルッヘに到着。
ブルッヘはオランダ語のみが公用語となっている「フランドル地方」の都市。そのため駅名にはオランダ語の名前のブルッヘ(Brugge)としか書かれていません。
フランス語や英語でブルージュ(Bruges)というのはみなご存知かと思います。僕は現地語で呼ぶ方が好きです。
ちなみにブリュッセル~ブルッヘ間の電車は普段なら激混みらしい(現地の友人談)のですが、僕が乗った電車はガラガラで、1車両につき2~3人しか乗ってない状態。
新型コロナウィルスの影響で自粛ムードが広がっていたようです。
ブルッヘ駅の建物はかなりモダンないで立ち。駅前広場はものすごく広いです。
駅から旧市街へ向かおうとすると、川が流れていて緑の多い場所に出ます。
ずっと歩いていると、これぞブルッヘというような景色に出会えました。運河の多いブルッヘは、まさにフランドルのヴェニスですね。
この辺りは観光客も少なくて、のんびりと時が流れています。
ブルッヘのベギン会修道院の入り口です。
ベギン会修道院は、現地語のオランダ語(orフラマン語)ではベギンホフ(begijnhof)、フランス語ではベギナージュ(béguinage)と呼ばれます。
ベルギーのフランドル地方にある13のベギン会修道院が、「フランドル地方のベギン会修道院群」としてユネスコの世界遺産リストに登録されています。ブルッヘにあるのはその中でも特に有名なもの。
現在も尼さん(と呼んで正しいものかどうか)たちが実際に生活しているだけあって、あまり雑音の聞こえない、静かで厳かな雰囲気が流れていました。心なしか少し涼しかったような。
入り口すぐのところには、敬意を持って行動してくださいとの関b後脚向けのメッセージがありました。こういう言葉を目にすると緊張してしまう性質なので、教会を観光して早めに立ち去りました。
聖母教会の足もとにあるフリュートヒューセ博物館(Gruuthusemuseum)。町の歴史についての展示があるそうですが、コロナウィルスの影響で教会ともども閉鎖中。
旧市街の中心を目指して曲がりくねった道を歩いていくと、教会の高い尖塔が見えてきます。シント・サルヴァトール聖堂(Sint-Salvatorskathedraal)。こちらは開いていました。
マルクト広場(Markt)。ブルッヘのような代表的な中世都市には、こういった広場があるものです。
ブリュッセルのグランプラスよりも一回り以上広くて開放感があります。
マルクト広場に移動販売のおっちゃんがいたので、フライドポテトにシチューをぶっかけたような、フランデレン(フランダース)地方の名物カルボナードを注文しました。
このソ―スとフリットの組み合わせがたまらなく美味しい。ベルギーの濃色系アビィビールなんかと一緒にいただけたら最高ですね。
ただ、最後の方は味の濃さと脂分で少々キツくなりました。
マルクト広場から東方面にあるくこと数十秒でブルフ広場(Brug)に出ます。ここには旧市庁舎と聖血礼拝堂があります。
最初来た時はここに聖血礼拝堂があるのを知らずに踵を返してしまい、あとで戻ってくることになりました。
というわけでマルクト広場から北の方へ向かったのでした。
ヤン・ファン・エイク広場(Jan van Eyckplein)にある彼の銅像。ヤン・ファン・エイクはあの赤いターバンの男で有名なフランドルの画家。僕はこの時まで知らなかったのですが、彼はブルッヘで活動していたそうですね。
ベルギービールについての本で紹介されていて、行こうと思っていたパブの一つ・Curiosa。当然ながら閉店中です。
さて、「そういえば聖血礼拝堂ってどこなんだろう」と思って地図を見てみると、この数十分前にいたブルフ広場にあったので、戻ってきました。
こちらがブルッヘの有名な聖血礼拝堂(Basiliek van het Heilig Bloed)。こう見ると意外と小さいです。
中は壁や天井一杯に豪華な絵画が施されており、まさに外界とは全くここおtなる雰囲気に満ちている空間を醸し出していました。これを見た瞬間「ああ、来て良かったな」と思えたくらいに。
さて、ブルッヘの主な観光名所はだいたい見て回りました。マルクト広場から駅まで歩くには少々疲れすぎたので、バスに乗って駅まで戻り、電車に乗ってブリュッセルへと戻りました。
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