こんにちは。めいげつです。
ドイツ第4の都市ケルンで伝統的に作られているビールが、ケルシュ(Kölsch)というビール。ケルンを訪れたら、ビールに慣れていない人でもぜひ試してほしい地ビールです。
ケルン市街地に合って、ケルシュを出しているお店の一つがFrüh am Dom(フリュー・アム・ドーム)。大聖堂のすぐ近くにあるビアホールです。
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大聖堂近くのビアホール
Frühはケルンでケルシュビールを作っている醸造所のひとつ。Früh am Domはそのビアホールです。
名前のam Domは「大聖堂のそばの」という意味で、その名のごとく、ケルン大聖堂から徒歩1分程度の場所にあります。
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店内はもの凄く広く、席数もかなり多いです。「開いている席にどうぞ」的な感じで案内されても正直途方に暮れます。
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Wappensaal(ヴァッペンザール)という部屋で開いている席に適当に座りました。
「とりあえずビール」と言わんばかりにケルシュを頼みました。

ケルシュビールは、伝統的にこの細長い「シュタンゲ」というグラスでサーブされます。
それはいいものの、量が200mlと少ないため、期待していたよりもかなり小さく感じられます。これくらいなら一気飲みできそう。ちなみにケルシュ一杯で1.9ユーロです(約230円)。
ケルシュビールは、エールを作るのに使う上面発酵酵母を使いながらも、ラガーつまり下面発酵の製法=低温で長期間発酵させる、という製法で作られます。
シャンパンやトカイワインのように、ケルン周辺で作られたものだけが正式に「ケルシュ(Kölsch)」を名乗れます。つまりケルンの外で作られたものはあくまで「ケルシュ風」でしかないわけです。
ラガーの製法で作られるだけあって飲み口はさっぱりで、とても飲みやすい味わい。それでもエールのようなフルーティな香りがほんのりと感じられます。ビールに慣れてない人でも飲みやすいかも。
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ここでビールをたらふく飲み、腹いっぱい食べようと意気込んできたわけですが、ふと財布をみるとなんと10ユーロ札と数枚のコインないとうい事態に。
ウェイターのおじさんにカード払いできるかと聞いたものの、「キャッシュオンリー」と言われてしまいました。
なのでフードはオランダ風チーズとライ麦パン(4.6ユーロ)を頼みました。ビール好きとしてケルシュをケチるわけにはいかないので、軽めのツマミで我慢です。
ただ、このチーズは良いチョイスでした。結構臭みがある(僕好みの)チーズなのですが、それが意外とケルシュの繊細な香りとも合うんです。さすがケルシュを伝統的に作ってきた醸造所直営ビアホール、フードとビールの組み合わせがグッドです。
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シュタンゲの小ささは、手と比べるとある程度サイズ感が分かるかと。ちなみに僕の手はそんなに大きくないです。

ビールやフードを頼むと、こんな風にコースターに書かれていきます。通常のビールは値段固定なので、ピッと線が引かれるだけ。フードは値段がそのまま書かれます。
ちなみに「ケルンのビアホールでは、ビールを飲み干すと自動的におかわりが出される」らしいのですが、僕の場合は一回一回「もう一杯いる?」と確認してくれました。お客さんが少なかったからかな。
これは僕が行ったもう一つのビアホール、Brauhaus Sionでも同様でした。もう少し混雑していればまた違ったのかも知れません。
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お会計。レシートは出されずにコースター上に書いてくれました。
合計10.3ユーロで、ギリギリお金が足りました。
ちょっとフードが少なかったですが、人生初のケルシュ体験は満足という良い結果で終わりました!
Früh am Dom(フリュー・アム・ドーム)
【住所】Am Hof 12-18, 50667 Köln
【ウェブサイト】https://www.frueh-am-dom.de(ドイツ語のみ)
【営業時間】近日更新
【電話番号】+49(221) 2613-215
【メールアドレス】gastronomie@frueh.de
現金払いのみ
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