こんにちは。めいげつです。
世間にはいろいろなあるあるがありますが、僕が紹介するのは留学経験者あるあるです。
今回は「留学経験者ってうざいよな」みたいな外から見たあるあるではなく、留学経験者本人が語る留学経験者あるあるです。フィンランド留学経験者あるあるもありますよ。きっと共感するものがあるかと。
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留学先に関わらず留学経験者にありがちなこと
日本の食のレベルの高さを感じる
決して外国の食のレベルが低いわけではないです。イタリアなんかびっくりするくらいレベル高いですし。
とはいっても日本と特に東京は世界各国の料理が楽しめるし、美味しいラーメンなども安価で楽しめます。ファミレスのように安価である程度味の保証されているレストランなんかは、ヨーロッパじゃまずないかなと。同じ価格帯で食べれるのはケバブ屋さんくらいのものです。
僕が留学していたフィンランドのヘルシンキは首都であっても小さいので、そこまで食のバリエーションはありません。ラーメン屋もあるにはあるけれど、値段が高い(最低1,100円くらい)し、味は日本のラーメンには遠く及びません。
あとはスーパーで売っているお菓子も、日本はレベルが高いです。僕はグミ好きなんですけど、日本のグミは美味しいものが揃っています。果〇グミとはサ〇ーズとか忍〇めしとか。ポテチだって、日本のものが好きです。フィンランドで好きなお菓子はオーガニックポテチとハリボ(※ドイツ製)、チョコくらいのものでした。
文房具をあまり使わない
さすがにほぼ1年の間に本を離れるとあって、ボールペンのインクの替えなどはたくさん持って行きました。
しかし留学中は授業のノートをほぼパソコンでとってたため、そこまで文房具が必要な場面はなかったです。ただ語学の授業はプリントが配られたためシャーペン使った。
ちなみに、ヘルシンキでは日本のシャーペンや鉛筆が売ってました。シャー芯は持って行くのを忘れたため、途中でなくなった時に現地で日本製のモノを買いました。ユニのナノダイヤのやつです。
日本人観光客を見かけると気になってしまう
外国に住むということはマイノリティになること。マイノリティになるということは、マジョリティだった(=日本にいた)頃に比べて自分と同じ民族なり出自の人が少ないということ。
マイノリティとして留学先の国に暮らしていて、町中で日本人らしき人を見かけるとどうしても気になってしまいます。マイナーな国に住んでいるとそう頻繁には見かけないのでなおさらです。
恋しかった日本食
留学生を含め海外で長く暮らしていた人は、多かれ少なかれ日本食が恋しくなると思います。代表的なものは味噌汁やお米ですね。隣国に留学していた友人はパン生活が嫌すぎてかなり塞ぎこんでいました。
特にヨーロッパなど日本から距離があると、日本の食べ物はなかなか手に入りませんし、あっても高価なことが多いです。
実は僕は味噌汁や米を恋しく思ったことはほとんどなく、毎日パンやパスタ生活でも全く平気でした。朝食は毎日コーンフレークやミューズリーでしたし、夕食の主食はほぼ決まってスパゲッティかパンでした。
ただ例外が2つ。それがラーメンと納豆です。
まあこれは僕が個人的にラーメン好き&納豆好きだったからなんですが。ラーメンはヨーロッパの大都市なら大抵食べれますが、日本のものには基本的に叶いません(味でも値段でも)し、納豆は高くて買えません。ラーメンと納豆は、どうあがいても代替品がありません。
なので、帰国してすぐ、真っ先にラーメンを食べに行きました。日本のラーメンは最高です。
現地のラップが使いにくい
日本製のラップは本当に素晴らしいです。それなりに強度があり、出しやすく切りやすい。
海外のものは薄いフィルムみたいで、変なところで切れるくせに切りたいところで切りづらい。これはこれで使い慣れてくるとメリットが見えてくるものですが、やはり使いやすさに関しては圧倒的に日本製ラップの勝利です。
チップで戸惑う
僕の留学先はチップ文化のない国でした。しかしヨーロッパにはチップ文化のある国(地域)が点在しているように感じます。
たいていは会計の時に「チップは値段に含まれていません」と親切に教えてくれますが、正直払うべきところで払い忘れていたかも……という感じが拭えません。
なお、僕は日本でチップを払いそうになった経験はありません。
連絡はもっぱらWhatsAppかFacebook
日本では友達や家族と連絡を取る時はもっぱらLINEを使いますが、海外ではそうでもありません。
僕が過ごしたヨーロッパではWhatsAppとFacebook Messengerが主流。僕はWhatsAppは最初だけ使って、あとはMessengerを使いました。だってFacebook上で登録すればそのまま使えるから。
自分が日本のこと知らなさすぎる
日本史はある程度勉強していたけれど、日本の政治制度についてピンポイントで聞かれると答えられないことが多かった。育児手当がいくらかなんて知らねーよ、と。
服装に頓着しなくなる
僕は日本から持って行ったシャツや上着でほとんど過ごしたため、現地で服をほぼ買わず、数着を数パターンで着まわしてやり過ごしました。しかも冬になれば最悪上着で上半身はすべて隠れるので、オシャレを全然考えなくなりました。
教科書が高い
僕が留学したフィンランドでは教科書が高かったです。
とはいっても、購入したのは語学の教科書だけ。あとは全て先生がネットのポータルサイトを通して配るPDFファイルだけでしたので。
とはいっても、語学の教科書は5,000円を軽く超えるので財布に結構な負担になりました。逆にそれだけで済んだことを喜ぶべきか。
日本語が本気で出てこない時がある
日本にいた頃に比べ、留学中は日本語を使う機会がぐんと減るかと思います。ルーム(フラット)メイトとのやり取りは基本的に英語だし、非英語圏なら現地の人とは現地語で会話する人もいるでしょう。意識しないと、日本語を全く使わない時間が続いてしまいます。
それほど日本語を使わないので、留学中あるいは帰国後日本語で話しているとき、日本語が出てこないことがあります。英語ならピッタチな表現があるのに、という時もあったりするくらい。日本語をカンゼンシャットアウトットアウトしてはいなかった僕でもこうなるんですから、日本人と全く関わらなかった、という人はもっと深刻かもしれません。
留学した国かぶれになる
留学を経験した人は、多かれ少なかれ留学先の国が好きになるんじゃないでしょうか。そして何かと日本と比べたがるんじゃないでしょうか。僕もその一人です。
10ヶ月の滞在を経て、僕はフィンランドが好きになりました。もちろん、これくらいの滞在ではすべては見れませんけれども。フィンランド生活で好きなことはいくつかある(夏が乾燥していて涼しい、simカードが月単位で契約できてデータ量無制限)ので、それをよく友達や家族に話してました。ごめんなさい。
特にフィンランドは社会福祉やワークライフバランス、幸福度ランキングで有名な国。
とはいっても、結局フィンランドは人の国です。決して地上の楽園なんかではありません。それは分かっています。が、フィンランドが幸福度ランキングで2年連続首位とか、simカードが月単位で契約できてデータ量無制限で数千円で使え、かつ日本がそうでないとなると、出羽守にもなりたくなるものですね。
日本の店員さんのサービスに腰が引けてしまう
日本人の接客態度は素晴らしいと思います。逆にフィンランドでは、場所にもよるものの、日本ほどのにこやかで丁寧なサービスは期待できません。とくにスーパー。
そんなところで長期間暮らしていたため、帰国後にとあるアウトレットモールの洋服店に行ったら、店員さんの腰が低すぎてこちらが緊張してしまいました。日本に対して「異国感」感じた瞬間でした。
海外旅行のハードルが下がる
留学中、多くの人は旅行をするんじゃないかと思います。僕もそう。フィンランド国内はもちろん、ヨーロッパの国々を回りました。
そのお陰で、と黄前に比べ海外へ行く心理的な壁がグンと低くなりました(かといって海外旅行しきまくったわけではないけれど)。2018年9月に行ったウズベキスタン旅行も、留学していなかったら実現しなかったかも。
特に飛行機や電車を使った長距離移動となると国内より海外旅行を多くしているので、国内で飛行機での旅行を計画した時に、パスポートや言語、simカードの心配をしてしまったほど。国内旅行ってパスポートいらないんですね!(当然)
フィンランド留学経験者あるある?
現在地を見てものすごく北に来たなーと感じる
北だけに。フィンランドはものすごく北にある国です。ユーラシア大陸で最北クラスです。
どれくらい北にあるかというと、南北に長いフィンランドの最南部にあるヘルシンキで、北緯60度。日本は北海道の稚内市で北緯45度なので、フィンランドがいかに北にあるのか分かるかと。北過ぎて国土の3分の1が北極圏に入っています。
たまに位置情報をオンにしてGoogle Mapで世界地図を開くと、自分がものすごく北に来たんだなーと感じました。北部を旅行したときはなおさらです。
電車やトラムは遅れるが数分程度。アナウンスなどはなし
フィンランドでは電車やバスがそこまで遅れません。全く遅れないとではなく、「そこまで」遅れません。
そこまでがどこまでかというと、数分の遅れがよくあるくらい。大体は時間通りにやってきますが、2~3回に1回の確率で数分遅れます。日本では5分程度の遅れでも親切にアナウンスが入りますが、フィンランドの駅では遅延情報はおろか、アナウンス自体めったにありません。電光掲示板に何分後に来るか表示されているだけです。
街に音が少ない
新宿や渋谷では巨大モニターで映像が流れると共に大音調で音楽が流れたりしていますが、僕が覚えている限りヘルシンキにそんなものはありません。車や信号機の音がするくらいで、町中に音があまり流れないんです。
これが結構快適なんですよね。首都なのに人が少なく音もない街に住んでいたのですから、久々に新宿に行ったときは人が多すぎ&うるさすぎで混乱したくらいです。
レストランやバーは高額
これはヨーロッパあるあるですが、レストランやバーで外食や飲み会なんかをするとお金が飛んでいきます。
レストランではランチでも10ユーロは下らないし(前菜だけでこれくらいになる)、バーでも中心地に行くとビール1杯8ユーロするところもあります。しかも中ジョッキかそれより小さいサイズで。
そんな風なので、基本的には自炊することになります。野菜やパンなどの食品は日本と比べてもそれほど変わらないかたまに安いこともあるくらい。外食をするのは友達が遊びに来たり、ちょっとした集まりがあったりした時くらいですね。
外出中のお手洗いはショッピングモールで。
これは結構ヨーロッパあるあるかと。ヨーロッパでは、町中の公衆トイレが有料の場合が多いです。だいたい1~2ユーロくらいが相場ですね。
ヘルシンキは最近トイレ無料化に動いているようですが、駅などでは有料トイレもまだありました。しかしショッピングモールやデパートでは無料で入れるところも多いので、外出中にトイレに行きたくなった時は大学かショッピングモールが定番でした。
フィンランド語は諦める
これは周りを見て思いついたあるあるです。僕はわりと真剣にフィンランド語を学んでいたので。
フィンランド語は非常に難解な言語です。というのも、英語やフランス語など大きなヨーロッパ言語とは祖先が全く異なる言語だから。文法がかなり複雑なうえ、知らない単語に出会っても意味を類推することすら難しいんです。
それほど骨の折れる言語なのに、話されているのはほとんどフィンランド国内だけ、しかも500万人程度。フィンランド人と結構したとかそういう人でなければ、やってられるか、となるわけです。自然なことだと思います。
僕の周りの留学生はフィンランド語の授業をある種レジャーのようにとらえていて、実際に会話レベルまで持っていけていた人は僕を含めごく少数でした。ただフィンランド語がそれなりにできるとフィンランド人の見る目が変わるのは事実かと。
バルト海がきれいじゃない
フィンランドのヘルシンキやトゥルクは海に面した町で、港からはエストニアやスウェーデンまでのフェリーが就航しています。かなり手軽にバルト海クルーズを楽しめます。
優雅な響きのあるバルト海クルーズですが、正直バルト海の海水が全然綺麗じゃないので、海を見てもちっとも面白くないです(あ、エストニアは楽しいですよ)。たしかにフェリーの旅は楽しいですが、1時間もすれば飽きてスマホにかじりつくことになります。
なので、僕はクルーズなら圧倒的にエーゲ海やアドリア海をおすすめします。僕がアテネからサントリーニ島へフェリーで行ったとき、海が美しすぎて仰天しました。パロス島に寄港した時なんかエメラルドブルーの海と白亜の街並みのコントラストが最高でしたよ。
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よく言われるけど自分はなかったあるある
体重が増える
ネットで留学体験談を見ていると、どうやら留学したら太ったという人が多くいらっしゃるようです。まあたしかに欧米は日本に比べて、食事の摂取カロリー高いような印象があります。
実は僕の場合は逆。渡欧前と帰国後の比較になりますが、10キロ近く痩せていたのです。観光もかねてひたすら歩きまくっていたら、洋服のワンサイズ分くらい痩せてました。
これについては色々と理由があるのですが、そこは別記事にて詳しく書きましたので、そちらもあわせてどうぞ。
先生が遅刻する
僕の通っていたヘルシンキ大学では、先生は基本的に授業が始まる前に来てました。日本の大学のほうが先生の遅刻が多かったように思います。
日本人を避ける
海外留学で語学力を上げようと意気込む人は、日本人留学生and/or在住者を避けるか、日本人がいない街を選ぶ傾向にありますよね。
確かに、常に日本人同士で固まって日本語で話していれば英語力が伸びるわけがありません。だって使ってないんだもの。
でも僕は日本人の交流はそれなりに大切にしました。その理由は、相手が日本人でも留学先での出会いはとても貴重だと思うし、留学経験者もそう仰っていたからです。日本人の集まりには頻繁に顔を出しましたし、日本関連のイベントにもよく行きました。
中国人扱いされる、日本人と分かるとこんにちはと言われる
これは条件付きでNoです。というのも、(僕が出会った)フィンランド人にはステレオタイプを押し付ける人が皆無だったからです。なのでこちらが日本人だと言っても、「こんにちは」すら言われません。一度も言われたことありません。
日本に興味がないのか言わないように意識しているかは分かりませんが、フィンランド人にこんにちはと言われたことはありません。あってもその人が日本語が上手で、その後はフル日本語で会話したりする場合だけ。
ただしフィンランド人以外ではたまーにありました。フィンランド国外を旅行してた時(これでローマのミサンガ売りにひっかかった)とか、日本語をかつてかじっていたフランス人の友人とか。正直僕はこのコンニチハがあまり好きじゃないので、できれば言わないで欲しいんですがね。
まあ郊外に日本人グループで遊びに行ったとき、地元の少年がぼそっと「中国人めっちゃおるわ」と呟いていたことはありましたがね。
まとめ
以上、僕が経験した留学生あるあると、経験しなかったあるあるを紹介しました。
いくらあるあると言っても、全て当てはまる人はまずいないでしょう。でも1つでも当てはまるものがあって、クスッとして頂けたら嬉しいかなと思います。
よろしければ「フィンランド留学」カテゴリも見てくださいね。
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