バルカン半島に位置する国・クロアチア。ザグレブやドゥブロヴニクと言った美しいとして有名な、アドリア海に面した国です。
ザグレブ、ドゥブロヴニクときたら、恐らく人気度で次に来るのは、クロアチア第2の都市スプリットでしょう。世界遺産を擁するリゾート都市です。
僕はドゥブロヴニクとともに数年前にこのスプリットを訪れたので、その街歩きの様子を旅の記録としてシェアします。
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スプリット基本情報
スプリット(Split)とは、南欧アドリア海沿岸にあるクロアチアの第2の都市。
「く」の字の形をしたクロアチアの領土の中では、南部に位置します。人口は18万人ほど。
現地語=クロアチア語の表記はSplitで、英語が分かる人は「ヘンな名前だな」と思ったことでしょう。splitは英語では「分ける」といった意味ですからね。
ただこのSplitは、古代にこの地域に植民都市を作ったギリシャ人がつけたアスパーラトス(Ασπάλαθος)から来ています。英語のSplitとは関係がないんですよね。イタリア語ではSpalatoというそうです。
では、そんなスプリットを街歩きした感想をここでシェアしたいと思います。
海辺は賑やかで、まるでリゾート
僕がスプリット市街に入って最初に抱いた感想は、「ここは南国のリゾートか!」という驚きでした。
だってほら、
ヤシの木が生えてるし。南欧は比較的暖かいとはいえ、まさかヨーロッパでヤシの木を見るとは思わなかったです。
だって、ヨーロッパって世界的に見たら緯度が高い地域ですからね。クロアチアだって、北海道とそう変わらないですよ。
ただ地中海周辺は暖かい気候なので、まあそういうこともあるのかも知れません。
スプリットの海辺はヤシの木が並ぶ、まるで南国のパラダイス。北欧を始めヨーロッパじゅうから観光客が来るのも頷けます。
スプリット旧市街の南側、海に面した通りはリヴァ(Riva)と呼ばれるそう。
留まっている船、ヤシの並木、レストランのテラス席と、リゾート感が思い切りにじみ出ている場所です(にじみ出ているというかリゾート感全開)。
初日のランチはここでとりました。ラップのようなものと、ビール。
ビールは缶ビールをグラスに注ぐだけですが、けっこう美味しかったです。オジュイスコと読むのかな。
そういえばスプリットは南国のリゾート感満載の街でしたが、空港もかなりリゾート感を出していました。
空港の建物から出たとたんに蒸し暑い空気が襲ってきて、ここは本当にヨーロッパなのかと疑ってしまいました。
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北欧とも東欧とも違う、迷路のような旧市街
さて、スプリットの目玉と言えば、なんといっても世界遺産に登録されているスプリットの旧市街。
ここでは北欧とも東欧ともキャラクターの違う、南欧ならではの街並みが楽しめます。
旧市街の東側。通称「銀の門」と呼ばれる、旧市街への入り口です。こういう薄黄色の石で造られた町って、北欧や東欧などのヨーロッパの他の地域ではあまり見ないですよね。
スプリットの旧市街には東西南北4つの門があって、それぞれ銀、鉄、青銅、金の名前がついています。
銀の門から旧市街に入ると、露店とレストランが並ぶ旧市街の目抜き通りに出ます。僕はここでラベンダーのバッグを買いました。100円くらいだったけど、買ってから3年以上たった今でも香りが消えないスグレモノ。
見えているのは、旧市街イチの名所・ディオクレティアヌス宮殿にある聖ドムニウス大聖堂とその鐘楼。
ディオクレティアヌス宮殿については後で詳しく見ていくので、ここでは飛ばします。
ディオクレティアヌス宮殿から少し進むと、高さのある建物がひしめく、迷路のようなエリアにたどり着きます。
これが異国情緒が半端いない。本当にタイムスリップしたかのよう。
とりあえず周りの人間が洋服を着ていたので、かろうじて現代にいるのを忘れないでいられる感じ。
こういう狭い路地の雰囲気がたまりません。
でもたまに室外機なんかを見かけると、急に生活感が出てきますね。
旧市街の北側の出入り口。通称「金の門」。
迷路を西に抜けると、広いところに出ます。人民の広場です。この辺りに来ると、古代ローマから一転中世かルネサンス期あたりに時間を巻き戻した感じがします。
観光客向けのレストランが並んでいるのは、こういう手合いの広場にはありがちな感じですよね。
写真には映っていませんが、旧市街の西の入り口「鉄の門」は、奥の方にあります。
ユピテルの神殿。奥に建っているのは聖ヨハネの像だそうです。
カトリック教会にありがちなゴテゴテと飾り付けた感じがなく、それが逆に荘厳さを醸し出しているような。
共和国広場。「広いとこに出たなあ」と思っただけで通り過ぎたものの、イベントなどが開かれる場所なんですってね。
ちなみにスプリット旧市街には、地下空間があります。
僕らは半ば迷い込むようにしてここに足を踏み入れたのですが、ここでは色々なお店が出ていました。
とても素敵な雰囲気の空間ですね! ちなみに奥の出口は、4つある旧市街の門が一つ・青銅の門です。
あのディオクレティアヌス帝の宮殿
ペリスティルという広場。
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宮殿の鐘楼から旧市街を360度ビュー
ドムニウス大聖堂の隣には鐘楼が立っていて、観光客は上に登って景色を楽しむことが出来ます。
僕は旅行で新しい町に訪れたらほぼ必ず「高い所に登って街を一望する」ようにしているので、鐘楼にももちろんトライです。
足がすくみそうな高さです。
いつの間にか周りの建物より高い所に着いていたりして。
上まで登るのは大変ですが、登った先ではスプリット旧市街の眺めを360度楽しむことが出来ます。
文字通り、360度です。
北方面。
東方面。港が見えますね。
西方面。マルヤンの丘が見えます。
南……正確には南西ぐらいだけど、スプリットの海岸線が良く分かります。
丘の上から夕焼けに染まる旧市街を一望
スプリット旧市街を上から眺められるスポットは、ドムニウス大聖堂の鐘楼だけではありません。
旧市街の西方1キロ弱いったところに、マルヤンの丘(Marjan)と呼ばれる小高い丘があります。
やはりスプリット観光の中心・旧市街を離れただけあって、人通りはかなり減りました。
丘の上に登るとは言っても、何も頂上まで行くことはありません。森が始まったくらいのところに、整備された展望ポイントがあります。
いい眺めです。
帰りは、迫りくる旧市街の景色を十分に見ながら市街へ戻ることができます。
そういえば、夕食は旧市街の西にちょっと行ったところ、つまりマルヤンの丘へ向かう途中にあったレストランでいただきました。
もともとクロアチアでは何食か贅沢すると決めていましたので、魚のスープ+マグロのステーキを頂きました。まあ、贅沢とはいっても安いのを選んだんですが、それでも美味しかったです。
クロアチアは料理は美味しい国ですね。さすが地中海に面している国。
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ムダ話:ワインがペットボトル入りで売ってた
最後にちょっと無駄話をば。
旧市街からホステルに帰る途中でスーパーに寄ったんですが、そこで見たのが、ペットボトル入りのワイン。
ビールがペットボトル入りで売られているのはスロバキアで見たことがあったんですが、まさかワインもペットボトルで売られているとは。
しかしでかいな。2リットルくらい入っているんだろうか。
日本でもペットボトル入りのワインがないわけではないけど、こう大きいのがいくつも売っているのはさすがに見たことないですね。
右の2つは1000円前後だし、AKCIJA!というタグがついているものに関してはなんと500~600円台。
たしかにクロアチアはワインが有名な国だけど、それにしても廉価過ぎませんか。
ふつうのフルーツジュースもありました。
クロアチア・スプリット観光に便利なサイト
いかがでしたでしょうか。今回は南欧の美しき国クロアチアの第2の都市・スプリットを写真でお送りしました。
最後に、クロアチア・スプリット観光の際に便利なサイトを並べておきます。
- クロアチア政府観光局のページ
- CROTABI
- Omioでヨーロッパ中の鉄道やバスを検索する
- Booking.com
- ホテルズドットコム
- アゴダ
- エクスペディア
- Flixbus
- JTBで航空券、ホテル、パッケージツアーを探す
- HIS(エイチアイエス)で航空券、ホテル、パッケージツアーを探す
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