こんにちは。めいげつです。

前回の記事では、オーランド諸島にある主要な観光スポットをいくつか簡潔に紹介しました。この記事では、オーランド旅行で筆者が最も大きな感動を抱いた場所、ボマルスンド要塞に焦点を置いてみようと思います。

(特別明記していない限り、写真はすべて筆者が撮影したものです)

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ボマルスンド要塞とは?

ボマルスンド要塞(Bomarsunds fästning)は、オーランド諸島にある要塞の跡地です。オーランド諸島の中心にある最も大きい島、Fasta Åland(オーランド本島)の東の端、スンド地区(Sund)にあります。

ボマルスンド要塞の建設が始まったのは、オーランド諸島を含めたフィンランド全土が、スウェーデンからロシア帝国の手に渡った1809年より少し後。オーランド諸島は地政学的に重要な位置にあったので、当時のロシアにとって対スウェーデン防衛の一中心地となっていたようです。

そして1853~56年のクリミア戦争(フィンランドでは「オーランド戦争」とも呼ばれます)ではイギリス・フランス軍が上陸し要塞を攻撃しました。

ボマルスンド要塞には、ピーク時には何千人ものロシア兵が駐留しており一つの町のような様相を見せていたようですが、現在は破壊されなかったほんの一部分のみが残っています。本当に、ほんの一部分ですが。

ちなみにボマルスンド要塞はここ↓ マリエハムンは地図の左下の方にあります。

要塞の中心地を散策してみる

筆者のオーランド旅行は2017年4月16日の夜にヘルシンキの港をフェリーで出発したのに始まり、19日の朝にヘルシンキに港に戻ったため、現地での持ち時間は正味2日間。かなりの弾丸旅行でした。

さらに初日はイースターで休日でバスが動いていなかったためマリエハムンの外の観光地は2日目にまとめて行くことになりました。

なので、ボマルスンド観光にあてられる時間は、行きで乗ったバスが折り返して戻ってくるまでのおよそ1時間強。ゆっくりとハイキングコースを回っている暇はなかったので、かつて要塞の中心だった場所のみ散策することにしました。

ボマルスンド

非常に場所が分かりにくいですが、Bomarsunds fästningのバス停に到着した時の写真です。この写真の向きとは逆の方向に要塞跡があります。帰りのバスはこの道路の反対側にやってくるので、それまでの1時間が勝負。

バス停周辺の景色
バス停周辺の景色

バスを降りて飛び込んだ景色に強い感動を覚えました。澄み渡った濃いめのブルーの空と水。広々とした空には太陽が燦燦と輝いていました。美しい風景に感動しながらしばらくバス停の周りを見回していました。

写真の右奥にもう要塞跡の一部が見えますね。

水も透明で綺麗です。フィンランドの4月はまだまだ寒いので(雪が積もることもしばしば)、水は触ってみたらとてもヒンヤリとしました。

どうでしょうこの青い空と水の色(筆者の写真の腕を自慢しているのではなく風景が綺麗でしょということです。筆者は別に写真は上手くありません)。小波が立っていなければ水面に鏡のように空や要塞の壁が映っていたことでしょうね。

要塞の内側から
要塞の内側から

要塞跡のところまで来ました。僅かに残っている壁は円を描くように並んで立っているので、今は要塞の内側にいるということになりそうです。

クリミア戦争前の頃は、この場所には物見の塔や病院、教会などがあったらしく賑やかだったそうです。それも今や昔ですね……。

ボマルスンドのレンガの山

クリミア戦争でボマルスンドが破壊された後は、そのレンガが建材として使われたそう。このレンガはその時に打ち捨てられたものでしょうか(それか攻撃を受けたときに単純に飛び散っただけかも)。

ボマルスンドの大砲

現在は廃墟とではあれど、大昔には要塞だった場所。大砲なんかもあります。

ただ、ヘルシンキのスオメンリンナの要塞の大砲もそうでしたが、中にはごみが入っていました。

ボマルスンドのメインの要塞といってもそこまで大きくないので、20分もあれば一周回れてしまいました。

橋の向こう側にも行ってみました。歩道がなかったので車が来ないかビクビクしていましたが、車は全く来ませんでした。バス停があるのはこの橋の向こう側です。

まだまだ時間があったので近くの林も散策してみましたが、やはりバスが来た時にバス停にいなければならないので、早めに切り上げました。

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ボマルスンド要塞への行き方

ボマルスンド要塞へはバスか車でのみアクセスできます。

バスはÅlandstrafikenの4番のバス(Mariehamn-Värdö間往復、GodbyとSund経由)です。一日に11本しかありません。マリエハムンのバスターミナル(Bussplan)でバスに乗り、最寄りのBomarsunds fästningで下車すればすぐそこです。

ちなみにマリエハムンのバスターミナルはここ↓

オーランド諸島にはÅlandstrafikenViking Line Bussというバスの2種類あります。でもViking Line Bussはマリエハムンの中を周回するバスなので、お間違えないようにしてください。Ålandstrafikenのサイトはフェリーの情報がメインでバスの情報が見つけにくいですが必ずあるので、注意深く探してください。

まとめ:オーランド諸島の美しき廃墟を堪能しよう

いかかでしょうか。ボマルスンド要塞はおろかオーランド諸島自体、北欧の中でもかなりマニアックな観光地です。ハイシーズンはやはり他の北欧の観光地と同じで夏。

僕が行ったのは4月中旬でハイシーズン直前でしたが非常にいいものを見たと思っているので、夏になって新緑が瑞々しく色づき花が咲く時期になるともっと綺麗なんでしょう。

僕も次に行くときは、夏の時期に2~3週間くらい時間をとってゆっくり楽しみたいですね。

<参考ウェブサイト>

Visit Åland. Bomarsund was big at the time Åland belonged to Russia. Available at http://www.visitaland.com/en/articles/bomarsund/

Visit Åland. Bomarsund was big at the time Åland belonged to Russia. Available at http://www.visitaland.com/en/articles/bomarsund/

Ålands landskapsregering. Bomarsunds fästningruin. In Ålands Museum. http://www.bomarsund.ax/en

Ålandstrafiken. Bus timetables. Available at https://www.alandstrafiken.ax/en/timetables/bus-timetables