こんにちは。めいげつです。

「日本から一番近いヨーロッパ」を謳うフィンランド。シンプルながらとってもおしゃれな北欧雑貨、かもめ食堂、ムーミンなど、ここ数年でフィンランドのファンは増えているのではないでしょうか。

そしてそのフィンランド観光の中心地となるのがヘルシンキ。基本的にフィンランドのツアーはほぼすべてがヘルシンキが中心になっています。しかし、せっかくならヘルシンキ地方都市にも訪れてほしい! というのが本音です。そうすれば、ヘルシンキだけでは分からないフィンランドの違う側面を観ることができますよ。

<記事は広告の後にも続きます>

エスポー、ヴァンター

ヌークシオ国立公園の湖

ヘルシンキを囲むように位置しているエスポー(Espoo/Esbo)とヴァンター(Vantaa/Vanda)は、首都ヘルシンキのベッドタウン。ヘルシンキで働く人や学業に勤しむ多くの人が生活する街でもあります。

エスポーやヴァンターにある観光地といえば、ヌークシオ国立公園(Nuuksion kansallispuisto)やシポーンコルピ国立公園(Sipoonkorven kansallispuisto)。これらの国立公園は、都心から1時間程度でアクセスできるのに関わらず、雄大な自然が楽しめる場所になっています。

ヴァンターには、カフェ併設のサウナ、カフェ・クーシヤルヴィ(Cafe Kuusijärvi)があります。ここではサウナ大国フィンランドでもなかなか楽しめない、伝統的なスモークサウナに入ることもできます。サウナは湖のほとりにあるので、サウナで温まったあとは湖にダイブ! なんてフィンランドらしい体験もできますよ。

余談ですが、フィンランド最大の国際空港・ヘルシンキ=ヴァンター空港があるのはヘルシンキではなく、ここヴァンター市内。空港からヘルシンキ中央駅までは電車で30分程度の道のりです。

エスポーとヴァンターの観光地、アクティビティ

  • ヌークシオ国立公園
  • シポーンコルピ国立公園
  • カフェ・クーシヤルヴィ
  • アールト大学

ポルヴォー

ポルヴォー川沿いの赤い倉庫群

ポルヴォー(Porvoo/Borgå)は、ヘルシンキからバスで1時間程度でアクセスできる、川沿いの小さな町。ポルヴォー川沿いの赤い木造倉庫群がとても印象的で、市街地でもかわいい木造建築が並ぶ街並みを観ることができます。

実はポルヴォーは14世紀に建てられた、フィンランドでも有数の歴史がある街です。町のシンボルマークとなっているポルヴォー大聖堂も、15世紀からの歴史があります。可愛らしい家々に囲まれて街歩きをするだけでも、とても楽しいですよ。少し疲れたらブルーンベリ(Brunberg)などのチョコレートショップに立ち寄ってみるのもいいかも。

フィンランド観光の中心となるヘルシンキは19世紀に建設された比較的新しい町なので、のどかで歴史を感じるポルヴォーへのエクスカージョンはいい気分転換になるのでは。

ポルヴォーの観光地、アクティビティ

  • ポルヴォー川沿いの赤い木造倉庫群
  • ポルヴォー大聖堂
  • ブルーンベリ・チョコレート・ショップ
  • 旧市街散策

<記事は広告の後にも続きます>

トゥルク

トゥルク大聖堂の写真

トゥルク(Turku)は、フィンランド南西部の海岸エリアにある町。フィンランドで最も古い町であり、フィンランドがスウェーデンの一部だった13世紀から600年ほどの間首都が置かれていました。スウェーデン語ではオーボ(Åbo)といいます。

トゥルクはフィンランドで最も歴史ある町ながら、非常にコンパクトで過ごしやすい雰囲気を漂わせています。フィンランド最古の城や教会で歴史を感じた後はカフェでのんびり、なんていうのもいいかも知れません。

トゥルクの観光地、アクティビティ

  • トゥルク城
  • トゥルク大聖堂
  • シベリウス博物館

タンペレ

タンペレ大聖堂の写真
reijotelaranta ./ Pixabay

タンペレ(Tampere/Tammerfors)は、フィンランド第3の都市。水位の異なる2つの湖を繋ぐように位置しているタンペレは工業で発展した都市で、かつて携帯電話の世界シェア1位に君臨していたノキアを生み出した街でもあります。

ここタンペレでは北欧雑貨好きには有名なブランド・フィンレイソンの工場が入っていた建物を使った複合娯楽施設や、ムーミン好きにはたまらないムーミン博物館もあります。ヘルシンキから日帰りで訪れることもできますので、日程に余裕のある方は訪れてみては。

タンペレの観光地、アクティビティ

  • ムーミン博物館
  • ピューニッキ展望台
  • タンペレ大聖堂
  • フィンレイソン工場

<記事は広告の後にも続きます>

ロヴァニエミ

ロヴァニエミのサンタクロース村の写真

フィニッシュ・ラップランドの首都、ロヴァニエミ(Rovaniemi)。フィンランド北部で最大の都市で、ラップランドの大半を占めるラッピ県の県都になっています。

フィンランド北部と言えばそう、オーロラ。ロヴァニエミは北極圏が始まる北緯65度の線上にあるので(その線はサンタクロース村を突っ切るように走っています)、オーロラ観光で非常に有名な町。町から少し離れtた森の中でもできるほか、町中にもオーロラ観測スポットがあるのです。

それに加え、ロヴァニエミといえばサンタクロース村があることでも有名です。中心街から8キロほどの場所にあり、サンタクロースの事務所ではサンタクロースと一緒に写真を撮ることもできます。

ロヴァニエミの観光地、アクティビティ

  • サンタクロース村
  • アルクティクム
  • 犬ぞり
  • オーロラ観光

ナーンタリ

ナーンタリのムーミンワールドにて

ナーンタリ(Naantali)はトゥルクからほど近い、海岸沿いにある小さな町。自然豊かで非常にゆったりとした雰囲気が漂う町です。ヘルシンキからもさほど遠くないため(トゥルクより少し先にある程度)、ヘルシンキから日帰り旅行をすることもできます。

この小さい町に何があるかというと、あのムーミンワールド(Muumimaailma)。島一つがまるごとテーマパークになっていて、ムーミンの世界に浸ることができます。あののっぽな青い壁のムーミン一家のお家や、ニョロニョロの生息する洞窟、水浴び小屋などもありますよ。

ムーミンワールドは基本的に夏期のみの営業ですが、冬にフィンランドを訪れる方も心配ご無用。2月には「ムーミン谷の冬」をイメージした形で1週間だけ営業されます。

ナーンタリの観光地、アクティビティ

  • ムーミンワールド

<記事は広告の後にも続きます>

ハメーンリンナ

雪に覆われたハメーンリンナのハメ城

ヘルシンキから電車で30分程度で気軽に行けるハメーンリンナには、フィンランドに存在する数少ないお城の一つ、ハメ城があります。実はハメーンリンナ(Hämeenlinna)という名前は、このハメ城からとられています(「ハメ城」はスペースを置いたHämeen linna)。

赤レンガで造られた重厚なハメ城の中には、中世の鎧やボウガンのレプリカが飾ってあったりもします。軍事モノが好きな方は、中世のお城を楽しんだ後に近くの軍事博物館に行くのも良いでしょう。

ハメーンリンナの観光地、アクティビティ

  • ハメ城
  • 軍事博物館
  • シベリウスの生家
  • 監獄博物館
  • アウランコ自然保護区

ラウマ

ラウマ(Rauma)は、フィンランド南西部の海岸沿いに位置する、人口は4万人程度のちいさな町。実はラウマは、ポルヴォーやトゥルクと並んでフィンランドでも歴史のある町で、旧市街に並ぶ北欧最大の木造建築群は世界文化遺産に登録されています。

ラウマは、実はレース(編み物のほう)で有名な町。毎年7月末には、レース・ウィークというレースのお祭りが開かれます。夏の晴れた日に可愛らしい市街を散歩しつつ、ラウマの伝統的な工芸品を楽しむなんて贅沢な体験ができそうです。

僕が訪れた日はちょうどイースターの休日で人影があまりありませんでしたが、その翌日は人が増え、マーケットでお店が出ていて非常に活気あるふうでした(それによく晴れていたのですごく気持ちが良かった!)。

ラウマの観光地、アクティビティ

  • 世界遺産の街並み
  • 聖十字架教会

<記事は広告の後にも続きます>

イナリ・サーリセルカ

サーリセルカのメイン通り

ロヴァニエミよりもさらに北、北緯68度もの北にある冬のリゾート地がサーリセルカ(Saariselkä)。ラップランドを旅する日本人には、ロヴァニエミとレヴィと並んで有名なスポットではないでしょうか。ここではオーロラハンティングのほか犬ぞりなどのアクティビティが楽しめます。筆者は近隣の集落までクロスカントリースキーをしました。日本では絶対に経験できない極夜や白夜だって経験できます。

ガラスでできたイグルーで寝そべりながらオーロラを見られるというカクシラウッタネン・アイスリゾートもここサーリセルカにあります。

そこから少し北に行くとフィンランドで番目に大きな湖・イナリ湖があり、その湖畔にイナリ(Inari)という村があります。古くはヨーロッパ唯一の先住民族・サーミが暮らした場所で、シーダ(SIIDA)という名前のサーミ人の文化を伝える博物館もあります。

イナリ・サーリセルカ の観光地、アクティビティ

  • イナリ湖
  • シーダ・サーミ人博物館
  • ウルホ・ケッコネン国立公園
  • 犬ぞり
  • クロスカントリースキー

ケミ

ケミに期間限定で出現する雪の城、ルミリンナ

ケミ(Kemi)ボスニア湾の北方にある、ラップランド唯一の港湾都市。

このケミでは、毎年冬から春先にかけて期間限定で雪で造られたお城、「ルミリンナ(Lumilinna)」が出現します。ルミリンナはフィンランド語で雪の城のことで、雪で造られたお城としては世界最大級。

ルミリンナは毎年違うテーマに基づいて造られていて、僕が行った2年前にはフィンランド独立100周年がテーマになっていました。ルミリンナにはkカフェからなんと宿泊施設まであり、アイスホテルのような珍しい体験もできるようです。

ルミリンナを観光した後は、僕はスキーを借りて、凍りついたボスニア湾を通って沖合の島に行ったり、海の上を走り回ったりしました。

ケミの観光地、アクティビティ

  • ルミリンナ
  • ケミ歴史博物館

<記事は広告の後にも続きます>

サヴォンリンナ

夕方頃のオラヴィ城。サヴォンリンナにて

サヴォンリンナ(Savonlinna/Nyslott)フィンランド南東部の湖水地方にある町。フィンランドで最大、ヨーロッパでも4番目に大きい湖・サイマー湖を望む町です。

サヴォンリンナの見どころは、なんといっても15世紀から建造が始まったオラヴィ城(Olavinlinna/Olofsborg)。オラヴィ城はフィンランドのお城らしく、質素なものの重厚感があります。湖の島の上に剛健そうなお城が立つ姿は見ものです。

サヴォンリンナの観光地、アクティビティ

  • オラヴィ城
  • リーヒサーリ自然博物館

マリエハムン(マーリアンハミナ)

スウェーデン語のみで書かれたマリエハムンの道路標示

フィンランド本土とスウェーデンの間、バルト海に浮かぶ群島がオーランド諸島。その主都がマリエハムン(Mariehamn)です。フィンランド語ではマーリアンハミナ(Maarianhamina)。人口は1万2千人程度ののどかな田舎町です。

フィンランドに属していながら公用語はスウェーデン語のみであるオーランド諸島には、フィンランド本土とはまた違った雰囲気が漂います。オーランド文化歴史博物館で海洋貿易の要衝としてのオーランド諸島の歴史をに親しんだり、豊かなオーランド諸島のシーフードを愉しんだり。

マリエハムンは小さな町なので、少し外に出てみてもいいでしょう。近世に築かれたボマルスンドの要塞跡カステルホルム城は、市街地からバス一本で行けるので便利です。オーランド諸島ののどかな自然に囲まれながら、ありし日の遺物たちを見て回ってみましょう。

マリエハムン(オーランド諸島)の観光地、アクティビティ

  • オーランド海洋博物館
  • オーランド文化歴史博物館
  • 帆船ポンメルン号
  • カステルホルム城
  • ボマルスンドの要塞跡
  • スタルハーゲン醸造所

まとめ

……以上、ヘルシンキだけでない、フィンランドの魅力的な地方都市を紹介しました。僕は留学中にフィンランド国内を色々回りました(実はこの中でタンペレだけ行ったことがないのですが……)。

当初はフィンランドの観光地といえばヘルシンキしか思いつかなかったくらいでしたがとんでもない。フィンランドは意外と広いので、フィンランド国内と言えど所変われば違った魅力があったのでした。

みなさんも、もしフィンランドを訪れるなら、ヘルシンキだけでなく地方都市にも訪れてみてくださいな!