こんにちは。めいげつです。

僕は大学の制度を利用し、フィンランドとうい非英語圏の国に交換留学生として滞在していました。留学先の大学は、同国最大の総合大学、ヘルシンキ大学。期間は2016年8月~2017年7月で10ヶ月です(公式には1年間、ということになってるけど)。

語学留学ではなくあくまで現地の大学への交換留学です。ヘルシンキに滞在した10ヶ月の間は、色々なことがありました。留学前と留学中で後悔したこと、しなかったこと。今日はこういった非英語圏留学の後悔について語ります。

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非英語圏留学で後悔したこと5つ

語学をもっと勉強すれば良かった

辞書の「grammar」のページ
PDPics / Pixabay

これはかなり定番なのではないでしょうか。語学力に関する悩みです。正直、語学に関してはいくら勉強を頑張っても足りない感覚は常にあるのではと思います。

いちおう帰国後1年たって受けたTOEICでは950点を取れたので、平均的な日本人より高いスコアをとれたのは確かです。人によっては「それで十分すぎる」と言ってくれるのですが、どうも「もっと勉強できたのではないか」と考えてしまいます。

フィンランド語もそう。どちらかというと英語力向上という目的の方が大きかったのですが、どうせならもっとフィンランド語力も上げたかったな、と思います。

語学に関して、出発前の勉強が足りてなかったというのも良く聞く話です。無論、僕もこれに当てはまります。

留学前でもできることはたくさんあります。たとえば、

  • 英語の本を読みまくるとか(おすすめの小説の一覧はこちら)
  • ラジオを聞きまくってリスニング力を上げる
  • オンライン英会話で会話力を鍛える(DMM英会話が有名ですね)
  • 国際交流パーティーに行って会話の練習をする(Elan学生国際交流パーティーiFPが有名。Meetupでも見つけられます)

僕は留学先に着いたてすぐの時は、あまりカジュアルに会話できない状態だったので、かなりショックでした。会話力もさることながら、リスニング力が低すぎたのが原因ですね。

日本についてもっと学んでおけばよかった

これも定番です。留学先では、友達との会話や授業中に日本の歴史、文化、政治や社会制度について話す期間が意外とたくさんあります。

その時にちゃんと説明できないと、自分の国のことなのに、と残念に思われてしまいます。大学生ならそれくらいできるでしょ、という風潮があるような気がしますね。

いちおう僕も留学前にこの手の話を聞いていたので、歴史の本を読んだり、朝日新聞出版から出ている『毎日の日本』を購入し暇なときに読んでいました。この本自体は、日本の様々なことについて英語で説明してくれるすこぶる有用な本なのですが、あまりモチベーションが上がらず内容が全然頭に入って来なくて……

それに社会制度には全くノータッチだったので何度か恥ずかしい思いをしましたね。これから留学を考えている方には、こういった分野について普段から関心を持っておくことをおすすめします。

物価の高さ、防寒等にお金がかかったこと

雪が降るヘルシンキ元老院広場。11月
雪が積もるヘルシンキ元老院広場。11月

フィンランドは寒い国です。日本は場所に寄って気候が大きく違うので単純に比較できませんが、僕が住む神奈川県に比べれば非常に寒いです。

事前に分厚いコートや暖パンなどを買ったり、ホッカイロを送ってもらったりと、暖かい国に比べ、着るものが多くなる寒い国での生活には何かとお金がかかります。

それに物価が高いのもネック。フィンランドはお酒やジュースなどの嗜好品や外食がとくに高いので、そういった贅沢はあまりしないようにしました。自炊中心の生活だったので、食費はおそらく東京で暮らす場合とあまり変わらないくらいだったかと。

物価が低い国なら、もっと色々買えたのではと思ってしまいます。実際にフィンランドより物価が低いエストニアやスロバキアに留学していた友人の話では、家賃がヘルシンキの半分未満でしたので……

学生ばかりとつるんでたこと

僕がヘルシンキにいる間は、交流関係といえば主に日本人留学生、他国からの交換留学生と、そして現地のヘルシンキ大の大学生でした。

これに関しては別段悪い事ではありません。「交換留学生が現地の学生との接点を持てない」のはよく聞く話ですし。日本人の留学生ともいい関係を築けたと思いますし。

しかし今考えるともったいないなと思うのは、現地で働く人と接点をあまり積極的に持たなかったこと。

もちろん、ヘルシンキ市内の外国語イベント(現地で働く大人が多い)や友人のホームパーティーに顔を出した時に、そういった人たちとのコンタクトはありました。大学のスタッフや旅行先のホテルの人も、まあ「現地で働く人」ですし。

ただ、これらのコンタクトのいずれも、長期的なつながりになってないのです。今思えば、もう少し主体的に動いて現地の働く人の文化につながりを持ったほうが良かったかもしれません。

何となく英語圏がうらやましい

机の上に積まれた洋書の写真
Rousseau / Pixabay

身も蓋もないことですが、非英語圏の大学で英語で授業を受けている間は、いつまでたっても「お客さん」です(何を隠そう、僕のことです)。やはり英語ではない言語をもつ国に留学するなら、現地語で授業を受けるのが一番良いと考えてます。

英語力アップも目的の一つだったからそれはそれで良いのだけども、なんだかこう、見るべきところを見ずに終わってしまった感じ。

この点、英語圏なら英語がその国の「現地語」になるので、最も慣れ親しんだ外国語かつ現地語である英語で専門分野を学べます。ヘルシンキ大学は施文的な内容だと基本的にフィンランド語で、僕のフィンランド語力は大学の授業についていけるほどではなかったので、ここは正直羨ましいです。

もちろん、その分フィンランド語を頑張れば良かったんだけどね。

逆に全く後悔してないこと

国内・国外旅行をたくさんしたこと

エストニアの首都タリンの写真
エストニア・タリンのラエコヤ広場にて

後悔していないこと=やってよかったことの1つ目は、フィンランド国内外を旅行したことです。

生活費は大部分が給付型奨学金で賄えたので、留学前にアルバイトと節約で貯めたお金と、親からの援助で旅行しました。

フィンランド国内15ヶ所、フィンランド以外では17ヶ国回りました。フィンランドから比較的近い東欧の国が中心です。複数回訪れた国もあるのでのべ20ヶ国以上。

ドイツとかと比べるとフィンランドは他国へのアクセスがあまりよくありません。なので比較的長い休みを使い、一度に数ヶ国を訪れました。1ヶ国につき1都市くらいなので、訪れた国の数だけを見ればかなり立派じゃないかなと笑

なんだかんだ勉強を頑張ったこと

語学力の向上には勉強がかかせません。

英語圏でないにも関わらず、英語での会話にはある程度自信がつきましたし、前述したようにTOEICでも良い点数を取れました。フィンランド語の勉強もしといた良かったと思っています。

それに大学にいる以上、語学に限らずお勉強はしないといけません。

英語で授業を受け(これ自体は留学前からやっていたことですが)、英語でレポート書き、ディスカッションをする。苦しい時もあり諦めて単位を落とした時もあったけど、これを無事クリアできたのは非常に大きいかなと思っています。

フィンランドという国を選んだこと

なんだかんだ、フィンランドという国を選んで心から良かったと思います。やはり興味があった国に行けたのは非常に大きいです。

それに、僕は大学受験で世界史を選択しヨーロッパに憧れがあったので、「ヨーロッパに行けた」というのが良かったですね。

ずっと行きたかった国に行き、その言語を話し、その国で&について学び、その国(と他の国)を旅した。おそらく英語力アップだけにフォーカスをしこれを無理やり英語圏にしても駄目だったかも知れません。

それにフィンランドは治安の良さや現地の人の高い英語力など、勉学に集中できる環境が揃った国ですし。これに関しては以下の記事でまとめています。

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留学に成功する人とは?

留学に成功する人の特徴とはずばり、明確な目標がある、留学先の環境を楽しめるの2つかなと。

留学の目標については「将来を見越してスキルをつける」でもよし、「その国が大好きで住んでみたい」でもよし。留学を終えた後に進むべき道が見えている人、留学先の国に強烈な興味を持っていることは、現地での長期滞在へのモチベーションになります。ちょっとやそっとのトラブルじゃやられませんし、やられる訳にはいかないから。

自分の留学の目標(というか目的)は英語力アップ、フィンランド語力アップ、海外生活を体験する、ヨーロッパを旅行しまくるの4つ。英語力に関してはTOEIC 950点とれたから大成功でいいかな。それにフィンランドという国にも興味あったし。

それに「自分の意思で留学している」ことも重要なポイントです。たまに「自分の意思ではなく、親に言われて留学した」という話を耳にしますが、僕には正直信じられません。親御さんの気持ちは分かるけどね。

フィンランドが留学先としてはマイナーな国だからか、自分の周りでは自分の意思で留学を決めた人しかいませんでした(フィンランドが第一希望ではなかった、という人はいたけど)。彼らの中で途中で脱落した人はいませんでしたよ。

あとは現地の環境を楽しめる人。現地の気候や文化、食生活に適応できないとなかなかきついですよね。食べ物が体に合うかはここの体質の問題なのでどうにもなりませんが、せめて異文化に対してはオープンでないといけません。

留学先を観光したり、日本好きな人のパーティ等に行ったり、外国語学習イベントに行ったりして現地の環境を楽しみましょう。勉強もいいけど、現地にいて楽しくないと辛いだけです。

あと「留学の成功」について。僕は基本的に、途中で問題起こしたりして帰国しなければ、留学は最低限成功だと思っています。住み慣れない異国の地で生活リズムを築き上げ、暮らしていくのは大変なことですし。あとは各人の目標に照らし合わせて、どこまで達成できたか評価しましょう。

まとめ

以上、フィンランドに留学して後悔したこととしていないことを紹介しました。

留学には多額な費用と多くの時間が必要です。これだけの投資を無駄にしないように、なるべく充実した留学生活を送りたいものですね。

みなさんの留学生活に幸あれ。

Header Image by fritsdejong / Pixabay