こんにちは。めいげつです。

世界に数多ある言語。その数は、数え方によって数千にも登るとか。

世の中にはいろいろな言語がありますが、「何か外国語を学びたい」と思った方、どの言語にするか迷ったことがあるのでは。

ここでは、地理・人口などの観点からみた日本人におすすめな言語をリストアップしていきます。

  • 大学の第二外国語選びに悩んでいる方
  • 役に立つ言語を知りたい方
  • 趣味として新しい言語を学びたい方

……はぜひ参考にどうぞ!

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大前提:自分の興味のある言語を学ぼう

Tumisu / Pixabay

まず大前提として、自分が興味ある言語、興味ある国の言語、あるいは関心のある業界で使われる言語を学ぶのが絶対良いということを言っておきます。。

「好きこそものの上手なれ」と諺でもいうように、好きパワーというものは半端ないので、嫌いor興味がない言語をやるよりも段違いで身につきます。

たとえば、

  • 北欧に興味があって、デンマークのデザインが好きならデンマーク語、アルヴァ・アールトに興味があるならフィンランド語
  • 南の国が好きならタイ語やインドネシア語とか。ハワイ語も楽しそうですね。アーユルヴェーダに興味があるなら南インドの言語が良いかもしれません。
  • ファッション好きならフランス語やイタリア語、オペラ好きならドイツ語など
  • 旧ソ連地域に興味があるならロシア語は避けられないでしょう。中東に関心があるならアラビア語やペルシャ語、トルコ語(などのテュルク語)など

……こんな感じです。英語が好きなら英語を極めたっていいんです。また日本で生まれ育っても日本国外にルーツがあるのなら、その言語でも良いでしょう。

ただ、英語や中国語などのメジャー言語以外の言語となると、どうも二の足を踏んでしまう人が多い印象。ようするに学んだところで役に立つのかが心配だと。

でもこの世で誰かが話している以上、学んでも役に立たない言語なんてありません。需要がどれくらいあるとか、仕事で得られる報酬がどれくらいかというような指標を使って、役に立つ度合いを勝手に決めているだけだから。

仕事で必要だから学ぶのであれば別だけど、趣味として学ぶなら関係ありません。興味のある言語をとことんやりましょう。

それでは、ここからは日本人におすすめしたい言語と、役に立ちそうな言語の選び方をみていきます。

注意して頂きたいのが、「日本人にとって簡単な言語のリスト」ではないことです。簡単な外国語など存在しません。フレーズを何個か覚えてテキトーに簡単なことを喋り、その場を多少盛り上げる程度ならどの言語でもできます。

ここではちゃんと真面目に学び、ある程度のレベルに持って行くことを想定しています。

一番ツブシが利く、もはや国際語:英語

Rousseau / Pixabay

英語は、大多数の日本時にとってもザ・外国語。日本全国で義務教育で学べるおそらく唯一の外国語。最近では小学校でも英語教育が始まったそうですね。

英語はいまや世界中で国際的なビジネスの共通語と言っても過言ではないかもしれません。アメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、シンガポールといった経済的にも有力な国々の公用語でもあります。英語を公用語とする国は59ヶ国もあります。

英語を母語としない人同士の会話でも英語がリンガ・フランカとして機能することも多々あります。

ビジネスではなくとも、外国を訪れる時は、英語を覚えておけばかなりの確率で現地の人とコミュニケーションがとれます。そういう意味で最も「ツブシが利く」のです。

それに、おそらく日本人のほとんどは(小)中高で英語を習っているし、日本語に英語由来の外来語がたくさんあるし、町を歩けば英語の看板などがあちらこちらで見かけます。ブランクがあっても、ある程度ベースがあるため勉強しやすい言語と言いえるでしょう。

英語の特徴

ただ言語の特徴を見ると、英語は決して日本人に学びやすい言語とはいえません。英語と日本語は、対極に入りすると言ってもいいくらい違います。

まずは発音。英語は母音と子音が日本語よりも多いです。LとR、SとTH、lawとlowなど日本人が苦手とする発音は多いです。

また音節構造が単純な日本語(多くが子音1つ+母音1つという構造)に比べ、英語では子音が連続したり、そもそもリズムが違ったりするので大変。

文構造もまるで違います。英語は単語がほとんど変化しないため語順がかなりものをいいますが、語順が比較的自由な日本語話者には少しなじみにくいですね。

英語の教材は多いですが、教材が多ければそれだけ言語が簡単になるわけではありません。

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近隣諸国の言語

結局日本の地理を考えると、やはり近隣諸国で使われる言語がおすすめということになるでしょう。

僕としては、英語にプラスして中国語・韓国語・ロシア語の少なくともどれか1つは義務教育で教えるべきだと思っています。

隣国と陸続きのヨーロッパ諸国では基本的に、隣国あるいは影響力の強い欧州言語を学校で教わりますし、こうすれば地域間の相互理解も向上するでしょう。

英語だけじゃダメってことはないですが、やはり中韓露は日本の隣人です。基礎的な部分だけでもおさえておくべきじゃないでしょうかね。

こういった国々に強烈な嫌悪感を抱く人は、これらの地域出身の人々とどれくらいコミュニケーションをとってるんでしょうか。

中国語

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言わずと知れた世界最大の言語・中国語。中国語といっても、ここでは北京語をさします。マンダリンと呼ばれるものです。

世界一の話者人口を誇り、今ガンガン成長を続けている地域。中国はもうすでに覇権国家の様相を帯びてきていますね。また経済だけでなく観光という点でみても、魅力的な国です。

中国語を公用語としているのは中国だけでなく、台湾(国と見なすかは意見が分かれそうですが)とシンガポールもそう。

また、世界中に散らばる中国語人口とのコミュニケーションツールとしても使えます(ただし華僑には広東語などの話者も多いですが)。

中国語の特徴としては、単音節語が多く、四声と呼ばれる声調の違いで意味を弁別すること。maに4種類の発音があるのは有名ですね。

頭子音+母音+末子音+声調の4要素があるので1音節あたりの情報量が多いんです。

日本は文化的に中国から多大な影響を受けていて、日本語の語彙の大部分が中国語由来。漢字を使うことも共通しているので、その意味では他の言語の話者に比べてアドバンテージがあると言えるでしょう。

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韓国語(朝鮮語)

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おそらく世界で最も日本語に近い言語、韓国語。日本海を挟んで隣国の韓国(大韓民国)と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の公用語です。

韓国は、一人当たりGDPや労働生産性ですでに日本を抜きました。近年は電化製品などを中心に韓国製品のプレゼンスが高まっている印象があります。K-POPなどの文化的要素もはずせませんね。

文法的に日本語と似た部分があるとはいえ、そうそう簡単にはいきません。

とくに発音。母音は日本語よりも多いですし、パッチムの発音は多くの日本人が苦手とすることでしょう。

漢語由来ではない土着の語彙では、日本語とかなり違いがあります(逆に漢語ならばけっこう似ていることもある)。

ロシア語

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世界最大の領土を誇る国・ロシア。その領土は東ヨーロッパからユーラシア大陸の東の果てまで広がっています。

ロシア語が公用語の国はロシア、カザフスタン、ベラルーシ、キルギス、ウクライナ5ヶ国。

公用語に制定している国となると意外と少ないですが、それ以外でも旧ソ連の構成国では今でもロシア語が今でも広く通用します。

ロシア語は、英語と同じインド・ヨーロッパ語族の言語です。ただし同じ語族とはいっても、相互理解は全くできません。

ロシア語はキリル文字(ロシア文字とも呼ばれます)で書かれる言語。

ですが、ラテン文字と同じくアルファベットである上に共通する文字も多いため、そこまでの障壁にはならないと思われます。

ロシア語の特徴は、複雑な変化形と複雑な発音。名詞と形容詞に3種の性別と格変化があるほか、動詞も時制や主語の人称や数によって変化します。おまけに英語以上に子音がたくさん続きがちで、発音もとっても複雑です。

少々日本人にはとっつきにくそうな印象は否めませんが、その通用度を考えるとなかなか魅力的なはず。

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アイヌ語

厳密にいえば、アイヌ語は外国語ではありません。日本国内に存在する、いわば「内国語」です。ここ100年あまりで話者数が急激に減り、消滅危機言語のひとつに数えられています。

日本国内にも、消滅の危機に瀕している言語があるのです。直接経済的利益に結びつくとは思えませんが、言語の保全という観点で選んでみても良いかもしれません。

アイヌ語の特徴は、なんといっても抱合と呼ばれる文の組み立て方。1の語幹に「自分の」「繰り返し」といった色々な意味の接尾辞をつけて、1つの単語で1つの文章を構成することもできるのです。

  • yay-kew-tum-o-sir-ciw-reは「自分(の)・からだ・の中(=気持ち)・その尻(を)・地面(に)・刺さる・させる(=決める)」つまり「決心する」例文のソースはこちら
  • usa-oruspe a-e-yay-ko-tuyma-si-ram-suy-paは「いろいろ-うわさ 私(主語)-について-自分-で-遠く-自分の-心-揺らす-繰り返し」つまり「いろいろのうわさについて、私は遠く自分の心を揺らし続ける=思いをめぐらす」例文のソースはこちら

アイヌ語のほかにはネイティブアメリカンの言語にこういった特徴がみられます。要するに、日本語とは全く違った言語なのです。

インドネシア語

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インドネシア語は、人口およそ2億6000万人を抱える世界最大の島嶼国家・インドネシアの国語。インドネシアの南に位置する東ティモール共和国でも話者がいるとされています。

インドネシア語を母語として話す人の割合はさほど大きくないものの、リンガ・フランカ(共通語)として機能していることからインドネシア国内で広く使用されています。

音韻構造はヨーロッパの言語と比べてかなり単純で、子音がいくつも連続することはほとんどありません。

動詞の活用のような語形変化にも乏しく、名詞の性や文法上の数もないので、ヨーロッパの言語よりも敷居は低いかもしれません。

また、英語と同じラテン文字で書かれることからも、とっつきやすい印象があります。

ただしこれだけでインドネシア語が簡単だと判断してしまうのは早計。インドネシア語はオーストロネシア語族の言語で、日本語や英語など私たちになじみの言語からは遠い言語です。

そのため聞き慣れない単語を一から覚える必要がある(つまり意味の推測がしづらい)ほか、接尾辞を使った派生語が豊富にあったりとなかなか一筋縄でいかないのが現状のようです。

ベトナム語

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日本から地理的に近い国の言語といて、ベトナム語はどうでしょう。人口約9,762万人を抱えるベトナム社会主義共和国の公用語で、同国の人口の約86%をしめるキン族(越人)の母語です。

中国語の漢字文化の影響が強く残る言語ですが、系統としては隣国カンボジアの公用語クメール語と近い関係にあります(ただしクメール語には声調がない)。

文法は中国語と共通する部分が多く、文型はSVO(主語-動詞-目的語)が基本で、語形変化のかわりに語順で主語目的語などの統語関係を表します。

そう聞くと簡単そうに思えますが、ここからが本領。ベトナム語を学ぶ日本人の悩みはやはり発音でしょう。

日本語にはない内破音(韓国語のパッチムのようなもの)などの末子音に加え、声調は6種類もあります。中国語以上に1音節あたりの情報量が多いのです。

以前はチュノムという漢字表記が主流だったようですが、現在はラテン文字をベースに様々な記号を付け加えた「チュ・クオック・グー」という文字で書かれます。

タイ語

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タイ語は、東南アジアのタイ王国の公用語。

人口約6,600万人(2018年)のタイは、日本以上のの観光立国で、2019年には4000万人の外国人が訪れました。

系統としてはタイ・カダイ語族のカム・タイ語派で、隣国ラオスの公用語ラオス語とかなり近い関係にあるものの、それ以外の東南アジアの言語とはかなり遠いですね。

ベトナム語と同様、日本人学習者がつまづきやすいのが発音。声調は5つあり、母音が9つあり、帯気音や二重子音や種々の末子音など日本人には難しい発音のオンパレードです。

冠詞がないうえに動詞も変化しないなど文法では欧州言語に比べてやさしい点もあるものの、一筋縄ではいきませんね。

タイ語は、インド系の表音文字であるタイ文字で書かれます。同じ子音に複数の文字を使ったり、声調符号などに複雑なルールがあるほか、ヨーロッパの言語のような単語ごとの分かち書きはしないため、慣れるまでかなり難しいです。

話者人口が多い言語

単純に、話している人の数で学ぶ外国語を決める方法もあります。ネイティブと非ネイティブを含む、話者人口の多いランキングはこちら。

  1. 英語……約12億6800万人
  2. 北京語……約11億2000万人
  3. ヒンディー語……約6億3700万人
  4. スペイン語……約5億3800万人
  5. フランス語……約2億7700万人
  6. 標準アラビア語……約2億7400万人
  7. ベンガル語……約2億6500万人
  8. ロシア語……約2億5800万人
  9. ポルトガル語……約2億5200万人
  10. インドネシア語……約1億9900万人

※出典:What are the top 200 most spoken languages? | Ethnologue

ヒンディー語、スペイン語、フランス語、標準アラビア語、ベンガル語、ポルトガル語以外は上で言及しましたのでここでは省略します。

ヒンディー語

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ヒンディー語は世界第2位の人口を誇るインドで話される言語のひとつ。デーヴァナーガリーという上部が一本の線でつながったような文字で書かれます。

英語と共にインドの連邦政府の公用語に制定されているほか、首都デリーを中心とする北部の9州でも公用語となっています。

そしてヒンディー語はインド・ヨーロッパ語族に分類される言語。インドはヨーロッパから遠く離れていますが、ヨーロッパの大半の言語と同じグループに分類されています。

ヒンディー語の発音上の特徴としては、破裂音が発達していること。かつてインドに広がっていたムンダ語の影響で、舌を反って発音する子音が豊富にあります。

さらに有気音(発音するときに息を強く出す子音)も発達しているため、破裂音だけで20種類にものぼります。

名詞は男性と女性の2つのクラスに分けられ、格変化は単数複数あわせて6つ程度。しかし動詞は語形変化が激しく、これはインド・ヨーロッパ語の特徴が良く出ているといえるでしょう。

また、英語と同じグループであるもののこれだけ距離が離れているのですから、単語を覚えるのにも少し苦労しそうです。

スペイン語

スペインの旗
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スペイン語も、言わずと知れた大言語ですね。大学の第二外国語でも一二を争う人気言語という印象があります。

スペイン語は、イベリア半島のスペイン王国から、中南米の広範囲にわたる地域で話されています。南米大陸ではブラジルとガイアナ、スリナムを除くすべての国家で公用語になっています。

英語圏の筆頭アメリカでも、英語の次に多く話されているのがスペイン語という噂も。スペイン語を習得すれば、こうした広い範囲で使えるでしょう(もちろん地域によって方言などがあるようですが)。

スペイン語は日本語と同じく母音が5つ。こう聞くと簡単そうに思えますが、スペイン語はフランス語と並ぶ鬼のような語形変化(主に動詞)を見せる言語。母音の数が同じだからって易しいとは限りませんね。

スペイン語やフランス語、ポルトガル語、イタリア語は「ロマンス諸語」と呼ばれ、お互いにかなり似通っています。そのため1つを学習すれば他のロマンス語へのハードルが下がるのも魅力です。

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フランス語

フランスの旗
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フランス語も言わずと知れたメジャー言語。ヨーロッパとアフリカの29ヶ国で公用語になっています。

フランス語は、フランスが16世紀に王朝の絶頂を見て以来、外交の言語として使われたり、ヨーロッパ中の貴族階級に用いられたりしました。

今では英語にかなり押されてはいるものの、国際連合や国際オリンピック連盟などいくつかの国際機関でも公用語とされています。

フランス語は、正直日本人には英語と同じくらい難しい言語といっても差し支えないでしょう。子音の連続、鼻母音の多用、文法の煩雑さなど枚挙に暇がありません。

しかし英語がある程度分かる人にとっては朗報が。実はフランス語には英語と似た単語がかなりたくさんあり、意味を推測しやすいことが多いのです。

これはフランス語が貴族階級で広く使われたこともありますが、それよりも11世紀にイギリスがノルマンディー公に征服され、多くの単語を輸入したことが大きいようです。

ちなみにフランス語やスペイン語、ポルトガル語、イタリア語は「ロマンス諸語」と呼ばれ、お互いにかなり似通っています。

そのため1つを学習すれば他のロマンス語へのハードルが下がるのも魅力です。

標準アラビア語

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中東世界一帯に広がる標準アラビア語。みなさんも、右から左へ書かれる流れるような文字を見たことがあるでしょう。

アラビア語は英語とも日本語とも離れており、かなり習得が難しいと言えます。

標準アラビア語は母音が3つしかないものの子音の種類が多く、日本語はおろか大半のヨーロッパ言語にもない音がいくつかあります(「ハ」にあたる子音が3つあるなど)。

文字も大きな障害の一つでしょう。アラビア文字は右から左に書くのは有名ですね。ただそれだけではなく、アラビア語は「アブジャド」と呼ばれる文字で母音を書きません。

もちろん学習者用のテキストでは母音符号が書かれますが、一般的な文章で書かれることはありません。

アラビア語にはもう一つ障害が。ここで書いた「アラビア語」はあくまで「標準アラビア語」=「フスハー」と呼ばれる標準化されたバージョン。いわゆる書き言葉で、新聞やアルジャジーラなどのニュース、政府のアナウンスなどで使われるものです。

このフスハーとは別に「アーンミーヤ」と呼ばれる地域に根差した口語があって、アーンミーヤどうしの相互理解が難しいことも。アラビア語を学ぶ人はエジプト方言や湾岸方言を学ぶ場合が多いようです。

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ベンガル語

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ベンガル語は、インド東部、そしてインドの隣国で1億人を超える人口を抱えるバングラデシュで話される言語。インド・ヨーロッパ語族のインド語派に属し、ヒンディー語とは近縁関係にあります。

ヒンディー語の陰に隠れている印象がありますが、古くから長い文学の歴史を持つ言語で、ノーベル文学賞を受賞した詩人ラビンドラナート・タゴールを生み出した言語でもあります。

文字はデーヴァナーガリ―によく似た独自のベンガル文字を用います。

ヒンディー語と同じくそり舌音と有気音が発達していて、破裂音だけでもかなりの種類があります。動詞も種類によっては主語の人称や時制、丁寧さ等で活用します。

またヒンディー語と同様、英語と同じインド・ヨーロッパ語とはいえど地理的にもかけ離れているため、単語を覚えるのにも少し苦労しそうです。

ポルトガル語

ポルトガルの旗
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主にポルトガルとブラジルで話され、他にも赤道ギニアやアンゴラ、東ティモールなど全9ヶ国で公用語になっています。ポルトガル語を話す人の数は、世界でも9番目の大きさ。

スペイン語と似ていると思われがちですが、ポルトガル語の方が母音と子音の両方が多く、それにフランス語と同様鼻母音を多用することから少し難易度が上がるように思えます。

動詞の変化が多様なことは、スペイン語やフランス語と似たようなものです。

ポルトガル語やスペイン語、フランス語、イタリア語は「ロマンス諸語」と呼ばれ、ロマンス語どうしはお互いにかなり似通っています。

そのため1つを学習すれば他のロマンス語が容易になるのも魅力です。

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公用語に採用している国が多い言語

最後に、公用語に採用している国の数で外国語を選ぶ方法もあります。だいたいの面子は同じですが、単純に話者人口を比べたランキングとは少し変わってきます。

  1. 英語……59ヶ国
  2. フランス語……29ヶ国
  3. アラビア語……26ヶ国
  4. スペイン語……21ヶ国
  5. ポルトガル語……11ヶ国
  6. ドイツ語……9ヶ国
  7. スワヒリ語……5ヶ国
  8. セルボ・クロアチア語(単一言語とした場合)……5ヶ国
  9. イタリア語……4ヶ国
  10. マレー・インドネシア語(単一言語とした場合)……4ヶ国

※出典:List of languages by the number of countries in which they are recognized as an official language – Wikipedia

ただ「公用語に採用している国の数」というのは、指標としてはかなりミスリーディングです。ある言語がある国の公用語だからって、その国の中で多数語とは限らない場合があります。

また国家の大きさはさまざまなので、公用語が多いからといって通じる範囲が広いわけでもないし、逆に少ないからって範囲が狭いとは限りません。

セルボ・クロアチア語が広く通じるのはバルカン半島などヨーロッパの一部のみですが、ロシア語は旧ソ連地域でかなり使われているものの公用語となってない場合もあります(バルト三国やウズベキスタン等)。

ドイツ語

ニュルンベルクのとある通り

ドイツ語も、第二外国語として多く学ばれている言語ですね。

エスノローグによれば、ドイツ語を話す人(ネイティブ非ネイティブ含め)の数は、1億3200万人で、世界で第12位。

ドイツ語が公用語になっているのは、ドイツ、スイス、オーストリア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、ベルギーの6ヶ国。ヨーロッパに集中しています。

実はこの6ヶ国はすべて、日本よりも一人当たりGDPが高いのです。それにドイツはGDP世界第4位の経済大国。実利面でも申し分ないでしょう。

英語と同じインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属しているので、英語とドイツ語は兄弟言語といえます。似ている単語と出会うこともしばしば。

ドイツ語で苦労しがちなのが文法。3つの名詞性(男性・中性・女性)、動詞の活用、名詞の格変化とさらに複雑な形容詞の格変化、構文によって変化する語順など。

発音じたいは易しくはありませんが、綴りと発音の関係は非常に規則的なので一度ルールを覚えれば楽なものです。

そしてドイツ語はゲルマン語に属することから、英語の知識がある程度使えるし、ある程度学習すれば他のゲルマン語(オランダ語や、フィンランド語以外の北欧語など)にも応用できることでしょう。

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スワヒリ語

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スワヒリ語は、主に東アフリカ~南東アフリカで話される言語で、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダの4ヶ国で公用語となっています。

言語の分類としてはニジェール・コンゴ語族ベヌエ・コンゴ語群のバントゥー語群。

ニジェール・コンゴ語族は、サハラ砂漠より南の、セネガル辺りから中央アフリカを通り、南アフリカに至る地域で話される言語の多くを含むグループです。

母語としてスワヒリ語を話す人はさほど多くないものの、第二言語話者を含めると1億人近い人口が話している、いわば東アフリカのリンガ・フランカ。

スワヒリ語で使われる文字はラテン文字(元はアラビア文字が使われていました)。

母音は5つで開音節(子音で終わる音節)がほとんどないため、スワヒリ語の発音はあまり難しくはないでしょう。

一方で文法はかなり煩雑。ヨーロッパ言語でいう男性・女性名詞のような「クラス」が16もあり、名詞がどの「クラス」かによって形容詞や動詞の活用が変わります。

セルボ・クロアチア語

Serbo croatian language2005.png
PANONIAN投稿者自身による作品 (self-made map), パブリック・ドメイン, リンク

セルボ・クロアチア語は、セルビア語とクロアチア語、ボスニア語、モンテネグロ語を1つの言語として扱った場合の名前です。

こうした場合、セルボ・クロアチア語はセルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロ、コソヴォの5ヶ国で公用語になっています。

どうして1つの言語として扱えるかというと、この4つは言語学的には非常に似通っていて(言語というよりも方言のようなといえるようです)、互いに意思疎通が可能だから。

ただし旧ユーゴスラヴィアの構成国が独立した国になったため、言語も同時に切り分けられることになったのです。言語は政治的な存在だということが再認識させられます。

ただし非常にセンシティブな問題なので、普段は「セルビア語」や「クロアチア語」のように1つの言語として扱った方が無難かもしれません。

セルボ・クロアチア語は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派南スラヴ語に分類されます。スロヴェニア語やブルガリア語と近い関係にあり、チェコ語やロシア語とは親戚関係です。

文字はセルビアとモンテネグロではキリル文字とラテン文字の両方が、他の国ではラテン文字のみが使われます。

文法は他のスラヴ語とよく似ていて、名詞に男中女の3性があり7つい格変化し、動詞は主語の人称と数、時制によって活用し、官僚体と腑完了体の区別があります。アクセントは4種類もあります。

ロシア語やチェコ語など他のスラヴ語をやったことのある方ならかなりとっつきやすいはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。以上、日本人におすすめな言語&地理や人口で見る外国語の選び方でした。

第二外国語や、趣味の外国語選びに困っている方への助けになれば幸いです。

Thumbnail Imade Credit: Tumisu / Pixabay