旅行と言えば、バックパッカーとまでは言わずとも、キャリーケースを持たずバックパックのみでよく旅行していました。
今までバックパックのみで旅したのは15ヶ国42都市。そして日本国内の数都市。
LCCを使うときは特に、受託手荷物を追加すると料金がかかってしまいます。なので自然とバックパックのみという旅行スタイルになっていきます。
今回は初めてのバックパック一人旅に必要なものリストと題して、男性一人旅、数日~2、3週間程度の期間を想定してバックパックに入れるものリストを作ってみました。よければ参考にしてみてください。
※この記事は男性トラベラー向けです。女性の場合はまた持って行くものが違ってくるかと思いますので、お手数ですが別の方のブログなどをご覧ください。
【重要】新型コロナウィルスの流行に伴い、各地で入国制限および入国後の隔離等の対策がとられています。詳細は各国大使館等のページを確認していただくとともに、各国の感染症危険状況については、外務省の海外安全ホームページ等をご確認ください。
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当日に身に着ける/当日にバックパックに入れるもの
※順番には最初の方以外は特に意味はありません。
- パスポート
- 滞在先のビザ
- 携帯・スマートフォン
- 現金・クレジットカード
- 時計
- パスポート入れ
- 歯ブラシと歯磨き粉
- 当日着る服
- セキュリティーポーチ
- サングラス
- パソコン(必要な人のみ)と充電器
- 家の鍵
- スニーカー
1~8に関しては言うまでもないくらい重要ですね。
現金・クレジットカード
現金かクレジットカードかは滞在先によります。ヨーロッパ、特に北欧では現金がなくても大丈夫な場合が多いです。南欧はかなり場所によります。
カードは何でも良いのですが、僕が使っているのは楽天カードやセゾンカード。旅行者界隈で人気なのはエポスカードとかですね。
一方、発展途上国では現金でないとダメなところがあるので、その辺は出発前によくリサーチすることをお勧めします。
先進国でもお店によってカード払いが出来なかったりするので、入り口のクレカのステッカーを見るか、お店のスタッフに確認しましょう。
腕時計
腕時計は旅行時に限らずあると便利ですよね。盗難等の可能性を考えるとあまり高価なものでない方がいいかも。
また、めちゃくちゃ寒い場所(北極圏など)行くときは、金属製の腕時計は避けてください。
歯磨き粉
歯磨き粉は大きいものだと出国時の検査で引っかかるので、旅行用の小さなものを航空会社指定サイズのフリーザーバックに入れておきましょう。
普段使っている歯磨きセットと別のものを使う場合は、あらかじめバックパックに入れておいて構いません。
当日着る服
当日着る服は、つまり当日着る服です笑。冬はもちろん、荷物になるので上着は着て行きます(ポケットに物を入れたりできるので)。飛行機の中が暑かったら脱げばいいし外は基本寒いでしょうから。
ベルトは金属のバックルがついていないか、そもそもベルトがいらない服だと出国検査のとき楽です。ユニクロの暖パンなんかが好例ですね。
セキュリティポーチ
セキュリティポーチとは、体に密着させて使う貴重品入れです。その上から洋服を着ても、ポーチを付けているのが分からないくらい薄いものです。
ここにはクレジットカード、パスポート、現地通貨のお札数千円分を入れておきます。
クレジットカードも入れるので、↓のスキミング防止機能付きのものをおすすめします。
ちなみに首から下げるタイプのものはおすすめできません。意外と外から見えるのと、首からヒモが丸見えになって意味がないからです。
サングラス
サングラスは時期や旅行先によっては当日でも前もってでも、あるいは場所に寄ってはそもそも持って行かなくても大丈夫でしょう。
パソコン
パソコンは人によっては必要ないかも。僕はブログを書いたりするのでいつも必ず持って行きます。
また、パソコンと充電器はセットですね。スマホを使う人なら、充電器とモバイルバッテリーは必ず持っていきましょう。
靴
靴ですが、観光名所を歩いて回るならスニーカーがベストです。ヨーロッパのような石畳の多いところは特に!
バックパックにあらかじめ入れておくもの
画像をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます。
電化製品
- 海外用の延長コード
- 変換アダプター
- スマホやPCの充電器(本体とケーブル)
- モバイルバッテリー
- ドライヤー
- カメラ
海外用の延長コードと変換アダプター
海外用の延長コードは、さまざまな電圧・電流に対応したものが売ってます。3mくらいの長さがドミトリーでは役に立つはず。
海外で日本の電化製品を使うなら必須の変換アダプター(海外の形の違うコンセントに差し込めるようにするもの)もセットでお忘れなく。これを忘れると、お使いの電化製品が様々な電圧に対応してようが、延長コードを持っていようが意味ナシです。
スマホやPCの充電器
スマートフォンやPCの充電器は、最近のものは電圧等関係なくどこでも使えるようになっています。よほどのことがない限り変圧器は不要なはずです。
(ちなみに僕は一年間の海外留学も変圧器無しで乗り切りました)
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、僕のように移動中にスマホを使いまくる人にとっての必需品。
最近のスマホは電池の持ちが良いですが、念のため2~3つあると良いですね。ちゃんと前もって充電しておきましょう。
ドライヤー
ドライヤーは、こちらのような海外で使えるものを使用しました。100-120ボルト対応と200-240ボルト対応モードに切り替えできます。風の威力は低いのですが個人的には十分でした。
僕はそもそも髪を濡らしたまま放置することが多いんだけど。
カメラ
旅先では歩き回るので、あまり大きくて重たいカメラだと不便。
それにバックパック1つで旅するなら、あまり大きい久手重いものは避けたいですよね。
そんなバックパッカーには、小さくて軽いコンパクトデジタルカメラがおすすめ。
僕が愛用しているのはこのソニーのCyber-shot DSC-WX500というモデル。レビュー記事も書いてます。
衛生・生理用品
- 固形石鹸
- ウェットティッシュ
- 空気で膨らませる桶
- 旅行用の洗濯セット
- マルチビタミンやマルチミネラルのサプリ
- 日焼け止め
- シャンプー
- 剃刀と替えの刃、シェービングジェル
- 胃腸薬、整腸剤
- ポケットティッシュ
- トイレットペーパー
固形石鹸
固形石鹸は手洗いから洗濯まで幅広く使えます。
ゲストハウスなんかはシャワーに石鹸が置いてないところもあるので、固形石鹸を1つか2つ持っていきましょう。固形なので空港の検査にも引っ掛かりません。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、衛生状態があまり信用できない国でお役立ち。スプーンやフォークを拭いたり、食事前に手を洗えなかったときに使います。僕は100均のアルコールタイプのものを使いました。
空気で膨らませる桶
洗濯サービスがない場合のために、空気で膨らませる桶があるといいでしょう。少し重いのが玉に瑕ですが、ゲストハウスの洗面器が汚かった場合に備えて持っておきましょう。
洗濯セット
ゲストハウスやホテルで洗濯サービスがないときが洗濯セットの出番です。ただゲストハウスなら洗濯サービスがある場合が多いのでそんなに使わないかも。コインランドリーを使う選択肢もありますし。
手洗いで洗濯したときや、少し干しておきたいなというときに、付属のヒモはかなり便利です。
マルチビタミンやマルチミネラルのサプリ
僕のように、旅行中偏った食事をしてしまいがちなら是非マルチビタミンのサプリでも持って行きましょう。Asahiのものが安価で良いと思います。
日焼け止め
焼きたくない人には日焼け止めも必須アイテムですね。空港で没収されては困るので、小さいサイズのものを使いましょう。
シャンプー
シャンプーは、試供品のようなサイズのものが売っているので、他の液体と一緒にフリーザーバッグに入れればOK。
剃刀と替えの刃、シェービングジェル
バックパッカーの中には髭を伸ばしっぱなしという人もいますが、こまめに剃りたい僕のような人は必要なものを持って行きましょう。
剃刀程度の大きさの刃物なら検査に引っかからないし、シェービングジェルもトラベルサイズのものが売っています。
胃腸薬や整腸剤
海外旅行では現地の食べ物を楽しむのが醍醐味。ただ、まさにこの食事が悩みの元となることも。
現地の食べ物が合わないこともあるので、念のため胃腸薬も多めに持って行きましょう。飲み慣れたものが望ましいです。
お腹の薬以外にも、風邪を引いている人や、持病がある人は飲みなれた薬を持っていくようにしてください。整腸剤があってもいいですね。
布製品
- 衣服4日分
- 水着
- ハンカチ
- トラベルタオル
- トラベルシーツ
- アイマスク
- エア枕
衣服
衣服は4日分もあれば十分。シワのつきにくいものを、圧縮袋に入れていきましょう。
旅行期間が長い時は、ホステル等の洗濯サービスやコインランドリーを利用、あるいは自分で洗濯します。
ただ、下着に関しては持てるなら持てるだけ多い方が良いです。
水着
水着は現地で海なり温泉なりサウナに入るなら必要になります。入る度にいちいちレンタルしていては出費がかさむので、自分のものを持っていくと良いでしょう。そんなに嵩張らないし。
ハンカチ
ハンカチは、よほど暑い国でなければ4枚あれば十分かと思います。ウズベキスタンに持って行ったのも4枚でしたが、そこまで熱くなかったので手を洗うとき以外はあまり使いませんでした。
トラベルタオル
トラベルタオルは、薄くて吸収の良いバックパッカー御用達のタオルです。Friendly Swedeのトラベルタオルは定評がありますね。
吸収性が良く乾きやすいうえにスペースを全然取らないのでバックパッカーには重宝されています。僕は75cm×150cmのものを使用しています。2枚あれば十分かと。
レビュー記事も書いています。
トラベルシーツ
トラベルシーツは寝袋のようなもの。僕は今のところあまりお世話になっていないものの、衛生状態のよくない地域ではベッドに敷いて使うみたいです。
アイマスク
周りは明るいけど寝たいって時にアイマスクが便利です。
僕は使わなくても寝れるし、眠れない時は使ってても眠れないので基本出番はありませんが、念のため持っていっています。
エア枕
エア枕も、人によってはこれがあったほうが寝られるようです。枕がなかった場合(ほとんどないけど)には必須になるかも。
防犯用品
- 南京錠3つ
- ワイヤーロック
南京錠
防犯のため南京錠は3つはあると良いですね。南京錠は↓のもののような少し長めの細いワイヤーがついているものの方が、リュックを施錠できたりと汎用性が高いです。
ワイヤーロック
ワイヤーロックはドミトリーでの防犯用。これでバックパックをベッドに括りつけておきましょう。
こんな風なやつ。旅行用でなくても、自転車用のワイヤーロックで十分です。僕は地元のビックカメラで購入した自転車用のロックを使っています。
その他
- 三脚
- S字フック
- 財布2~3個
- ソムリエナイフ、または栓抜き
- 小さめのハンドバッグかウエストバッグ
- 圧縮袋
- 扇子
- ビーチサンダル
- ビニール袋数枚
- 折りたたみ傘
- 吊るして使うはかり
- 輪ゴムや袋止めクリップ
- 小型ライト
- ガイドブック
- 本
- フリーザーバッグ
- 印刷した飛行機やバスなどのチケット
- 小さめのリュック(サブバッグ)
三脚
三脚は別になくても良いですが、綺麗に写真を撮りたいなら必要ですね。
S字フック
S字フックは、ベッドに袋をひっかけられたりとお役立ち。何個か持って行きましょう。
財布2~3個
財布は2~3個持って行って、現金を分けて入れリスク分散させましょう。ブランド物は避けた方が無難です。
主にクレジットカードを使う場合でも、ある程度現金を持っていると心強いです(先進国でもキャッシュオンリーの場所もありますし)。
ソムリエナイフ
ソムリエナイフはヴィクトリノックスのものが有名ですね。酒をしこたま飲む私としては、これについてるボトルオープナーやワインオープナーが地味に便利だったりします。
それなら栓抜きで十分だろう言われるかもしれませんが、意外とホステルで料理するときにナイフを使ったりします。
ヴィクトリノックスはブランド物なので少し高いですが、他にもより安価なものがあったりします。
ただ、ソムリエナイフはLCCでは没収される可能性が高いので、余程のことがない限り刃物のついていない栓抜きにしておく方が良さそうです。
小さめのハンドバッグかウエストバッグ
機内には持ち込み手荷物+小さなハンドバッグを持ち込めることが多いです。
ハンドバッグは席に持っていけるので、中に本などを詰めて暇つぶしができるようにすると良いと思います。
圧縮袋
圧縮袋も便利です。洋服にしわがつくけど、嵩張る洋服があってもこれがあればスペースが節約できます。
扇子
扇子は折りたためるのですごく便利です。ヨーロッパではあまり需要なかったけど、ウズベキスタン等の暑い国では活躍しました(特にエアコンのない電車の中。暑かった……)。
ビーチサンダル
ビーチサンダルもホステルに泊まるなら必須かと。シャワー室と部屋の行き来など、ゲストハウスの中を移動するときに便利。海やプールに行くときだって使えますね。
ビニール袋数枚
ビニール袋は洗濯ものを入れたりお土産を分けるときに使えます。いくつか持っていくと良いです。
折り畳み傘
急に雨が降るのに備えて折り畳み傘も入れておきましょう。普通の傘では思いっきりかさばるので折り畳みを持ちましょう。
吊るして使う計り
物を吊るすことで重さを量れるはかりは、嵩張らないので便利です。
飛行機に乗せられる荷物の重さには制限があるので、お土産を買い過ぎると追加料金がかかったり、最悪荷物を運べないことだってあり得ます。
これで荷物の重さを量れば、その重さ制限の範囲内であとどれくらいお土産を買えるか考えられます。
体重計みたいな大きいものは持っていけませんが、これなら重さも体積もないので便利です。
輪ゴムや袋止めクリップ
輪ゴムや袋止めクリップは食べかけのスナックをしばったり、ばらばらになりそうなものをまとめたりと便利です。多めに持っていきましょう。
袋止めクリップは、おそらくIKEAのBevaraが定番でしょう。
僕は現地のスーパーでグラノラやミューズリーを買って朝ご飯にすることが多いのですが、こういうのは大体1日では食べきれません。
そんな時に、袋止めクリップはたいへん便利です。
小型ライト
ドミトリーに泊まるなら小型ライトも必要になるかも。夜かばんをいじりたいけど、ドミトリーでみんなが寝静まった後に電気をつけるのは気が引ける……なんて時に使います。
ガイドブック
ガイドブックは『地球の歩き方』『るるぶ』『ロンリープラネット』が有名どころでしょうか。しかし最近はネットにも観光情報があふれていますし、後の2つに関してはKindle Unlimitedを使えば980円、ないしは無料で読める裏ワザがあります。
本
活字中毒なら移動中の暇つぶしに本を持って行きましょう。電車やバスでの移動中や、夕飯の後に部屋で時間があるときなどなど。
紙の本である必要はないので、スマホにKindleアプリを入れるのがおすすめです。僕は寝る前に読書するので文庫本も数冊持って行きます。
フリーザーバッグ
フリーザーバッグには、液体や使用中の石鹸を入れられたりなど便利なので数枚持っているといいでしょう。
印刷した飛行機やバスなどのチケット
あと、航空券や電車のチケットをオンラインで購入した場合は、念のため全て印刷してファイルに入れておきましょう。ネットに繋がらなかった時などに使えます。
小さめのリュック(サブバッグ)
最後にデイパック、つまり小さめのリュック。
これだけの荷物が入ったバックパックを背負ったまま町を観光するのはかなり骨が折れます。なので小さめのリュックを用意して必要なものだけ入れて、バックパックは部屋に置いて出かけると良いでしょう。
ドミトリーに泊まっているときは、バックパックには南京錠とワイヤーロックを忘れずに!
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バックパックはどんなものがいい?
さて、これだけの荷物を紹介したわけですが、この量をすべてリュックに入れるとなると、普通のリュックじゃ到底入りきりませんね。
なので大容量のバックパックを使いましょう。40リットルくらいあればけっこう余裕があるはず。
このくらいの容量なら、機内持ち込みサイズとしてもギリギリ使えるはずです。
バックパックは物によって、縦に長いもの、ポケットがたくさんあるものがありますが、まあこの辺りは好みです。
ちなみに僕は、このCabin Zeroという機内持ち込みサイズギリギリの大きさのバックパックを使っています。
容量はなんと44リットル。ポケットは少ないんですが、代わりに大容量です。レビュー記事も書いてますのでどうぞご覧ください。
おわりに
……とざっとこのくらいでしょうか。今回一人旅の際に作った持ち物リストを参考に作ってみました。これだけあれば、3週間程度の一人旅はなんとかなるはずです。僕はこれで3週間何とかなったので。
旅行と言えば複数人で行くのがスタンダードかと思いますが、一人旅も結構楽しいです。一人旅の良さは「寂しさはあれどやれることはたくさん。一人旅のメリット6つ」にも書いてますので、そちらもご覧ください。
一人旅は時折寂しいですが、グループ旅行にはない楽しみもありますよ。体調を崩した時に心置きなく休めるというメリットも。
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