こんにちは。めいげつです。
バンベルクでラオホビールを出すお店として有名なのはシュレンケルラ(Schlenkerla)でしょう。ドイツ国外では、クラフトビールを除けばラオホビールはほぼシュレンケルラの寡占状態。
それでも、ラオホビールの本場バンベルクに行けば、ほかにもいくつかの醸造所がラオホビールを作って販売しています。今回はその一つ、Brauerei Spezial(ブラウエライ・シュペツィアル)に行ってきました。
<記事は広告の後にも続きます>
旧市街はずれのお洒落なビアホールへ
ラオホビールと言えばシュレンケルラですが、じつは僕が知っている限りではバンベルク市内にあと2つ、ラオホビールを作っている醸造所があります。
その一つがこのBrauerei Spezial(ブラウエライ・シュペツィアル)。バンベルク旧市街の中心からは徒歩で10分ほどの距離にあります。バンベルク駅から旧市街に歩いて行くなら、道中で見かける可能性大。
こちらがBrauerei Spezialの外観。オレンジ色の瓦屋根と木組みが印象的な、オシャレなお店ですね。
大通りを歩いていると突然現れるので、バックパックを背負って駅から歩いていた僕は「おお、ここが例のビアホールか」としばらく歩みを止めて眺めていました。
吊り看板も豪華でシャレています。なぜ六芒星がついているのか気になるところですが。
とりあえず建物の向かって右手にある通路から建物に入ると扉が2つ横並んでいる場所がある(写真は撮り忘れました)ので、左側の扉から店内に入りましょう。
右側の扉は厨房に行く扉なので注意。僕は間違えてこっちに入ってしまい恥ずかしい思いをしました……笑
Brauerei Spezialの店内は2つの大部屋に分かれています。ディナータイムだったのでお店の中は盛況で、お客さんたちが楽しく会話する声でいっぱい。
僕は一人でゆったり飲もうと奥の部屋に行ったのですが、テーブルは全部予約済み。そうしたら、手前の部屋(写真の部屋です)で壁際のテーブルに座っていた紳士が「ここ空いてるよ」とジェスチャーしてくれたので、そこに座ることに。
ミュンヘン出身だという紳士はロマンスグレーが素敵な年配の男性で、英語が堪能でした。その後まもなくして、バイエルン州北部コーブルク(Coburg)出身という老夫婦がやってきて、会話がはずみました。
シュレンケルラではないラオホビール
Brauerei Spezialには数種類のラオホビールがあり、僕はラガーを注文(メルツェンにしとけばよかったな……とちょっと後悔)。この500mlの大きなジョッキでなんと3ユーロ(366円)!
今回の旅行中ドイツで最初に入ったビアホールだけに値段のお手頃さにびっくり。日本の居酒屋とか、ましてやクラフトビールパブで500mlのビールを頼んだら366円じゃすまないでしょうし。
ラガーなだけにさっぱりしていて、ラオホビールらしくほのかな煙の香りがします。濃色系のフレーバーが少し薄いシュヴァルツビールのような感じで、ちょっぴりスパイシーでした。ラガーなので飲み口はすっきりしていました。
さてビールだけでディナーを終えるわけにはいかないので、もちろんフードも頼みました。
こちらはチェコ風グヤーシュです。ビーフシチューに近い料理で、僕のお気に入りのヨーロッパ料理です。サラダ付きで9.8ユーロとこれもなかなかお手頃。
中欧のビアホールやレストランでは、グヤーシュを頼めば大抵ハズレません。常に安定してうまいです。
ここのグヤーシュはクロース(Kloß)あるいはクネーデル(Knödel)と呼ばれるジャガイモのダンプリングがついていて、これもとても美味しかったです。
サラダがついているのはありがたかったけど、はドレッシングがけっこう酸っぱくて、正直食べるのがキツかった。
ビールとお料理で合計12,80ユーロ。ヨーロッパでディナーを外食してこの値段で済むのはなかなかラッキーでした。
ちなみに、支払いは現金のみで、クレジットカードでのお支払いはできません。あらかじめ現金を用意しておきましょう。
Brauerei Spezial(ブラウエライ・シュペツィアル)
【住所】Obere Königstraße 10, D-96052, Bamberg
【ウェブサイト】https://brauerei-spezial.de(ドイツ語のみ)
【営業時間】9:00~23:00(日~金)、9:00~14:00(土)
現金払いのみ
コメントを残す