こんにちは。休日は基本的にほとんど家から出ない明月です(夏なら尚更)。
留学するにあたって、情報収集は不可欠ですよね。僕も留学前はインターネットや大学のサービスをフル活用して情報収集したものです。
その時インターネットでよく目にしたのが、日本人学生が海外に留学すると太るということ。特に女性の方に多い悩みのようです。
具体的なケースは留学先により人により違いますが、確かに日本とは食習慣から社会システムまで様々なことが違うし、それによるストレスもあるかもしれないし、食事が日本よりも明らかに高カロリーだったりするでしょう。
パーティに行った時にたくさん食べたり飲んだりもするでしょう。こういう要素が多いと留学して太るのも無理ないように思えます。
僕は2016年8月28日から2017年6月30日の10ヶ月の間、フィンランドのヘルシンキ大学に交換留学していました。
ですが僕は体重が増えたどころか、帰国時には留学前と比べて10キロ痩せていました。79kg(留学前)から69kg(帰国後)の減量でした。それはなぜか、自分なりに考えてみようと思います。
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フィンランドの伝統料理はカロリー高め
フィンランド料理と聞いてぱっと何かが思い浮かぶ人は多くないでしょう。フィンランドの料理はほかの北欧諸国の料理と共通点が多く「フィンランド特有の料理」といえるものは少ないかもしれません。
フィンランド料理で使われるのはバターや牛乳、チーズなどの乳製品、サーモンなどの魚、肉(北部ではトナカイの肉も)と、様々な種類のベリーがつかわれることもあります。
僕の大好きなサーモンスープやミートボールなど、素朴で美味しいものの、こってりしたものも多いです。フィンランドの気候は非常に寒冷なため、脂肪分が多いつまりエネルギーを多くとれる食事が好まれたのでしょう。
留学中の僕の食生活(少しがっつりめ)
そんな寒冷地でのエネルギー補給に最適な、伝統的フィンランド料理。
でもフィンランドに住んでいても学生向けアパートで独り暮らしをしていれば、フィンランド料理をがっつり食べられる機会はあまり多くありません。僕は基本的に自炊していましたし、料理の腕は人並み以下なので頻繁には作れませんでしたし。外食なんて高すぎてそう何回も行けません。
フィンランド料理を食べられたのは、例えば日本の友達がフィンランドに遊びに来た時の外食ディナーや、現地で知り合った友達の誕生日(それでも大抵はホームパーティー)。それにイースターの休みの前の日に料理を作った時、自分でサーモンスープを作った時、フィンランド国内の旅行先のディナーのような特別な時くらいのものです。
では特別ではない普通の日の食事はどうでしょうか。朝ご飯のメニューは、
- サラダ(レタスの葉一枚とトマト半分)
- ベーコンかソーセージ
- 目玉焼き
- ミューズリー(オーツやドライフルーツ、ナッツを混ぜたシリアル)かコーンフレーク+牛乳
- ヨーグルトがあったりなかったり
- コーヒー一杯
でほぼ毎日決まっており、栄養バランスは良いけど質素なもの。
夕食はほとんどの場合、
- パスタ(ニンニクガッツリのペペロンチーノにハム入れたり、トマトソースぶっかけただけの簡単なスパゲッティ等。毎日パスタでも全然飽きません) or
- 味付きの肉やステーキ肉を焼いたものとライ麦パン or
- 鍋(昆布とかチゲの素が手に入った時だけ) or
- そして牛乳一杯
でした。こう見るとかなりカロリー控えめに見えますが、量は最低でも1.5人前は食べます。大食らいなんです。はい。腹が減っては何とやらといいますし……
昼食は、平日ならUniCafeという大学の学生食堂(実は学生でなくても食べれます。倍額になりますが)でガッツリ食べます。
野菜と炭水化物(パン、米、ジャガイモ)は取り放題で350円くらいなのでお得です。主菜は日替わりなのですが、だいたいお肉か魚の入ったシチューのようなものやミートボール、たまにインド風カレーやピザなど。コスパを高めるためこれでもかというくらい食べました。
休日はUniCafeが休みなので家にいるときはパスタ(再度登場)を茹でたり冷凍ピザを食べます。冷凍ピザはかなり大きくボリュームがあるので、1枚食べればお腹一杯になります。
あと重要なのはお酒でしょうか。今でこそ大の酒好きで週3-4くらいのペースで宅飲みしていますが、留学中当時はパーティだったり外でのディナーだったり旅行先でもない限りはほとんど飲みませんでした。
宅飲みなんてホームパーティの時を除けば月3くらいでした。週1も飲んでいません。
今では考えられないです。単純にお酒の値段が高いのもありますが、当時はそこまで酒好きではなかったんですよね。
こうして見ると、特に食事制限等をしているわけではなかったのですが(実際体重は微塵も意識していませんでした。体重計もなかったので)、どうして痩せられたのでしょう。
……あ、ジムなんて通ってないですよ。行くこと自体が面倒だし。何度か通おうかとは思ったのですが、結局通わずに終わりました。
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とにかく、たくさん歩いた
おそらく、これが一番だと思っています。僕は留学中、とにかくたくさん歩きました。有酸素運動です。
ヘルシンキ市内は交通網(バス、トラム)がかなり発達していますが、なにぶんコンパクトな町なのでたいていの場所は歩いていける距離にあります。
ヘルシンキはとても空気が綺麗な町で、というかヘルシンキという町がそもそも綺麗。市内にはおしゃれなカフェや、インテリア雑貨屋さんが多いデザイン地区があったりと歩くのが単純に楽しいです。確実なデータではありませんが、外に出た日は平均して2時間は歩いていたと思います(引きこもっていた日も勿論ありました)。
今まで実家暮らしだったので、ヨーロッパの町に住んでいるという気持ちと親元を離れた自由(まあ錯覚ですけれども)がそうさせたのかもしれません。
休日で暇だった時もわざわざメトロで20分かけて中心街まで出かけて歩き回ってましたし、なんなら授業が終わった後まっすぐ帰るなんて稀でした(買い物もありましたし)。それくらい歩くのが楽しくて仕方なかったんです。
あとは自転車を持っていなかったのも大きいです。公共交通機関を除けば徒歩という移動手段しかなかったんですね。
僕は日本にいた時は、天気に拘わらず最寄り駅まで歩くことが大嫌いでした。自転車という選択肢があるのに歩くのが気に入らなかったからです。
ただ歩くこと自体が嫌いなのではなく、自転車を持っていけない都内では普通に歩いたりしています。
たくさん歩いたのは旅行先でも同じです。僕は自動車免許を持っていないので、旅行先で動き回る手段は基本的に歩きか、せいぜいバスくらいのものです。観光スポットはあまりに遠過ぎなければ基本的に歩いて回ります。
また「旅行先では必ず何らかの塔や高台に登って町を見下ろす」という目標を掲げていました(まあ達成できてないんですが)。
そのため、旅行に行くたびに数百数十段の階段を上り下りしました。教会の塔はエレベータもない上にかなり高さがあるので、かなりの運動量になっていたと思います。
余分な筋肉が落ちた
余分なぜい肉、ではなく余分な筋肉です。これは当てはまる人と当てはまらない人がいます。
僕はかなり骨太で筋肉質だった(骨太なのは今も変わりませんが)ので、有酸素運動中心で使わない筋肉が削ぎ落とされたのでしょう。
僕は高校生の頃は部活でバドミントンをやっていて、大学に入ってからは特別スポーツはしていなかったものの、よく家でダンベル(20kgくらい)を使って筋トレをしていました。そのせいかズボンなんかはパンパンでした。
それが、帰国後は洋服のサイズがほぼワンサイズくらい小さくなってました。特に下半身。腰回りや脚がめっちゃ細くなりました。留学前に履いてたズボンなんてぶっかぶかなくらいです。
筋肉って重いので、筋トレでゴリゴリについた筋肉が落ちるだけでかなり体重が減ると思うのですよ。
やはり痩せるのに有酸素運動は欠かせないですね。僕は個人的にジョギングは嫌いなのですが、歩くだけでも案外効果は大きいかと。
……と、一応思いついた理由はこれくらい。
でも、ヨーロッパの町は歩き回るのが本当に楽しいと個人的に思います。ヨーロッパでなくとも、自分の住んでいる町を散策して何か新しいものを発見するのは楽しいですよね(まあ僕は自転車があれば自転車を使うんですけど笑)。
それが減量の助けになってくれるとなればもう歩くしかありません。みなさん歩きましょう。ていうか何でもいいから運動しましょう。
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