こんにちは。めいげつです。

最近は日本好き外国人を取り上げていたずらに日本を持ち上げる番組が増えてきました。依然と比べて相対的に国力が低下し、様々な問題がメディアで取り上げられ、日本人が自信をなくしているのでしょうか。

しかし、北欧の国フィンランドに留学していた僕には、日本の凄いところや日本の良さを感じる場面が何度もありました。ここでは、日本アゲ番組に辟易しつつも僕が留学中に感じた、日本という国の凄いところや良さを紹介していきます。

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治安が良いこと

お台場の写真

日本は世界でも抜群の治安の良さを誇る国です。

夜一人で出歩いていても基本的には平気だし、泥酔して電車の中で寝てたって誰も財布を盗らない。落とした財布が戻ってくる。犯罪率が低い、レストランでスマホをテーブルに置いても盗られないなど……日本の治安の良さを表すエピソードはいくらでもあります。

特に「レストランでスマホをテーブルに置いておく」のは、ヨーロッパでも治安が良いフィンランドですら、フィンランド人にそれやめたほうがいいって言われます。

また、ロンドンやパリ、ブリュッセルなど欧州の主要都市には必ずと言っていいほど、治安が悪くて観光客が足を踏み入れべからざるエリアがあります。大都市東京では程度問題ではあるものの、極端に治安の悪い場所はありません。

新宿駅や東京駅などの大きな駅でも治安の悪さは感じません。ヨーロッパで「〇〇中央駅」のような、多くの人が行き来する大きな駅にいる時は、自分のカバンや貴重品が盗られたりしないかかなり気を使います。

時間通りに来る電車やバス、コンビニなど何かと便利

ホームに到着する京急線の写真
from pakutaso.com

日本は何かと便利な国です。電車は時間通りに来るし、24時間空いているコンビニ(最近見直されてきていますが)がそこかしこにあり、自動販売機もありとあらゆる街角で冷たい&温かい飲み物を販売しています。

自動販売機については日本の治安の良さと直結していて、破壊したりお金を盗んだりする人がほとんどいないことの証左でもあります。

日本の(特に首都圏の)公共交通機関は、網羅性と時間の正確さにおいては、世界で最も優秀なのではないでしょうか(混雑の問題はありますがここでは触れません)。

電車が定刻から数分でも遅れたらアナウンスがあり、謝罪の言葉があり、電光掲示板の表示でしっかり教えてくれます。

フィンランドの公共交通機関では大きな遅れは少ないものの、数分程度なら頻繁にありました。その場合はアナウンスは一切なく、メトロの場合は「〇分後に来る」とさも当然のように表示があるだけです。バスやトラムでは特に何も言われません。

僕はフィンランドの公共交通機関であまり不便したことはないけれど、他の国では30分遅れるのは普通という噂もよく聞きますね。常に電車が定刻通りに来る前提で計画を進められる日本はとっても便利です。

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観光名所が全国各地にあること

白川郷の合掌造りの写真

日本は観光名所が様々な地域にあります。各都道府県に有名な観光地や文化が最低でも1つはあると言えるのではないでしょうか。

世界中から人が集まる首都東京やかつての首都京都奈良をはじめ、岩手の平泉、日光の社寺、金沢、五島列島、屋久島、出雲大社、小笠原諸島、鳥取砂丘、北海道の知床半島や沖縄の亜熱帯のリゾートまで。

僕は日本の観光地としてのポテンシャルはフランスやドイツなどの欧州の観光立国にすら劣らないと思っています。

世界遺産の数も負けていません。2020年12月現在で日本の世界遺産は23もあります。これは世界位の12位の数で、一か所に集中せず全国各地に広がっています。

インバウンドの観光客数は年々増加していますし(2020年はコロナの影響で減るでしょうが)、2018年には3000万人を達成しました(日本政府観光局調べ)。ですが、まだまだ日本の底力はこんなものではないでしょう。

でもそういった国は、先進国か否かを問わず世界レベルではあまり多くありません。もちろんどこでも探せば隠れた魅力があるのは確かですが、数百年の歴史を誇る史跡クラスになると限られてきます。

歴史が長い。とくに日本語の書き言葉の歴史が長い

konkarampelas / Pixabay

日本の歴史もすごいです。中国や旧ローマ帝国の支配地域と比べたら短いけど、それでも長い歴史を持っている方だと思います。漢字が伝来したのが5世紀ごろなので、仮にそこから数えたとしても1500年以上の歴史があるわけです(もちろんそのずっと前から人は住んでいますが)。

フィンランドが歴史に登場するのは10世紀くらいですが、それもほんの少し触れられるだけで、本格的には18世紀を待たねばなりません。

また、皇室の歴史は世界で断トツの長さ。ギネスブックには紀元前660年の神武天皇から数えて世界最古の王朝(Oldest ruling house)としていますが、初期の天皇については実在性が疑われていることもあり、25代の継体天皇から数えることも多いようです。それでも6世紀から続く1500年の歴史があることになります。

日本の歴史もさることながら、書き言葉の伝統が長いのもすごいところ。5世紀ごろから漢字が伝来し、平安時代には漢字をベースにした独自の音素文字が発達しています。正書法の発達が早そうなヨーロッパですら、近世になって始めて正書法が確立された言語もある(フィンランド語がそうです)くらいですから。

それに伴って日本文学の歴史もかなり豊かだといえます。『竹取物語』『古事記』に始まり、平安時代には『源氏物語』などの大作も生まれ、『平家物語』などの軍記物語も生まれました。

明治期には欧米の文学の影響を受けた近代文学も豊富に存在します。そのジャンルも多岐にわたります。また、古くからの歴史がある短歌や俳句などの詩も見逃せません。

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日本語でなんでもできる

DoriyaKiz / Pixabay

日本人は英語が下手だと言われます。

しかしそれは、日本の国内市場の大きさや、日本の翻訳文化の豊かさの裏返しでもあります。

つまり、良くも悪くも日本人は、国産アニメはもちろん海外ドラマなどのエンタメから高等教育まで、自分たちの母語・日本語でまかなえてしまうのです。

そう、日本人が英語が不得手なのは、そもそも英語を使わなくても十分豊かな生活ができるから。

ただそういった国は、世界広しといえど経済的あるいは文化的影響力の強い国(英語圏や仏語圏の国々や中国など)に限られます。

日本語を話す人口は一億を超え世界第8位。上には上がいるにせよ、世界に何千もの言語があることを考えるととんでもない大きさです。さらに日本は未だに世界第3位の経済大国ですので、日本語話者が日本に集中しているといえどこの市場の大きさは想像に難くありません。

日本では多少のタイムラグはあれど海外のコンテンツ(それももの凄い量の)が日本語に翻訳されて出回っています。アメリカのベストセラー本なども、少し待てば英語が読めない人の手に届くことでしょう。

教育でいえば、例えばエストニアなどのヨーロッパの小国では高等教育のために外国語が必要になることが多いし、アフリカの諸国家のように高等教育そのものが母語以外の言語(しばしば旧宗主国の言語)で行われていることもあります。

自分の母語だけで何もかもまかなえてしまうの国民は、世界でも稀有な存在です。

日本語の特異な点といえば、日本語は2種類の仮名文字、そして漢字の3種類の文字を日常的に使い分けることが挙げられます。ラテンアルファベットも加えて4種類としてもいいでしょう。

世界広しといえど、たいていの言語は1種類の文字体系しか持ちません。それなのに高い識字率を誇る日本はかなり凄い。です。

多種多様な気候、はっきりした四季

三坂公園の桃の花と菜の花

日本の気候は世界の縮図ともいえそうなほど、多様性に満ちています。

日本の気候は基本的には温帯に属しますが、国土が南北に長いため北海道より北は亜寒帯、沖縄より南は亜熱帯になります。

夏は35度(場所によっては40度)を超える高温&多湿になるかと思えば、冬は地域によっては世界でも有数の豪雪地帯となる地域も(これは標高の高い地域に留まりません)。日本の国土はさほど大きくないのにも拘わらず、これほどの多様性が見られるのは驚きです。

そしてもう一つ日本を特徴づけるのが四季。もちろん四季がある国は世界中にたくさんあります。北欧にもあります。が、日本ほど四季がはっきりしていて、それぞれに魅力がある場所は少ないのではないでしょうか。

春には桜や梅や菜の花などの花々、夏は新緑に海水浴に種々のお祭り、秋は紅葉、冬は落葉と一部地域では降雪(しかも世界トップクラスの降雪量)。それに、春夏秋冬どの季節もそれなりに長く続きます。

僕が住んでいたフィンランドも南北に長い形をしていますが、高緯度地域のため気候の多様性はあまりありません。また、四季はあるものの春や夏は短いので、雪が降らなくなり花が咲き始めたかと思うとあっという間に気温が下がっていきます。

夏と冬は日照時間が大きく違う点ではっきりしているけれども、個人的に春や秋が若干その陰に隠れている感覚は否めません。

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海外への強い文化的影響力

naturalogy / Pixabay

東アジアや東南アジアの国々が台頭してきて日本の存在感は相対的に下がったしまいましたが、それでも日本の影響力はまだ健在だと感じます。とくに文化面で顕著です。

日本好きはほぼどの国にも見つかります。彼らの興味関心は多岐にわたっていて、茶道や柔道などの伝統芸能・武芸から、JPOPや漫画、ビデオゲームやアニメまで。漫画やアニメはもはや英単語になっていますね。

サッカーファンなら長友選手ら日本人選手の名前を知っている人も多いですね。さらに、柔道がオリンピックの正式種目にもなっているのも見落とせません。

北欧フィンランドの首都ヘルシンキには桜の木が植えられた公園もあり、5月末ごろには花見客でにぎわいます。

とくに日本に詳しくない人でも、日本に対して悪いイメージを持っている人はかなり少ないように感じます。

ヨーロッパ20ヶ国を巡った僕は、日本人だからという理由で嫌な思いをしたことは今のところありません。観光地を歩いていれば笑顔で「こんにちは」と声をかけられることもよくあります。

(まあ、南欧のとある都市でとある男性に「ナガトーモ~」「トモダーチ~」などと陽気に声をかけられ最終的にミサンガを押し売りされたことはありますが)

豊富な食文化、安くて美味しい外食

つけ麺の写真

日本では外で美味しいものが手ごろな値段で食べられますね。

500円程度でそれなりに美味しい牛丼やイタリアンが食べられますし、ラーメンは1000円弱でお腹いっぱいになれます。ラーメンなんてそれぞれのお店がこだわりを持って作っている美食がこの値段で食べられるのですから、お得というほかありません。

物価が高い北欧諸国に限らず、ヨーロッパでは外食が高いことが多いです。

フィンランドでは、500円だどコーヒーとシナモンロールが食べられるかどうか。ファストフードのような地位にあるケバブも、基本的に500円では食べられません。

それに、日本はあらゆる食のレベルが高すぎます。大都市だったら世界各国の料理が食べられるし、ラーメンも最早グルメの域に到達しています。伝統的な日本の食から海外の料理、地方から都市に至るまで美味しいものが盛りだくさんです(フィンランドは食文化という点では、少なくとも日本と比べるとあまり豊かとは言えないかも)。

それにインスタント麺や冷凍食品なんかも安価なの美味しく種類もたくさんあります。日本のお菓子もすごく美味しいです。

食べ物に限らず飲み物も同様。各地で種類の豊富なお茶や地酒(日本酒や焼酎、ビールなど)が生産されていますし、日本産ワインやウィスキーは世界に誇れるレベルです。

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失業率が低い。特に若年層

B_Me / Pixabay

日本の失業率は、先進国では圧倒的に低いです。町中でホームレスや物乞いを見掛ける頻度は、ヨーロッパに比べて格段に少ないことにも表れています。

日本の失業率がどれくらい低いかというと、総務省統計局によれば2020年12月時点で衝撃の2.9%新型コロナウィルスの影響で現在は悪化しているでしょうが、それは世界中どこでも同じこと。

これはヨーロッパや他のOECD参加国と比べてみても、驚異的な低さです。OECD参加国の中で日本より失業率が低いのは、EUで失業率最低を誇るのチェコだけ。

ヨーロッパでは失業率が5%を上回る国が多いこと鑑みると、日本の失業率がダントツで低いのがわかります。福祉国家のフィンランドも5.9%です(2019年9月時点)。

失業率に関して、日本でことさらにすごいのが、若年層の失業率の低さ。先ほども引用した労働政策研究・研修機構によると、日本の若年層(24歳以下)の失業率はなんと3.6%(24歳以下、2020年1月)。これこそ驚異的な記録です。

北欧の福祉国家フィンランドでも若年層(15-24歳)の失業率は14.3%に登っていますし、欧州でも失業者問題が深刻なスペインでは40%近い数字を記録しています。EUで最も失業率の低いチェコでも8.1%と、若者の失業率の低さでは日本に全く及んでいません。

日本の失業率が低いのはなぜなのでしょうか? 確かなことは言えませんが、若年層に関しては新卒一般採用や未経験者の採用文化があるのが一つの要因だと思われます。

就活の大変さや、右に倣えの画一的な採用活動に対する抵抗や問題も少なからず指摘されているようですが、少なくとも若物の失業を抑えられているのは素晴らしいことだと思います。

世界最強クラスのパスポート

パスポートと搭乗券の写真
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日本のパスポートは最強」という話を聞いたことがある方は少なくないのではないでしょうか? 日本のパスポートを持っている人は、世界中の国に行くことができます。これってとても凄いこと。

Henley & Partnersという企業が今年2021年1月に発表した最新版の「2020 Henley Passport Index and Global Mobility Report」は、日本人はビザなしor事前のビザ申請なしで191の国や地域に行けるとして日本のパスポートをランキング1位としました。

これでこのランキングにおいては日本のパスポートは4年連続で世界第1位となりました(2019年はシンガポールと同率1位)。

シンガポール、ドイツ、ルクセンブルク、デンマークなど名だたる先進国を抑えての堂々1位。ちなみに北欧で一番順位が高いフィンランドはイタリアと並び4位で、188の国・地域に渡航可能となっています。

フィンランドのパスポートも世界では最強クラスだけれど、日本のパスポートの方が断トツで強いんですね(3ポイントの差をつけています)。このデータの上では、文字通り「日本のパスポートは最強」なのです。

日本人が訪れる上でビザ申請が必要な国・地域は、ロシアやキューバ、ガーナ、オマーンなどあわせて35。主にアフリカの国が多いですね(中には政情不安でそもそも行けない国々も)。

ちなみにランキング最下位はアフガニスタン。アフガニスタンのパスポートを持っている人は、ビザなしor事前のビザ申請なしでは26の国と地域しか行けません。日本との差は165。パスポートが強い国とそうでない国では、これだけ差が大きくなりうるのです。

これだけ見ても、今の日本人は非常に恵まれていると言えます。日本の対外的な印象をよくしてくれた先人たちには感謝ですね。

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まとめ

以上、留学して感じた日本の凄いところ、日本の良さを紹介しました。

ジェンダーギャップや賃金の低下など諸々の問題を抱える日本ですが、一回外国に住んでみるといいところが見つかるものです。反対に、北欧などポジティブなイメージのある国でも、意外と問題点があることに気づきます。

おそらく日本(どころか世界中どこでも)から「問題点」が消えることがないのかも知れませんが、ネガティブになり過ぎず、かといっていい所ばかりを持ち上げ過ぎず、適度に自分の国に誇りを持って行きたいですね。

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