ヨーロッパを訪れる人のお目当てのひとつが、中世の時代から残る街並み。迷路のように入り組んだ路地、カラフルな石ぐくりの可愛らしい家々は、違った文化で育った私たちを魅了して止みません。

ヨーロッパにはそのような都市がいくつかありますが、今回は美しい街並みの割にあまり知られていない、ドイツ・バイエルン州に位置する都市バンベルクを紹介します。世界遺産となった中世の街並みから独特の燻製ビールまで。ぜひご覧ください。

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バンベルクとは

バンベルク(Bamberg)は、ドイツの南東、バイエルン州にある人口は7万8000人ほどの都市です。市内を流れるレグニッツ川によって町が2つに分かれています。

バンベルク等い都市が7つの丘の上に築かれていることから「7つの丘の町(Seven Hill City)」、またイタリアのローマも7つの丘の上に建てられたことと関連して「フランケンのローマ(Franconian Rome)」とも呼ばれます。

神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世の時代に宮殿が建てられ、以後19世紀初めにバイエルン選帝侯領に組み込まれるまでは司教(Prince-bishop)が治める司教都市でした。

第二次大戦中の爆撃によりケルンやニュルンベルクなどのドイツの他の都市が旧市街を破壊されたなか、バンベルクは戦争の被害を被ることなく、本物の中世の街並みが残されています。1993年には旧市街がユネスコの世界遺産に登録されました。

バンベルクのとある通り

バンベルクへのアクセス

バンベルク駅
バンベルク駅

バンベルクに行くにあたって最も便利なのが、同じバイエルン州にある大都市ミュンヘンからのルートでしょう。電車(インターシティ)で2時間弱、バスでも3時間40分程度の道のりです。

ドイツ最大の空港があるフランクフルトからは電車で2時間20分、バスで3時間10分。

バンベルクの観光名所

旧市庁舎(Altes Rathaus)

バンベルク市庁舎の外観

バンベルクのシンボル的存在になっているのが、この旧市庁舎(Altes Rathaus)。レグニッツ川の真ん中にある人工島に建てられており、川の東西の地区と4つの橋でつながっています。

正面から見ればまるで浮いているような黄色い木組みの建物もさることながら、建物の側面にある豪華なフレスコ画も必見です。

ちなみに旧市庁舎がこのような形になったのは、当時の大司教が市庁舎を建てるための土地を渡さなかったためだそう。

バンベルク旧市庁舎の横側

新宮殿と旧宮殿

ノイエ・レジデンツの外観

新宮殿(ノイエ・レジデンツ:Neue Residenz)と旧宮殿(アルテ・レジデンツ:」Alte Residenz)は、旧市街を見下ろす丘の上にある2つの宮殿。バンベルク大聖堂のすぐそばにあります。

どちらもバンベルク司教の邸宅として使われた建物ですが、旧宮殿のほうは元々神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世の宮殿として11世紀に建てられたもの。

旧宮殿は現在はバンベルク歴史博物館(冬の間は休業)になっています。新宮殿はアートギャラリーがあり、ツアーに参加すれば普段は入れない大司教の部屋や応接室などを観ることができます。全体に絵画の施された「皇帝の間(Kaisersaal)」は必見です。

バンベルク大聖堂(Bamberger Dom)

バンベルク大聖堂の外観

バンベルク大聖堂(Bamberger Dom)は、かつての司教都市バンベルクのシンボル的存在。旧市街の中心からすぐ近くにある丘の上に立っています。

11世紀初頭からの歴史がありますが、2度の火災に遭っており現存しているのは3代目。後期ロマネスク様式とゴシック様式の両方が見られる珍しい教会です。

外観もさることながら、天井の高い広々とした内部も圧巻です。ハインリヒ二世とその妻クニグンデが埋葬され、非常に精緻な彫刻が施された棺も一見の価値ありです。

聖マルティン教会(Martinskirche)

St. Martin教会のファサード

マルティン教会(Martinskirche)は、デパートや商店、露店などが並び人通りの絶えないグリューナー・マルクト通りに立っている教会。

17世紀に建てられたカトリック教会で、バロック様式の重厚感あるファサードが特徴的です。

内部は全体的に白を基調としたシンプルな装いなものの、バロックらしい複雑で曲線的な飾りが神秘的です。奥には金色の豪華な祭壇があるほか、ドームの部分には特徴的な騙し絵が描かれています。

バンベルク・St. Martin教会の内装

小ヴェネツィア地区(Klein Venedig)

バンベルク・小ヴェネツィア地区の家々

小ヴェネツィア地区(Klein Venedig)は、旧市庁舎よりも西側にある漁業地区。レグニッツ川を挟んだバンベルク旧市街の北側サイドにあります。

市街を流れる川の川辺に、中世の時代に建てられた木組みの家々が並んでいる光景は、まさにフォトジェニックと言うほかありません。

聖母教会(Obere Pfarre)

バンベルクの聖母教会の外観

聖母教会(Obere Pfarre)は、バンベルク旧市街の南側にあるカトリック教会。バンベルクにいくつかある教会の中でも、純粋にゴシック様式のみで建てられた唯一の教会です。

旧市街を散策していると突然現れる、どっしりと構えた姿はまさに圧巻の一言。バロック様式の内部は一転やさしい色使いで落ち着いた雰囲気で満たされていて、その中で存在感を放つ黒と金色を基調とした祭壇と対照をなしています。

Obere Pfarreの内装

バンベルクの名物、燻製ビール

シュレンケルラのラオホビール
シュレンケルラにて

かつての司教都市バンベルクは世界遺産に登録された中世の街並みが売り。しかしバンベルクの魅力はそれだけにとどまりません。

実はバンベルクは、地ビールで有名な町でもあるのです。ラオホビール、つまり「煙のビール」と呼ばれるビールは麦芽を乾燥させる際に直接火にあてるため、ドライでスパイシーな風味に加え煙のアロマが特徴的。

バンベルクの市街地では、主に3つの醸造所がラオホビールを作っており、その直営のビアホールでラオホビールを楽しむことが出来ます。ビールがお好きな方は、ぜひ現地で本物のラオホビールを味わってみて下さい。

バンベルクのラオホビールが飲める店・Brauerei Spezialにて
Brauerei Spezialにて

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

世界遺産にも登録されたバンベルクの旧市街は、息をのむほどに美しい町です。中心地を散策するだけでも十分にその雰囲気を楽しめるでしょう。

ぜひとも、中世の時代から現代まで生き延びてきた町を訪れてみてください!

バンベルクのおすすめホテル

バンベルクといえば、なんといっても世界遺産に登録された旧市街が魅力。この旧市街を散策するなら、Hotel Sandstern(ホテル・ザントシュテルン)がとても便利です。

何といっても便利なのが、そのロケーション。旧市街の中心も中心に位置しているため、各観光地へのアクセスが良いだけでなく、散策に疲れたら一旦戻って休憩、というこのもできるのです。

ラオホビールで有名なシュレンケルラからも歩いて1分以内で到着できるので、飲み過ぎた時も心配ご無用です。

ただし旧市街にある=建物が古いためエレベーターがないことだけはご注意ください。

レビュー記事はこちら。