僕は外国語を4つほどのんびり学習していますが、その中の一つがロシア語。
ロシア語は、日本人の大半にとっては未知の言語かと思います。あるいは、「難しい言語の代表」のように考えている人も多いかも知れません。
ここでは、ロシア語の特徴や難しい点と簡単な点、それからおすすめの教材を紹介していきます。
「ロシア語がどんな言語か知りたい」という方や、「ロシア語を学んでみたいけどどの教材が良いか分からない」という方には参考になるかと思います。
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ロシア語はどんな言語なのか?
ロシア語は、「インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派東スラヴ語群」の言語です。
つまりは、
- 「インド・ヨーロッパ語族」という言語グループはいくつかのグループに分けられていて、その中の「スラヴ語派」というグループ
- その「スラヴ語派」がさらにいくつかのグループに分けられていて、その中の「東スラヴ語群」←ココ
ということ。
「インド・ヨーロッパ語族」は、おなじみの英語やフランス語、ドイツ語をはじめ、ペルシャ語やヒンディー語等も入っている巨大な言語のグループ。
こういった言語が1つのグループにまとめられているということは、分かっている範囲内で祖先が同じだということが分かっているのです。
ロシア語はヨーロッパからインドに至る多くの言語ともつながりがあるのです。もっとも、そのつながりを感じることはほとんどありませんが。
ちなみに「スラヴ語派」というのはこの「インド・ヨーロッパ語族」のうちいくつかの言語をまとめた下位グループです。主に東ヨーロッパと、それこそロシアで話される言語がまとまっています。
スラヴ語たちは文法や単語、発音などで共通点が多いので、こうして1つのグループにまとめられているのです。
スラヴ語にはロシア語以外にも、ウクライナ語・ポーランド語・チェコ語・セルビア語・ブルガリア語などがあります。
「東スラヴ語」は、そのスラヴ語の中でも東方で話されている言語をさらにグループ分けしたもの。東スラヴ語には、ロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語が入っています。
この3つは、他のスラヴ語と比べてもよりいっそう似通っています。
ロシア語の特徴
ロシア語の特徴をざっくりあげるとすれば、以下のようになるでしょう。
- 子音が多い
- 名詞の「格変化」や動詞の「活用」など、変化が多い
- アクセント(強勢)のある言語
- キリル文字を使う
跡でも説明しますが、子音が多いです。区別する子音の数が多いというよりは、母音に対して子音の登場頻度が高いということ。
個人的な印象では、子音が多いといわれる英語やドイツ語よりも多いように思います。
ロシア語は、名詞や動詞がたくさん「変化」します。こちらもあとで説明しますが、名詞は6つの格を持つので単複あわせて12、動詞の変化形は20以上。
ロシア語は、アクセントのある言語です(「アクセント」は正しくは「強勢」と言いますが)。
1つの単語が1つ強勢=アクセントを持ち、アクセントのある母音が強く発音され、それ以外の母音は弱めに発音されます。英語やドイツ語と同様なリズムを持っているのです。
ロシア語はどこで話されている?
ロシア語は、世界でも指折りの大言語。エスノローグというサイトによると、約2億5800万人がロシア語を話すそうです。日本語人口の倍くらいでしょうか。
ロシア語はロシアだけでなく、東欧のベラルーシ、中央アジアのカザフスタンとキルギスの4ヶ国で公用語になっています。
また、ヨーロッパで最大の言語はロシア語だそうです。
公用語になっていなくても、ロシア語は旧ソ連地域を中心に幅広く通じます。
エストニアやラトビアといったバルト三国にはロシア人がたくさん住んでいますし、中央アジアのウズベキスタンなどはロシア人でなくともロシア語がかなり通じます。
僕は旅が好きな人間なのですが、こうしてみると旅行先で使う言語という観点でもロシア語は魅力的です。
ロシア語の難しい点
正直に言うと、ロシア語には簡単な点よりも難しい点の方が多いです。
発音が難しい
ロシア語で難しいのは、なんといっても発音。簡単な音韻構造をもつ日本語の話し手にとっては、もはや悪意を感じるレベルです。
母音は5つしかないので、難しいのは子音のほうです。
まず子音の数が違います。数え方などにもよりますが、日本語の子音は16個ほどで、ロシア語は21つ。
それにプラスして、ロシア語は日本語よりも音韻構造がはるかに複雑です。
日本語の場合は、子音+母音が基本で、たまに母音のあとに「ン」や小さい「っ」がつくぐらい。
子音をC、母音をVに置き換えると、日本語の音節はVかCV、たまにCVCがあるというぐあいです。
ロシア語はそうはいきません。CVCなんてシンプルな方です。CCVCとかCVCCなんてザラだし、CCCCVなんてのもあるくらい(例:взглянуть=vzglyanut’)。
しかも、子音が続くバリエーションも豊かです。
英語やフランス語を学ぶ日本人はstengthやstraightforwardなどの発音でひいひい言っていますが、ロシア語にはもっとたくさんあります。
たとえばздравствуйте=zdrastvuytyeに代表されるようなzdr-とか、знать=znat’のようなzn-、ждать=jdat’のようなjd-みたいな子音連続がホイホイ出てきます。ロシア語は子音が山盛りなんですね。
そして最後に硬子音と軟子音の区別。硬子音はふつうの子音なんですが、軟子音というのは日本語の小さいやゆよ(ゃゅょ)がついたような子音。
日本語にもあるなら簡単じゃん、と思ったあなた。そうは問屋が卸しません。
この軟子音も、上に挙げたような子音連続に加わるほか、Lの軟子音など日本語にない音もあるわけです(例:смерть, только,поверьте, Львовなど)。
「ロシア語は周波数が高い」という噂がありますが、これは何もロシア人が金切り声で喋ってるとかではなくて、単純に「弁別する子音が多い&子音の登場頻度が多い」という理由によるものでしょう。
子音は母音よりも周波数が高い傾向にあるので、それがたくさんあればあるほど周波数は高くなりますよね。
不規則なアクセント(強勢)
前の項目に続いて発音の話。
みなさん英語を学んだことがあるなら、英語のアクセント(正しくは「強勢」)の位置に苦労した覚えがあるでしょう。
なんとロシア語のアクセントはもっと複雑。アクセントが単語によって違うだけでなく、何なら1つの単語でも変化形によってアクセントの位置が変わるものもあるのです(!)。
- голова́「頭」(ガラヴァー:ヴァーにアクセント)
- →го́лову「頭を」(ゴーラヴ:ゴーにアクセント)
- сторона́「側、サイド」(スタラナー:ナーにアクセント)
- →сто́роны(複数形主格)(ストーラヌィ:トーにアクセント)
- →сторона́м(複数形与格)(スタラナーム:ナームにアクセント)
- хоте́ть「ほしい、~したい」(ハティエーチ:ティエーチにアクセント)
- →хо́чешь(2人称単数)(ホーチェシュ:ホーにアクセント)
- →хоти́м(1人称複数)(ハティーム:ティームにアクセント)
さらに母音によっては、アクセントがあるかないかで発音が変わります。
оは、アクセントがある時は「オー」のような発音になりますが、アクセントがない場合は弱体化して、曖昧な「ア」のようになります。
еは弱まるとイのような発音になります。
いちおうаやуも弱くなるんですが、まあほとんど気にしなくていいでしょう。
英語と似ている単語が少ない
先ほど「ロシア語はどんな言語なのか?」のところで書いた通り、同じインド・ヨーロッパ語族でも英語はゲルマン語で、ロシア語はスラヴ語というグループに分けられます。
祖先は同じだけれど、ずっと昔に枝分かれしたのでかなり共通点が少ないんですね。
実際英語とロシア語を聴いてみても、もはや同じ祖先だとは思わないでしょう。
それがどういうことかというと、単語を覚えるのが大変になります。僕たちが慣れ親しんだ英語と全然違うんですから、意味を類推するのはまず無理です。
少し比べてみましょう。
英語 | ロシア語 | |
---|---|---|
歩く | walk | идти/ходить |
食べる | eat | есть/съесть |
目 | eye | глаз |
部屋 | room | комната |
ニンジン | carrot | морковь |
豆 | pea | горох |
肉 | meat | мясо |
勉強 | study | учёба |
科学 | science | наука |
町 | city | город |
道路 | road | дорога |
時間 | time | время |
空気 | air | воздух |
もちろん、университетやэкономикаといったラテン語やギリシャ語由来の単語など、英語と似ているものがないこともありません。が、それは抽象度が高い専門用語ばかりでけっこう稀なケース。
他の大多数の単語たちは、地道に覚えていくしかないのです。
名詞と形容詞に男性、女性、中性がある
ヨーロッパの言語に男性名詞と女性名詞があるのは有名な話でしょう。
ロシア語の場合はこれが「男性、女性、中性」の3つあり、それにともなって形容詞も「男性、女性、中性」に変化させねばなりません。それがロシア語の格変化と組み合わさってきます。
試しに、「温かい」という意味の形容詞горячийの活用表を見てみましょう。
これだけあるのです(日本語版は見つかりませんでした。悪しからず)。masculineが男性、neuterが中性、feminineが女性。
なので、
- 「温かい食べ物」ならгорячее блюдо(блюдоは中性名詞)
- 「温かいスープ」ならгорячий суп(супは男性名詞)
- 「温かい魚卵」ならгорячая икра(икраは女性名詞)
……としなければなりません。
ちなみに属格にするならгорячего блюда、горячего супа、горячей икрыとなります。
せめてもの救いは、男性と中性の格変化がほとんど同じことと、複数形では男女中の区別がほとんどない(実はゼロではないけど)ことでしょうか。
ちなみに、格変化じたいはさほど難しくないですよ。数も多くないし。ただ形容詞が絡んでくると一気に難しくなる、というのが僕の感想です。
動詞の活用と時制が複雑
名詞と形容詞が複雑なら、動詞だって複雑なのがロシア語。
ヨーロッパ言語によくある「主語の人称に応じて変化」と「時制による変化」は、もちろんロシア語でも健在。
現在形と過去形では変化のパターンが違います。
現在形なら主語の単数複数および1人称2人称3人称で活用しますが、過去形では主語の性別(男女中)で変わります。この一貫性の無さ。
ただ正直に言えば、動詞の活用に関してはフランス語のほうがずっと大変です。
むしろそれより厄介なのが、「完了体」と「不完了体」の存在。この違いにより、意味が同じ動詞でも2つの動詞があります。
たとえば「注文する」は日本語や英語では動詞が1つですが、ロシア語にはзаказатьとзаказыватьの2種類あります。これが、全部とは言わないけど、大多数の動詞に存在するわけです。
「完了体」と「不完了体」は何かというと、ざっくりいえば「完了体」が継続しない動作を表し、「不完了体」が継続的な動作を表すということ。
パン、と手を叩くのなら完了体だけど、パンパンパン……と手を叩き続けるなら不完了体、というイメージでしょうか。僕も100%理解したわけではないんですが。
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ロシア語の簡単な点
母音は5つで比較的簡単
ロシア語の母音はアイウエオの5つです(カタカタで書くのも良くないんですが、とにかく5つです)。
もちろんオとウは口を丸めるなど細かい違いはありますが、母音が10以上ある英語やフランス語に比べると全然楽ですよ。
アクセントのある場合のない場合で発音が変わる母音もありますけど、母音そのものの発音はあまり苦労しないと思います。
キリル文字(ロシア文字)はさほど難しくない
ロシアと言えばあの不思議な形のキリル文字(ロシア文字)。日本人の大多数には未知の文字なので、身構えてしまう人が多そう。
でも、キリル文字そのものはそんなに難しくありません。というのも、
- キリル文字はアルファベットである
- ラテン文字と似た文字がいくつもある
- 例外がかなり少ない
キリル文字は1つの母音と子音が1つの文字に対応したアルファベットで、英語のアルファベットに慣れた人にはさほど難しくないでしょう。
キリル文字にはラテン文字と似た文字がいくつかありますし、母音字にも似てるのが多いので「どれが子音でどれが母音か分からない」なんてことには(あまり)ならないかと思います。
試しに、同じくアルファベットのジョージア文字やアルメニア文字を調べてみてみて下さい。
それに例外も少ないので(といってもロシア語に関してはいくつかあるけど)、意外とすぐに覚えられますよ。
キリル文字については、以下の記事でもう少し詳しく書いています。
教材が比較的多いこと
ロシア語は、日本では比較的マイナーな扱いをされている印象があります。
でも世界的に見れば、ロシア語は圧倒的メジャー言語。エスノローグに寄れば約2億5800万人の話者がいる世界第8位の言語だし、国連の6つの公用語の1つでもあります。
ロシアだけに限らず旧ソ連地域を中心に幅広く通じるので、メジャーじゃないわけがありませんね。
そんなわけで色々な大学でロシア語のコースが開講されているし、独学用のリソースも充実しています。英語やフランス語ほどではないにせよ。
教材に関しては、記事の後ろのほうでオンラインとオフラインのものを紹介しますね。文法書やリーディング教材、YouTubeなども。
ロシア語を学ぶメリット
正直なところ、英語と中国語を除けば、ロシア語ほど日本人にとって重要な言語ってないんじゃないだろうかと思います。
まず使える範囲が広い。世界最大の領土を誇るロシアと、旧ソ連地域でかなり通用します。
ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、キルギス、ウクライナの5ヶ国でロシア語が公用語になってます。ユーラシア大陸の北半分で通用しても過言ではないかも。
それに、なんといってもロシアは日本の隣国。ロシア語は、政治的・地政学的にも重要な言語といえるでしょうね。
また、ロシア語はスラヴ語なので、ある程度学習すれば他のスラヴ語学習にもかなり応用できます(スラヴ語同士はかなり似ているので)。
スラヴ語の国には、チェコやスロヴェニアなど生活水準が高く民主的で、比較的オープンな国もありますので。
それに、キリル文字覚えれば他のキリル文字言語にも少しとっかかりやすくなりますね。カザフ語やモンゴル語、タジク語など。
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独学用・ロシア語の教材
まずはとっかかりにRussianPod101.com
RussianPod101.comは、ロシア語を学んでいる人や、これから始める人向けのサービス。
YouTubeチャンネルには、ロシア語のフレーズを紹介する動画や、短めのリスニング練習の動画、単語を覚える動画などが用意されています。
「ロシア語をこれから始めてみようかな」と思い立った人は、まずここから始めてみて、ロシア語がどんな言語なのかをつかむと良いでしょう。
全編英語ですが、基本的な英語が分かっていれば問題ないですよ。
文法書
『初級ロシア語文法』
ロシア語界隈では有名な、言語学者の黒田龍之助氏の著書。
文法書にありがちな硬さはあまりなく、ロシア語をこれから勉強しようと思った人におすすめな文法書です。
『これならわかる ロシア語文法 入門から上級まで』
こちらは初級文法を終えた人、中級以上のロシア語学習者向けの分厚い文法書。
本書の魅力はなんといってもカバー範囲の広さ。初心者が学ぶ内容から、上級者向けの内容まで幅広く、細かく載っています。
初級者が最初から読み通すというよりは、中級以上の学習者が時折参照する便覧のようなものですね。それにポップなデザインでとても読みやすいです。
リーディング教材(本)
『日本人が知りたいロシア人の当たり前 ロシア語リーディング』
希少なロシア語のリーディング教材。ロシア文化や社会について、テーマごとに短い文章をロシア語で読んでいきます。音声は別売り。
難易度はけっこう高め。これをすべて読み通したら、けっこうな力がつくはずです。という僕は、まだ全然読み通せていないんですが。
Short Stories in Russian for Beginners
ロシア語で書かれた短い物語を集めた本。
少し肩の力を抜いて、楽しみながらロシア語を学びたい人にピッタリです。
リーディング&リスニング教材(ネット)
Slow Russian Podcast
Slow Russian Podcastは、短いロシア語の文章(たまに会話)を、ロシア語ネイティブのホストがゆっくり読み上げ、英語で解説してくれるポッドキャスト。
会話文の場合はナチュラルスピードの「生きた」ロシア語が聴けますが、それもちゃんと一文一文解説&英訳してくれるので心配なし。
テーマはロシアの文化や社会、歴史。公式サイトでは各ポッドキャストの文字起こしもあるので、文字を見つつ聴くと効果的です。
Taste of Russian
ロシアの文化や社会といったテーマから、「休暇に出かける」などのスキットも。
このサイトの良いところは、サイト上でフルの原稿がPDFファイルで手に入ること。こちらは解説もすべてロシア語ですが、解説も含めてすべて文字で起こしてありますので、多読にも良いかと。
2007年から続いているサイトなので、コンテンツのストックが結構たまっていますよ。
Russian Progress
こちらはYouTubeチャンネル。自身も多言語を学習しているロシア人男性が運営するチャンネルです。
Vlogのようなものから、旅の動画、他のポリグロットと交流する動画などなど。上の2つと違ってこちらは動画なので、視覚的コンテンツもあわせて楽しめるのが魅力ですね。
字幕をオンにすれば字幕が表示される(ロシア語と英語)ので、それを見ながら聴いてみるといいでしょう。
Easy Russian
Easy Russianは、YouTubeで展開しているメディアプロジェクト・Easy Languagesのロシア語部門。
「クリスマス」「サンクトペテルブルク」「ロシア人のステレオタイプ」といったテーマで、ロシア国内(外)の都市で通りすがりの人にインタビューをする動画が上がっています。
Easy Russianのいいところは、教科書のCDのようなきれいな音源とは違う「生きた」ロシア語が聴けるところ。インタビュアーも答える人もけっこう早口だし、リラックスしている感じ。
単語集
『これなら覚えられる!ロシア語単語帳』
ロシア語を学ぶにあたって、僕が最初に手にした単語集。
基本的なロシア語の単語が例文といっしょに載っています。
『ひとり歩きの会話集 ロシア語』
僕のような旅好きにおすすめの一冊。旅行中に使いそうなロシア語のフレーズがたくさん載っています。
上で紹介した『これなら覚えられる!ロシア語単語帳』よりも、収録数は多いです。
この2冊あれば、かなりの単語数&フレーズをカバーできるのではないでしょうか。
ロシア語を実際に使ってみた所感
今から数年前に、中央アジアの国ウズベキスタンを一週間ほど旅行しました。
ウズベキスタンはかつて旧ソ連を構成した共和国で、今でもロシア語が広く通じます。
ロシア語の本場たるロシアもぜひ行ってみたいんですが、あいにくまだ行けておらず。
結論から言うと、旅行中の用事を済ませる分にはかなり使えました。たとえば道を尋ねたり、タクシーの値段交渉をしたり、レストランで注文や会計をしたり。
乗り合いタクシーに乗り合わせた人や、駅のカフェの主人とちょっとした会話を楽しんだりもしました。
ただ、あまり複雑な会話は出来なかったという意味では課題も多いです。
当時僕がウズベキスタンに行ったときは、ロシア語の学習時間は正味3ヶ月足らずといったところでした。
それでもこれだけできたのは、ちゃんと初級文法をおさえたことと、数字をしっかり覚えたことが大きいかと思います。
ちなみに、ウズベキスタンの観光地では英語が分かる人もけっこういましたよ。もう数年たてば、ロシア語がいらなくなり英語だけで旅行できるようになっているかもしれません。
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まとめ:日本語の対極にあると言えそうなロシア語
以上、ロシア語の難しいところと簡単なところ、それからロシア語の教材などについてお届けしました。
ロシア語は、はっきりいって難しいところだらけです。今まで学習した英仏フィンランド語の中では一番難しいかも。
それでも使える範囲という意味でとても魅力的なので、のんびり継続していきます。
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Thumbnail Image Credit: elianemey / Pixabay
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