バックパック1つで旅行する人にとって、荷物の量は可能な限り減らしたいもの。
とくに洋服なタオルなどの布製品は必須だけど、畳んでも嵩張りやすいのがネック。
そんな時に有用な、マイクロファイバーの速乾性タオルを紹介します。
このページでは主に、
- 旅行中のタオル事情
- 速乾タオルの機能性やメリット
- 僕が使っている速乾タオルのブランド
についてお話していきます。
【重要】新型コロナウィルスの流行に伴い、各地で入国制限および入国後の隔離等の対策がとられています。詳細は各国大使館等のページを確認していただくとともに、各国の感染症危険状況については、外務省の海外安全ホームページ等をご確認ください。
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ちょっと複雑な旅行時のタオル事情
日常生活の名脇役ことタオル。
特にバスタオルは旅人の必需品ですが、ちょっと厄介でもあります。特にバックパック1つで貧乏旅をする者にとっては。
たとえば安宿だとアメニティにバスタオルが含まれていなかったりするし、あっても有料でレンタルというところもあります。
このレンタルが1日あたり数百円したりするので、たとえ毎日交換はしなくてもそれなりの出費になるります(貧乏旅行だとその程度の出費も辛いもの。タオルに使うなら食費に回して贅沢したい)。
僕は安宿を使うことが多かったものの、できるだけタオル付きのところを選ぶようにしていました。が、それでも何度か自分のタオルを使う必要がありました。
タオルを持って行かなくて、現地に着いたときに「あ、バスタオルついてないのか」なんてことにならないように、自分で数枚持っておいた方がいいです。
でも、バスタオルって嵩張るんですよね。体を拭くためのタオルとなると、それなりに大きがあって厚みがないと使い物になりません。
しかし大きさ厚みがあるとなると嵩張ってしまうのが世の常。でもできるだけ荷物(の量や体積)を減らしたい……
そんな願いを叶えてくれるのが「マイクロファイバーの速乾タオル」です。
旅行用速乾タオル(トラベルタオル)
マイクロファイバーの速乾タオル(トラベルタオル)のメリットは、
- 薄いので嵩張らない
- 軽い
- すぐ乾く
- よく水を吸う
- ニオイが気にならない
ということ。まさにバックパッカー垂涎モノですね。
僕はこうしたマイクロファイバーの速乾タオルを2~3枚持って行きます。それでもバスタオル1枚分よりも嵩張りません。
タオルが嵩張らないということは、つまり薄いということ。
手元にあった100円玉、1円玉、10円玉と比べてみても、この薄さ。数ミリもあるかどうか。
これくらいの薄さなので、たたんでみても、
この通り。まあモノによってばらつきはありますが、普通のタオルよりもはるかに体積が小さいのがわかりますね。
全部巻いてみました。
(速乾タオルの存在を知る前はバスタオルをバックパックに入れて行ってたので、よくやったなあと自分でも感心します。まあ洗った後のきれいな体を拭くものなのでちゃんと乾かせば何回かは使えるんですがね)
しかもトラベルタオルは軽いです。後で僕が使っているブランドの項目で詳しく書きますが、230グラム程度のもの。
バックパッカーは自分の荷物の重さにも敏感なのでうれしい仕様ですね。
この薄さ&この軽さで機能的にはどうなのかとお思いになるでしょうが、そこも全く問題なし。バスタオルに使うには十分すぎるほど水を吸ってくれます。
旅行だけでなく、合宿やアウトドア、プールに行くときなどにも使えますね。
トラベルタオルには、基本的にこういった袋がついてきます。
袋に入れてしまえばコンパクトになり、バックパックの中で無造作に広がったりするのを防げます。
その辺にあった色々なモノとサイズを比べてみました。
ちなみにフェイスタオルサイズの速乾タオルもありますが、汗とか皮脂を吸わせたものを数日使うのに抵抗があるので、僕は通常の小さなタオルを4枚ほど持って行ってます。
速乾タオルの使い方と使用感
触り心地は、いかにも化学繊維といった感じで、スベスベです。
化学繊維とはいってもスポーツウェアみたいなツルツルした感じではなく、乾いていて柔らかい感じ。
普通のタオルのふっくらした触り心地は全く望めませんが、これはこれで良い気もします。
速乾タオルの使い方は……まあ普通のタオルのように体を拭くことです。
ただ普通のタオルのように体にこすりつけるのではなく、濡れた場所に触らせて(場合によっては少し押し付けて)水を吸わせる感じです。
使ったあとは一度干して乾かせば、ニオイを気にせずに何度か使うことができます。
ちゃんと乾かしたら、たたんで付属のポーチに入れればOK。
ちなみにポーチにはどこかに引っ掛けられるようになっているものも。
いちおうカラビナなんかでリュックの外側にぶら下げることもできますね。飛行機を使わない旅行では便利です。
*ちなみにこのバックパックは僕が数年来愛用しているCabin Zeroという大容量バックパックです。以下の記事でレビューも書いてます*
また、旅行に持っていく前に、一度洗っておきましょう。多分ふつうのタオルを使う前にもみなさん一度洗ってから使いますよね。自分で使用感を確かめる意味も兼ねて。
僕が使っているブランド「PackTowl」のサイトにも、諸々の事情でまず一度は洗ってから使うことがおすすめされています。
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レビュー
僕が使っているのは、
- PackTowlの「Ultralite」
- The Friendly Swedeのトラベルタオル(2枚セットのもの)
の2種類。とくにPackTowlのUltraliteはかれこれ4年近く、遠出するたびに使っています。
PackTowlの「Ultralite」
PackTowl(パックタオル)アメリカのアウトドア用品を手掛けるCascade Designsの速乾タオルのブランド。
Ultralite(ウルトラライト)はその速乾タオルの中でも最軽量のモデルで、重さの4倍の水を吸収できるとか。
こんなふうにお洒落な模様のものが販売されてます。
僕が持っているのは5年くらい前に買ったもので、蛍光色のオレンジ一色というシンプルなものです。
▲先ほど挙げたこの写真の左のものです。
アメリカのブランドだけど、日本でも取り扱っているみたいだし、僕のはフィンランドのアウトドア用品店で買ったものなので世界中で展開しているみたい。
PackTowlのUltraliteには「Hand」「Face」「Body」「Beach」の4つのサイズがありますが、僕は64×137cmの「BODY」を使用。
ウルトラライトと名の付く通り、僕が持っているもう一つのトラベルタオル(FriendilySwedeのやつ)より軽く、ちゃんと畳めば半分くらいの体積になります。
1枚で4,000円~5,000円で、結構高価です。たぶん僕が買ったときよりもだいぶ値上がりしてると思う。それか、輸入品で高くなってるか。
買ったのが数年前というのもあってだいぶ色あせているものの、吸水性は気になるほどは落ちていません。
そう何度も何度も使ってはいないけど、数年たっているのを考えるとけっこう優秀かも。
軽い。すげえ。
なお、PackTowlのウルトラライトは高いので、同じようなサイズなら「パーソナル」のBody(181グラム)か、「オリジナル」のXL(
126グラム)のほうがリーズナブルです。
どちらも軽さではウルトラライトに及ばないものの、それでも十分軽いですよ。
The Friendly Swedeの速乾タオル
それで、次に紹介するのがコスパ最強の速乾タオル。
The Friendly Swede(ザ フレンドリー スウィード)はスウェーデンのブランド。旅行やアウトドア用品、カバンなどを主に作っているみたい。
「フレンドリーなスウェーデン人」という意味ですね。
▲こんな感じのやつ。楽天では取り扱っていないようです。
買ったのは2個セットで2,500円ほど。一枚あたり千円ちょっとなのでとってもお得。
最初僕がこれを見たときは、「こんなに安いのがあるのかよ……」と思いました。それまで使ってたのがPackTowlの少し高価なやつでしたからね。
機能的には申し分なし。それに肌触りもけっこういいです。
PackTowlのものに比べたら分厚くて、しっかりとした触感。サイズは75×150cmでけっこう大きめ。
▲この写真の右側のもの2つがそうです(ネイビーとグレー)。サイズが大きいからか、PackTowlのものと比べると少し嵩張りますね。
重さもPackTowlのものと比べると倍くらいですが、ふつうのバスタオルに比べたら全然軽いですよね。
付属の袋は、ヒモを引っ張って口をすぼめるタイプ。口をきゅっと締めれば長めのヒモができるので、こんな風にカラビナなしでバックパックにくくり付けられます。
とくにブランドにこだわらないという方はこのThe Friendly Swedeの速乾タオルをおすすめします。
まとめ
以上、バックパック旅にとーっても便利な旅行用速乾タオル(トラベルタオル)を紹介しました。
吸水性が非常に高く、すぐ乾き、なおかつ嵩張らないトラベルタオルは、もはや旅人の必需品です。
僕も、これを使うようになってからはもう手放せなくなりました。トラベルタオルなしのバックパック旅なんて考えられません。
バスタオルでバックパックをパンパンにするのはもうお終いです。
ここで紹介した2つのブランドは値段という意味ではとても両極端ですが、まああえて重要な点を一言でまとめると、
- 軽さをめちゃくちゃ重視するならPackTowlの「Ultralite」(ただFriendly Swedeも十分軽い)
- コスパ重視ならThe Friendly Swedeの2枚セット
こういう感じでしょう。
もちろん、トラベルタオルにはここで紹介したもの以外にもいくつか種類があります。
色々比較検討してみて、ご自身にあったものを選んでみてくださいね。
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