こんにちは。めいげつです。

言語学習では、インプットが何より重要。外国語学習というとスピーキングに重点が置かれがちですが、まずインプットが少なければほとんど話せるようにはなりません。

ただフィンランド語のような比較的マイナーな言語ともなると、インプットするための読み物を探すのも一苦労。

今回はそんな一苦労をさせまいと、フィンランド語のリーディングに使えるサイトをまとめました。

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やさしいフィンランド語のニュース

まずは「やさしいフィンランド語」の読み物から。

Yle(フィンランド国営放送)やSelkokeskus(やさしいフィンランド語センター、的な)などでは、フィンランド語力があまり高くない人向けに「やさしいフィンランド語のニュース」を公開しています。

フィンランドは移民を多く受け入れている国(ドイツや隣国スウェーデンに比べたかなりら少ないですが)。ある程度以上の年齢になってからフィンランドに移り住んだ人にとって、通常のフィンランド語のニュースは難しすぎます。

こうした背景があってか、フィンランドでは「やさしいフィンランド語」というものが整備されていて、ニュースや本などを読むことが出来ます。やさしいフィンランド語のニュースはその一つ。

もちろん移民だけではなく、僕のようなフィンランド国外にいるフィンランド語学習者向けのリソースでもあるわけです。

初級文法を終えた人は、とりあえずここからスタートしてみるのが良いでしょう。日曜以外に毎日更新され、音読もついているのもGoodですね。動画もありますよ。

ちなみにこういう「やさしいフィンランド語」のことを、フィンランド語でSelkokieli(セルコキエリ)といいます。

子供向けの童話集

Iltasatuというサイトでは、子ども向けの短い物語が無料で読めます。

「三匹の子豚」や「醜いアヒルの子」などの有名なものかなマイナーなものまで。無料でいくらでも読めるので多読に最適。

簡単かというと実はそうでもないです。基本的にフィクションなど物語モノは意外と使っている単語が多様で、けっこう難しいんですよね。

どちらかというと先ほどの「やさしいフィンランド語のニュース」のほうが読みやすいです。ニュースに飽きたらチャレンジしてみましょう。

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Puhutaan Suomea

続いてもう一つ多読用のリソースを。こちらは中級レベルになるかな。

フィンランドの偉人やフィンランドの文化についての読み物がたくさん載っているサイトです。

フィンランド語のブログ

リーディングにはブログも良いですね。僕もたまり読んだりしています。ここでは僕が読んだことのあるものをいくつか紹介しますね。

まず最初の3つは、旅ブログです。僕が旅好きなので。

Japanin-matkaajaはタイトル通り、日本の観光地を紹介しているブログ。運営者は、日本に留学経験のあるフィンランド人女性です。

Retkipaikkaはトレッキングなどアウトドアにフォーカスしたブログです。

Matkablogi Lähdetään taasは一般的な旅ブログ。世界のいろいろな場所を旅している人のブログです。

SAUNOJAは日本在住のフィンランド人カップルによるサウナブログ。日本語にも堪能で日本語でもブログを書いています。

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YLEの教材

先ほどの「やさしいフィンランド語のニュース」で紹介したYLE(フィンランド国営放送)のサイトです。

YLEのサイトの「Oppiminen(オッピミネン=学習)」というページでは、言語や歴史などの教材が公開されています。

読む専用の記事はもちろん、動画なんかがついている場合もあります。

教材は種類がたくさんあるので、そのうちのいくつかをここで紹介するに留めます。

National Geographic

有名なナショジオのフィンランド語版。

もともとは英語のサイトですが、フィンランド語だけでなくいくつもの言語のバージョンがあるため、多言語学習にはもってこい。

難易度はやや高め。初級者を脱した人が語彙増強のために読むのがいいかと(ナショジオとかこういうテーマが好きで単語を調べまくるのが苦じゃない方ならOK)。

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普通のフィンランド語のニュース

やさしいフィンランド語のニュースは上で紹介しましたが、こちらはネイティブ向けのニュースです。

Yleにはポッドキャストもあります。

Yleは「やさしいフィンランド語のニュース」の項目で紹介したフィンランド国営放送(Yleisradio)。記事は全て無料で読める(はず)。

Helsingin sanomat(ヘルシンギン・サノマット)はフィンランド最大手の新聞社で、通称ヘサリ(Hesari)。1記事1記事がボリュームあって読みごたえがあるけど、ペイウォールに頻繁に阻まれる印象。

ヘルシンキ大学のニュースページでは、特に科学に関連した記事が読めます。その辺りに関心がある人には面白いかと。

そういえばフィンランドは、世界最年少の女性首相サンナ・マリン(Sanna Marin)氏を生み出した国。

幸福度や政治の透明性などで世界のトップを走り続ける国なので、その政府(Valtioneuvosto)のニュースをフォローしてみるのもいいでしょう。

こんなサイトもリーディングに使える

たくさんの文章を読む多読とは趣旨が違うんですが、通販サイトなんかは語彙力増強にもってこいです。

普段の生活で使う道具(料理器具や洋服など)の単語を覚えられるし、単純に色々な商品の写真を眺めるだけでも楽しいです。

代表的な通販サイトは以下。めいめいお好きなブランドのサイトを見るのがいいでしょう。

ちなみにSuomalainen Kirjakauppaでは電子書籍も売っているので、多読用の本を購入することもできますよ。

  • Suomalainen Kirjakauppa:フィンランド最大手の書店。
  • Stockmann:ヘルシンキにもあるデパートのサイト
  • Marimekko:みんな大好きマリメッコ
  • PENTIK:僕の個人的ナンバーワンの雑貨ブランド(別記事にて解説)
  • Iittala:フィンランドを代表するインテリアデザイン・ブランド
  • Artek:アルヴァ・アールトらが創立した家具ブランド
  • Clas Ohlson:調理器具からアウトドアグッズまで色々揃えるお店(スウェーデンの企業)

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カジュアルなフィンランド語を読むには?

ここであげたサイトは、(ブログを除けば)いわば「整えられた」フィンランド語で書かれたもの。

それをそのまま日常会話で使えるというと、もちろん使えますけど、少しカタい感じになっちゃいますね。

会話に適したカジュアルなフィンランド語を学ぶには、もちろんフィンランド人とメッセージのやり取りするのが一番。

ただフィンランド人とのコネクションがある人ばかりじゃないですし、24時間望んだタイミングでフィンランド人とやりとりできるわけでもありません。

そういう時におすすめなのがレビュー。レビューはたいていリラックスした感じで書かれている(たまにゴリゴリの書き言葉で書く人もいるけど)ので、カジュアルなフィンランド語を学ぶのを最適です。

以下のサイトなどがいいでしょう。あとはブログのコメント欄などでしょうか。見つけたら随時追加します。

  • Valioのレシピ:フィンランドの大手乳製品メーカーのレシピサイト
  • Airbnb:みなさんご存知のエアビー

特にAirbnbはレビュー数が多いのでおすすめ。適当に宿を検索して、人気の宿をクリックすれば出てきますよ。