こんにちは。めいげつです。

留学中にすべきことってたくさんあると思います。現地の学生と交流する(これはもはや必須)とか、日本人とのかかわりを制限するとか、ひたすら英語(or非英語圏の現地語)を使いまくるとか、旅行をするとか……。

日本ではできないことを体験できるのは、海外留学の醍醐味です。

僕は留学中すべきことの一つとして、「日本語の授業のボランティア(アシスタント)への参加」を推したいと思います。日本語ボランティアはいいことづくめの、留学中にぜひやっておきたいアクティビティです! 以下その理由を紹介します。

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日本語の授業のボランティア?

教室の写真(イメージ)
12019 / Pixabay

僕はフィンランドのヘルシンキ大学で、日本語の授業にボランティアとして参加していました。なのでそこでのことを中心に話を進めていきます。

日本語の授業のボランティアは、読んで字のごとく日本語の授業にボランティアとして参加し、授業の先生のお手伝いをすることです。

留学先の大学によっては特定の外国語(英語、フランス語、ドイツ語などの大言語が多い)を母語とする学生に、アシスタントとしてその外国語授業に参加することを呼びかけています。

アシスタントの主な仕事としては、

  • 会話練習やロールプレイの相手になること
  • 学生の質問に答えること
  • 学生のプレゼンの際にコメントをすること

……といったところ。仕事内容は大学によっても、授業のレベルによっても違ってきます。

先生はプロフェッショナルとはいえ、複数人の学生を同時に教えるのは中々骨の折れることでしょう。

そこで日本語を母語とする学生がアシストすれば、先生も幾分気が楽でしょうし、授業が一層にぎやかになります。より円滑に授業を進めることもできるでしょう。ロールプレイだって、日本語を話せる人が数人いれば、先生1人だけの場合に比べて偏らなくなりますし。

ネイティブによる生の日本語会話を聞いて感動する学生も、中にはいるみたいです。

さて、(大学)留学中の日本語のクラスに参加することは僕が積極的に勧めたいアクティビティなのですが、なぜおすすめなのでしょう。その理由として、「日本語力の維持」「現地学生との交流」「母語に関する見識」「報酬」の3つがあります。

日本語力が維持できる

みなさんは様々な目的を持って留学に行かれると思いますが、恐らく最も多いのは英語などの「語学力」向上でしょう。

外国語の能力をのばすために、日やトレーニングに励んでいるかと思います。

しかしまあり外国語に根を詰め過ぎていると、日本語の能力の方が落ちてしまう危険性があります。(語学)留学経験者の方、そんな経験しませんでしたか。

帰国後に日本での就職や進学を考えている方は困りますよね。

でも日本語を教えていると、必然的に日本語を使う機会に恵まれます。しかも相手は日本語の非ネイティブなので、分かりやすい表現を使うことが求められます。

それに、さほど日本人の少ない留学先でなければ、日本語のクラスで他の日本人学生と会うこともあるかと思います。対ネイティブ&非ネイティブの会話を通せば日本語力の低下は免れるかと。

普段は外国語の能力向上に励みながら、たまに日本語を教えてみる。そうすれば、程よく母語とのバランスがとれるのではないかと思います。

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現地の学生(しかも日本好き)と知り合える

留学生によくある悩みの一つが、「現地学生の友達ができない」こと。

留学生は寮が別だったりするし、非英語圏ではありがちな、留学生の語学力の問題から留学生の取れる授業が限られている場合もありますからね(現地語が上手ならここはクリアです)。

そうすると、留学生と現地学生が交流する場って結構限られてくるんですよね。パーティなんかもありますが、人によってはああいう場が苦手と言う人もいるでしょうし。かくいう私もその一人でした。

そんな悩みも無用。日本語のクラスは、現地の学生と知り合う格好の場なのです。しかも、そこにいる現地学生たちは日本語の授業をとっているくらいなので、基本的に日本に興味ある人たちです。

「現地の人」と一括りに言っても、このご時世でも外国人を好ましく思わない人や、日本を含むアジアに偏見がある人もいるもの。その点日本語クラスの学生がみんな日本に興味があると、とても安心できます。

日本語のクラスで知り合った人と、日本語とその人の母語を教えあい、学びあったりすることで交流が深まることもあるでしょう(これをランゲージ・エクスチェンジといいます)。そうして現地で醸成した関係はかけがえのないもの。時にはその人に助けられることもあるでしょう。

慣れぬ地で生活するとき、持つべきは友です。

◆関連記事:日本語学習者が一番増えているのはどの国?

日本語にもっと詳しくなれる

壁に貼られた習字の写真
Photo by feliperizo.co | heart made on Unsplash

海外留学することの良い点の一つが、「日本を外から眺める」ことができるということ。

文化や習慣の違う社会に身を置けば、日本という国について相対的に考えることができます。つまり日本で暮らしていた時とは違った視点から見ることができるので、今まで普通だと思っていたことに疑問を持ったり、日本にいては気づけなかった日本の良さを発見することもできます。

ですが、「外から眺められる」のは何も日本の社会だけではありません。我らが母語、日本語についても同じことが言えます

日本語を母語として話す僕らと、日本語を外国語として学んでいる人とは日本語の見方が違います。

なのでたまに日本語についての質問を受けると、今まで考えたことの無かったことで答えに窮したりします。いくら日本語で生活しているとはいえ、「は」と「が」を違いなんかを言語化するのは結構大変です(ちなみに「は」と「が」の違いは学者の間でも様々な意見があります)。

それで一生懸命考えて、ちょっとリサーチもしたりして、なるべく彼らの疑問にしっかり答えられるようにします。そういった作業を繰り返していくうちに、日本語に関する見識がどんどん深まってくのです。

別に日本語教師になりたいわけでもないし……って思う人も、まあ是非やってみてください。グローバル化やボーダーレス化なんていう言葉が叫ばれている現代、自分の言語について深い見識を持つ人ってすごくかっこいいと思いませんか(そういう人って意外と少ないし)。

(……これを見ている人で日本語が母語じゃない場合は、ご自身の母語に置き換えてお考え下さい)

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もしかしたら報酬があるかも

ボランティアというと報酬がないイメージがありますが、実は場合によっては何がしかの形で報酬を受け取ることができたりします。(ていうか「ボランティア」って「無償」っていう意味じゃないですよ)

報酬とは言いっても、必ずしも金銭的報酬とは限りません。

例をあげるなら、僕の通っていたヘルシンキ大学では、ボランティアとして仕事をした時間に応じて単位がもらえますヘルシンキ大学のホームページによれば27時間で1ECTSで、最大4ECTSまでもらえるようです(僕がいた時は最大3ECTSでした)。

(ちなみにECTSとは、ヨーロッパの大学の共通単位です。ECTSについて詳しくはECTSとは?ヨーロッパに大学留学するなら知っておきたい共通単位の基礎をご覧ください)

もし金銭報酬が欲しいのなら、italkiなどのプラットフォームを利用してオンラインで日本語を教えてみる手もあり。こちらは自分が先生になるので、資格があると一層有利に働きます(とは言っても資格持ちの学生は少ないと思いますが)。

◆関連記事:フィンランドが留学先として優秀な6つの理由

まとめ:留学先で日本語を教えてみよう

以上、海外の大学に留学中に日本語ボランティア(アシスタント)をすべき3つの理由を挙げました。

海外で長期にわたって生活することは、自分の国の文化や言語を見つめなおすいい機会です。ぜひ日本語を教えてみて、日本語に対する見識を深めてください。

日本語のボランティアを実施しているかどうかは、留学先のホームページやSNSを確認しましょう。報酬の有り無しについてついてもしっかり書いてあるはずです。

留学を制するもの情報を制す。留学先のホームページ上に情報が載っていたり、親切にメールをくれたり、オリエンテーションなんかで軽く知らせてくれることもあります。情報は逃さずキャッチしましょう。

皆様に実りある留学生活があらんことを。

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