こんにちは。めいげつです。

別府温泉と並んで全国的に有名な大分の温泉地・由布院温泉に行ってきました。そのようすをレポートします。

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由布院に入る

由布院温泉に行ったのは、今月(2019年10月)の中旬に行った福岡旅行のある種のオマケとして。宿代や食費を極力節約する(ある程度外食もしましたけど)バジェットトラベルの中、一夜だけの贅沢として。

アクセスは、福岡市の博多からの高速バス(往復5,140円)。2時間ほどの道のりです。

高速バスは、由布院駅近くの「由布院駅前バスセンター」に停まります。

由布院駅
由布院駅前のロータリー

観光地なので、駅前のロータリーにはお土産屋さんが何軒かありました。

バスが到着したのは昼過ぎで、チェックインにはまだ早い時間でした。

ただ重いバックパックをどうにかしたかったので、宿に直行し、バックパックの中からデイパックを出してバックパックを預けることにしました。

宿については後ほど。

由布院の賑やかな街道を歩く

由布院駅近くの通り
由布院の大通り

こちらは由布見通り。由布院駅からまっすぐ続く、由布院のメインストリート。いちおうメインストリートですが、人通りはさほどではない印象です。

ここをしばらく歩いて橋を渡ると、有名な観光地・湯の坪街道が分岐します。

由布院市街を流れる川

市街地を横切る川。こうしてみるとのどかな田舎の町といった印象を受けます。まあ実際にそうなんでしょうが。

この川を渡った後、湯の坪街道が由布見通りから分離します。

由布院のとある通り

湯の坪街道。観光客にとってはこっちがメインストリートですね。食事処やお土産屋さんがたくさん並ぶ通りです。

由布院のとある通り

かなり賑わっています。さすが全国的に有名な温泉地。

由布院の脇道のお店

街道の脇道にも、こんな瀟洒なお土産屋さんが。

ここは湯布院醤油屋本店というお店が経営する「薬味家」というお店で、中では色々な調味料が売っていました(ちなみにパン屋さんが同じ建物の左側に入っていますね)。

僕はこの時まで知らなかったんですが、柚子胡椒って大分が発祥なんですね。

僕はこの薬味家で、柚子胡椒ならぬ「かぼす胡椒」と、かぼす醤油を買いました。大分と言えばかぼすも有名ですもんね。

他にもたくさん美味しそうな調味料がたくさんあってのですが、まあ予算の限界もあるしで、大分の名産かぼすを使っていて一番美味しそうなもの(試食して美味しかったもの)をチョイスしました。

結論から言うと、かぼす胡椒とかぼす醤油、どちらも買って正解でした! かぼす胡椒は柚子胡椒とそこまで違いが分からなかったけど、辛みがぴっりっとかなり効いていました。

かぼす醤油はポン酢のように使えて、しかもポン酢よりも美味しいです。家でもかなり重宝されて、すぐなくなっちゃいました。お鍋などに使うといいですよ。

由布院で食べたそば

鞠智(くくち)というお店でお蕎麦をいただきました。なんだかこういう温泉地に行くと、無性にお蕎麦を食べたくなるんですよね。箱根に行ったときもそうだった。

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湯布院フローラルビレッジ

由布院の観光地の一つ、「湯布院フローラルビレッジ」へ。由布院と湯布院で「ゆ」の字が違いますが、間違いじゃないですよ。

由布院フローラルビレッジ

こんなツルが生い茂った魔術的な雰囲気のアーチがフローラルビレッジの入り口です。

由布院フローラルビレッジ

イングランドの村をイメージして作ったという、ファンタジックな世界観の場所。確かに非日常的な雰囲気はあるにせよ、小さなテーマパークのような印象です。

前に写真で見たときはすごく良い雰囲気に見えて是非とも行きたかったんですが、実際行ってみるとそれほどでなくて「まあこんなもんかな」と思いました。

検索して出てくる写真って、多少なりとも加工がして会ったり、人が全くいなかったりするものですが、地面はアスファルトだし、人は多いしであまり非日常感なくて……

うーん、僕自身がヨーロッパの国を色々回って(ロンドン以外のイングランドはほとんど行けてないですが)街並みをある程度知っているからかな。

由布院フローラルビレッジ

人がたくさんいました。

金鱗湖へ

続いては金鱗湖と呼ばれる湖へ向かいます。湯の坪街道をまっすぐ由布岳方面にしばらく歩きます。

由布院のとある通り

金鱗湖は由布院の目玉観光地の一つですが、市街地と比べると、道中の人通りはまばら。

由布院のとある通り

金鱗湖の近くまで来ました。この辺りは観光客向けの食事処がたくさんあります。

由布院のシャガール美術館

金鱗湖のほとりに立つこのオシャレな建物は、CAFE LA RUCHE Gallery & Shop。ベーカリーカフェとギャラリーが併設された建物です。

カフェには行ってないんですけど、2Fにあるギャラリー(マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館)には行きました。

小さなギャラリーで、フランスの画家マルク・シャガールの作品がずらりと並んでいます。

由布院の金鱗湖の近くの道

この先に金鱗湖があります。

由布院の金鱗湖

これが金鱗湖です。ちょうど紅葉の時期だったので、とてもいい雰囲気。

なぜ金鱗湖と呼ばれるのか気になっていると、由布市のホームページにこんな記述がありました。

明治初期の儒学者・毛利空桑が、湖で泳ぐ魚の鱗が夕日で金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたといわれています。

由布市公式ホームページ ≫ 金鱗湖

なるほど。金鱗湖を名付けられたのは最近のことなんですね。

金鱗湖は由布院の中心地からは離れていて、静かで落ち着いた雰囲気に包まれています(人は結構いるけど)。

この静かな湖面とそれを囲む木々を眺めていると、なんとなく心がすっきりしてきます。

由布院の金鱗湖
由布院の金鱗湖

向こうに見える山々の景色も良いですね。

由布院の金鱗湖

ペンションとカフェの入っている建物も。湖畔のペンションとは、まさに保養地に最適なロケーション。

由布院の金鱗湖中にある鳥居

シャガール美術館があるのとは反対側から。湖の中に鳥居が立っていました。

向こう側にいる時は全く気が付かなかったんですが、上の写真を見たらしっかり映っていました。

この辺りには天祖神社という小さな神社があるので、その鳥居なんですね。しかしなんで湖の中なんだろう。

由布院の金鱗湖

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由布の威容を臨みながら湯に浸かれる温泉宿へ

僕が今回の由布院での滞在で泊まったのは、「温泉旅館やまなみ」という旅館。由布院市街から少し離れたところにあります。

朝食付きで、1人1泊8,055円で泊まれました。よくある豪華な晩餐がつかないとはいえ、有名温泉地にある温泉旅館にしてはかなりお手頃。

由布院の温泉旅館やまなみ

外観はモダンそのもの。室内はきれいで、飾りつけなどはさほどない感じでした。

当たり前だけど、受付の人の対応がものすごく丁寧。それまで海外旅ばかりしていた僕はかなり面食らいました。腰が低すぎてこっちのほうが緊張してしまうくらい。

由布院の温泉旅館やまなみの部屋

僕はどちらかというとバックパッカーで安いホステルなりゲストハウスの相部屋で泊まったり、高くともそこまで広くないフローリングのホテルに慣れていたので、畳のお部屋に泊まるのはものすごく久しぶりでした。

昔は家族で何度か温泉旅館に泊まりはしたものの、今回は一人旅。一泊だけとはいえ、かなり広々使えます。

由布院の温泉旅館やまなみの風呂

お風呂はあまり大きくありませんが、十分充分。

由布院の温泉旅館やまなみの足湯

これですよお目当ては。由布岳の威容を目の前で眺めながら湯に浸かれるなんて、けっこう贅沢です。

椅子が置いてあるけれど、正直寒くて座っている余裕はありません。

由布院の温泉旅館やまなみの朝食食べる場所

朝食もついています。パンと卵とソーセージといった、よくあるホテルのビュッフェです。

由布院の温泉旅館やまなみの朝食

ちなみにここの外にはテラス席があって、天気の良い日はそこでも朝食がとれるようです。

由布院の温泉旅館やまなみのテラス

……

見事に朝靄がかかっていますね……朝起きた時も窓の外が真っ白だったので、「今回はあまり景色を楽しめないな」と諦めました。

が、しかし。

みるみるうちに靄が晴れていって、

靄が晴れていく由布岳の写真

ご覧の通り。靄が晴れゆくさまはとて幻想的。朝靄がかかっていたのが、逆に幸いした感じです。いい写真がとれました。

その後10~20分くらいで靄は全部消えてなくなり、お日さまといっしょに由布岳がその堂々たる姿を見せてくれました。

お風呂ではあまり広々とした眺めはなかったものの、テラスは長めの良さが違います。

小さな景色を眺めつつ温泉につかるのもいいけど、こうやって180度(いや、たぶん230度くらい)広がる風景を楽しみつつコーヒーをすするのもいいですね。

テラスにはまだまだありますよ。それが、

由布院の温泉旅館やまなみのテラスと足湯

足湯です。たまらないですね。

由布院の温泉旅館やまなみの足湯

こんな風に、由布岳を眺めながら足湯を楽しめるんです。いい時間を過ごさせていただきました。

◆追記◆「温泉旅館やまなみ」は、どうやらコロナ化による業績不振で、2020年の6月に廃業してしまったようです。安価で由布岳の絶景を楽しめる温泉旅館だっただけに、非常に残念。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は由布院温泉の市街と、由布岳の絶景を眺めながら温泉を愉しめる温泉旅館を紹介しました。