こんにちは。めいげつです。

ついこの間、僕が住む神奈川県から東北地方の岩手県まで、夜行バスを使って0泊3日の弾丸旅行を観光してきました。

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弾丸旅行のスケジュール

今回の夜行バス弾丸旅行の日程は、12月3日夜に出発し、4日に到着からの一日観光、そしてその夜に現地出発して5日に帰るというものでした。

各日の詳しいスケジュールはというと、

12/3火東京から夜行バスに乗り込み。22:30
12/4水6:00に一ノ関駅に到着
朝~夜一日フルに使って岩手観光。午前中は一関と平泉観光、昼頃に盛岡へ移動
22:30に盛岡駅にて夜行バスに搭乗
12/5火7:00に東京駅に到着。そのまま帰宅し、数時間後にインターン先へ出勤

岩手に行きたかったわけ

今回岩手を旅行先に選んだのは、ずっと前から平泉に行きたいなと思っていたのが理由。それに、東北の地には一度も足を踏み入れたことがなかったので。

もう一つの候補として石川県の金沢があってそちらも魅力的だったのですが、平泉見たさに岩手に決まりました。中尊寺は世界遺産にもなっていますので、世界遺産を見たいという動機もありました。

そして、岩手と言えば盛岡にベアレン醸造所があったなーと思い付き、盛岡も訪れることにしました。

本当は遠野市なども訪れてみたかったのですが、まあさすがに一日じゃ無理そうだったのでまた次の機会に。

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今回訪れたところ

今回訪れたのは、一関、平泉、盛岡の3都市です。

早朝に到着した寒い寒い一関

一関の市街地
一関の市街地

一関は特に僕の観光リストには入っていませんでした。ただ夜行バスが一ノ関駅に到着することになっていたので、ついでに市街地を観光しました。

夜行バスが一ノ関駅東口に到着したのが午前6時ごろ。冬なのであたりは暗く寒かったです。

やはり寒い地域を朝ぶらついていると、どうもこの世から見放されているような気がしてしまいますね。これが暖かかったらまた違うんですが。

到着した場所がまず悪かったです。バスが着いたのは一ノ関駅の東口だったのですが、これが何もない何もない。真っ暗&寒い&何もないの三重攻撃でへこみそうになりました。

寒い中、市街地のある一ノ関駅の西口までぐるりと回って、市街地に着いたところでローソンに入って食べ物を購入。

さてどこで食ったものかと思いつつ一ノ関駅まで歩くと、なんと待合室が開いてて入れた……! しかも暖房が効いてる!! まだこの世も見捨てたもんじゃありませんね。

一ノ関駅正面
一ノ関駅正面

暖房の効いた待合室でコンビニ飯を食いつつ明るくなるまで待っていました。その後は釣山公園に登って一関の市街を一望。

公園内では雪が積もっていて、雪の少ない地域出身の僕としては少し楽しかったです。

釣山公園から見た一関市街の眺望
釣山公園から見た一関市街の眺望

そこからしばらく一関市内をブラブラ。知らない町の楽しみ方は、適度に道に迷うことですね。本当に道に迷っちゃったら困りますけど。

一関市内を流れる川
一関市内を流れる磐井川

旧沼田家武家住宅(朝早かったので中には入れず)の前を通過し、浦しま公園などを見たのち、9時ごろに電車に乗って平泉を目指しました。

一関の浦しま公園
浦しま公園にて

憧れだった平泉で中尊寺観光とクラフトビール

平泉駅前のようす
平泉駅前のようす

開けた南岩手の田園風景を見ながら、電車に揺られることおよそ20分。前々から憧れていた平泉の街に到着。平泉駅前は観光地としてかなり整備されていてきれいでした。

平泉でのルートは、中尊寺まで行き、金色堂と宝物庫を観光。そこから徒歩で観自在王院跡毛越寺(もうつうじ、と読むのだそうです)へ行き、時間ギリギリになりつつ無量光院跡をさっと見てきました。

まずは駅から25分ほど歩いて中尊寺へ。

中尊寺境内の森
中尊寺境内の森

こういう風に細長い木々がまっすぐ立ち並んでいるのを見ると、なんだか神々しさを感じてしまいますね。

中尊寺の境内は思ったよりもずっと広くて、奥の方にある金色堂に行くだけでもいい運動です。

金色堂を見て、そこで御朱印を貰い、金色堂の隣にあった中尊寺讃衡蔵(宝物館のようなものかな)を観光しました。

中尊寺金色堂を保護する覆堂(おおいどう)の外観

昼食には、中尊寺の駐車場にあるTHE BREWERSというお店へ。地元の食材を使ったカレーと、いわて蔵ビールのオイスタースタウトを頂きました。

これがなかなかウマかったです。別記事にまとめました。

この後は観自在王院跡、そして世界遺産を構成する毛越寺へ。中尊寺が町のはずれにあるので、駅方面へ戻る形になります。けっこう距離があります。

平泉の舞鶴が池
舞鶴が池

こちらが観自在王院跡の舞鶴が池。観自在王院とは、12世紀に藤原基衡(奥州藤原氏の三傑が一人ですね)の妻の命によって建てられた寺院。ただ、その姿はもはやありません。

野原が広がり木々が並び、寺院の遺構が少し残っている程度です(太宰府天満宮もそんな感じだった)。

あだこの舞鶴が池は12世紀の姿をほとんどそのまま保っているそうですね。

観自在王院の跡地はすごくいい天気で、ヒンヤリした空気も澄んでいてリフレッシュさせてくれます。観自在王院跡も毛越寺も広くて小綺麗な感じで、心が洗われたような気持ちになりました。

岩手・平泉の毛越寺の池
毛越寺の池

その後は無量光院跡。ここはだだっぴろい空き地みたいな場所で、思った以上に何もないところでした。

12時40分ごろに平泉駅から盛岡を目指し電車に乗りました。片道1時間50分の道のりです。

ひもじくもけっこう楽しかった盛岡

岩手県って大きいんですね。改めて地図で見ると、僕の出身である神奈川県が4つ入ってしまいそうなくらい大きい。面積の順位では北海道に次いで2位だそうです。そりゃ大きいわ。(ちなみに神奈川県は43位)

それに岩手県は南北に長いので、南にある平泉から北にある盛岡までは、電車でもかなりの時間がかかるのでした。

車窓からの岩手の景色
車窓からの岩手の景色
盛岡駅前の写真
盛岡駅前

盛岡市は寒かったです。たぶん外気温は3度くらいで、ずっと雪がちらついていました。

当方北欧に住んでいましたけども、寒い都市に来たのはもう2年ぶりくらいだったのでだいぶ堪えました。

suicaが使えない盛岡駅の改札

これ衝撃でしょ……。何かってSuicaが使えないことではなく、平泉駅では使えるのに盛岡駅では使えないってことがですよ。

これ平泉からSuica使って乗り入れた都会の坊や(僕も危うくこうなりかけた)が、何も知らなずに盛岡駅まで来ちゃったらどうするんだろう。

まあ対策はとられてるんでしょうから、おそらく窓口に行けば何とかなるんでしょう。

僕はどうだったかというと、平泉駅に「盛岡駅ではSuica使えません」とうい表示に気づいたためなんとかなりましたとさ。

盛岡駅にて
歓迎の横断幕。
盛岡駅前の商店街
盛岡駅前の商店街。こういった風景はどこんもあまり変わらない

とりあえず、最初に盛岡駅から盛岡城址公園に歩いて行きました。ただあまりに寒いので途中のショッピングセンターでしばらく一休みし、お土産を買ったりしているうちに、到着が40分後とかになっていました。

次は平泉と並ぶ今回の目玉、ベアレン醸造所へ。本来盛岡駅から電車で行く予定でしたが、城址公園から駅に戻っていたら明らかに間に合わないのでそのまま歩くことに。寒さと足の痛みでだいぶひもじい思いをしました。

ベアレン醸造所についたら、予定時間よりも少し早く見学ツアーが始まりました。醸造所の見学は初めてだったし、終わりにベアレン・クラシックのドラフトを試飲できたので大満足でした。

見学ツアーについては別途記事を書いてますのでそちらもどうぞー。

盛岡市にあるベアレン醸造所の入り口

バスで盛岡駅に戻った後はお土産探しと夕食。夕食には盛岡三大麺が一つ、じゃじゃ麺を頂きました。大サイズでなんと710円で、締めのちいたんたん(たまごスープ)を付けても760円という安さ。

じゃじゃめん。白龍フェザン店にて
じゃじゃめん。白龍フェザン店にて

760円しか払っていないのに、大食いな自分でも「食べ過ぎたかな……」と感じるくらいのボリューム。最低でも2000円くらいはするわんこそばよりも全然コスパが良さそうです。

お土産は、シッピングセンターで買ったワケありの南部せんべいと、不来方バウム。どちらも美味しかった!

南部せんべいは自社消費用だったので、2袋で300円という破格のお値段でした。

寒さが堪えたために街歩きはそこそこにして、夜行バスに乗る時間まではずっと盛岡駅の駅ビルや待合室の中で過ごしました。そして22時15分にバス乗り場に集合、バスは22時30分に出発しました。

翌朝7時15分ごろにバスは東京駅に到着しました。そこから帰宅したのち、いつもの日常に戻っていきました。

0泊3日弾丸旅行の持ち物

今回の夜行バス弾丸旅行に持って行ったものはこちら。

  • モバイルバッテリー
  • 充電ケーブル
  • タオル
  • 歯ブラシと歯磨き粉
  • ウェストバッグ
  • サングラス
  • 家や自転車の鍵
  • カメラ
  • ポケットティッシュ
  • ビニール袋
  • 御朱印帳
  • 風邪薬
  • バス会社からのメールをプリントしたもの

一週間以上の旅行と比べ、なんと身軽なことでしょう。ウェストバッグは、ポケットの少ないバックパックの整理用です。

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まとめ

以上、岩手に0泊3日の弾丸旅行をした話でした。

夜行バス旅行自体はヨーロッパで何度かやったことがあり慣れているものだと思っていましたが、やはり久しぶり過ぎたせいかかなり堪えました。

東京から岩手まで片道2,900と格安だったものの、やはり安いだけに快適さには欠けていました。

岩手観光そのものは非常に楽しかったのですが、正直夜行バス旅行はしばらくしたくないです。