こんにちは。めいげつです。
チェコの隣国スロバキアは、かつてチェコとともに「チェコスロバキア」として1つの国を構成していた国。
チェコの陰に隠れてあまり知られていないスロバキアの首都・ブラチスラヴァ。
古い街並みが残る点では同じですが、プラハと比べて小さくて、ものすごくのどかな、あまり気取らない感じの町でした。
そんなブラチスラヴァを訪れた時の記録をシェアします。
【重要】新型コロナウィルスの流行に伴い、各地で入国制限および入国後の隔離等の対策がとられています。詳細は各国大使館等のページを確認していただくとともに、各国の感染症危険状況については、外務省の海外安全ホームページ等をご確認ください。
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スロバキアとブラチスラヴァの基本情報
スロバキアは中央ヨーロッパの国。チェコの南東にあって、北にはポーランド、南にはハンガリー、東にはウクライナ、西にオーストリアがあります。
ブラチスラヴァはその首都。オーストリアとの国境に接している町で、なんとウィーンから電車で1時間10分~1時間半ほどで行けてしまう近さ。
ウィーンからはあまりにも近いので、日帰りでブラチスラヴァを訪れることも可能ですね。
ブラチスラヴァ旧市街はこじんまりとしている
ブラチスラヴァは、隣国チェコのプラハと比べると非常に素朴で、のどかで、静かな印象がある町でした。
旧市街の大きさはプラハには遠く及ばないくらいで、観光客の数もすごく少なく、人通りもあまり多くない。
洗練されたプラハと、どことなく素朴なブラチスラヴァ。チェコとスロバキアでは観光地としての知名度にも差があり、なんだかそれが町の雰囲気でも感じ取れる感じです。
……と色々御託を並べましたが、ブラチスラヴァはいい町ですよ。逆に行ってしまえば、ブラチスラヴァは
- 古いヨーロッパの街並みが残っている
- それでも観光客でごった返してはいない
という、観光客嫌い(もしくは単純に人嫌い)な人にはうってつけの町でもあります。
それではブラチスラヴァのようすを見てみましょう。
ブラチスラヴァのメインストリート。観光客向けのレストランのみならず、色々な料理を出すレストランが並びます。
ヨーロッパ然としたたたずまいですが、観光客の数は驚くほど少なく、静かで素朴な雰囲気が漂います。
旧市街の規模が大きく、どこを見ても観光客だらけのプラハと比べるとその差は歴然としていますね。
旧市街の中央広場。お土産屋さんなどが入っています。
偶然見つけたマンホール男の銅像。一体なんでこんなところにいるんだ。
とある街角。ここだけを見れば、パリやブリュッセルなどの大都市にも劣らないように見えます。ただ、人が少ないだけ。
スロバキア国立劇場。
スロバキア国立劇場前の広場。
ブラチスラヴァはドナウ川に面している都市で、場所に寄ってはドナウ川がそのままオーストリアとの国境となっています。
この橋を渡ると、ブラチスラヴァで最も人口が多いというペトルジャルカ地区です。別に行かなかったけど。
一部しか映っていない気江戸、ブラチスラヴァにあるコメンスキー大学の建物です。フィロゾフィツカー・ファクルタと書いてあるので哲学科かな。
夜の旧市街も雰囲気バツグンですね。ヨーロッパの古い町では、夜が始まったばかりの、街灯がつき始めるくらいのこういう時間がすごく好きです。
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ブラチスラヴァの青い教会
ブラチスラヴァの主要な観光地が一つ・青い教会。おもちゃの世界からここだけ持ち込まれたかのような、キュートな見た目。
内部もけっこうキュートです。それでも教会なのでそれなりに荘厳さがあるものの、他の教会と比べるとなんだか和やかな気がしないでもありません。
メインストリートに戻って来ました。
ブラチスラヴァ旧市街の南の方にある広場。
聖マルティン教会。カトリックの教会です。
ミハイル門から旧市街を一望
ミハイル門に登りました。旧市街を一望できます。
さほど遠くないところに現代的なビルが見えるところは、エストニアのタリンとにていますね。旧市街のサイズ感もおおかた同じくらいだと思います。
ミハイル門の中は博物館になっていて、中世の武器防具なんかが展示されています。
ブラチスラヴァ城も見えました。
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シンプルな趣きのブラチスラヴァ城
ブラチスラヴァにあるブラチスラヴァ城には、あのハプスブルク家のマリア・テレジアが滞在していたそうで。
旧市街のすぐ外側の道路から見ると、堅牢な要塞と言った雰囲気。
から坂を上ってお城へ行きます。
旧市街から眺めた時の堅固な印象と違って、ブラチスラヴァ城の本丸はすごくキュートな感じ。
あまり飾り立てられておらず、どちらかというと質素な見た目。それにこんな風な四角形のお城ってあまり見たことがないかも。
城内には礼拝堂もありました。まあキリスト教国なら当然かもしれません。
ブラチスラヴァ城内の廊下はシンプルだけど気品のある雰囲気がありました。
城のお庭も、ゴージャスというよりかは、きちっと整備されていて「きれいな」感じ。
デヴィーン城へ
さて、ブラチスラヴァにはもう一つお城があります。郊外のデヴィーンという村にあるデヴィーン城です。
ローマ帝国時代に築かれた城塞の一部で、丘の上に築かれています。
たいして飾りもなく、灰色ないし茶色の石がむきだしになってごつごつとした城壁は、なんとも質実剛健と言った印象。
ヨーロッパのお城にありがちな豪華さはほとんどないですね。
デヴィーン城のすぐそばにはドナウ川が流れていて、じつはこれがオーストリアとの国境になっています。
つまり川のむこうはもうオーストリアです。
……となると、冷戦時代にはここに「鉄のカーテンが引かれていた」のですね。冷戦時代には国境警備の拠点としても使われていたみたいです。
丘の上にあるだけあって、眺めが最高です。山のある風景は、私たち日本人にはなじみのあるものですよね。たぶん。
「鉄のカーテン」がなくなったことを記念するモニュメント。
デヴィーン城に関しては、別の記事で詳しく書きました。そちらもどうぞご覧ください。
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ブラチスラヴァのスーパーにて
ブラチスラヴァのスーパーでは、いくつか面白いものが見られます。
このパン……安い!! 0.08ユーロってなんだよ。8セントじゃないか。
ユーロ圏の国のお店で、1の位と少数第一位にゼロが並ぶ光景は初めて見ましたよ。このパンは食べなかったけど、どうせなら食べればよかったな。10円くらいだし。
それともう一つは、ペットボトルに入ったビール。
日本ではビールは缶か瓶が主流なので、ペットボトルというのは初めて。お隣のチェコでもほとんど見なかったように思います。
値段はかなり安いですね。写真左下のKeltというビールは、1.5リットルで1.39ユーロ(当時のレートで170円ほど)。
その上のCORGONというビールは、おそらく同じサイズで1.55ユーロ(約190円)。
しかアルコール分はも両方とも10%。こんな高アルコールビールなのにかんなに安いのか……
たしかドイツでは500mlで同じくらいだったかと思うので、そう考えると破格ですね。チェコ産のスタロプラメンはもう少し高めのようです。
ただ後になって訪れたクロアチアではビールだけでなくワインもペットボトルで売られていたし、ウズベキスタンでもペットボトル入りのビールが売っていました。
もしかしたら旧ソ連地域の一部、あるいは発展途上国では一般的なのかも知れません。
これだけ安いんですから、やることは決まってます。部屋に戻って酒盛りです。
左2つがスロヴァキア産のビール。こんなサイズのペットボトルビールは、日本じゃまずお目にかかれない。
右の飲み物はコフォラ(kofola)といって、いわば「チェコスロバキア版のコーラ」。共産主義時代に造られたコーラのライバルです。
正直な感想をいうと、コーラの方が美味しいです(僕はコーラ嫌いだけど)。コーラよりもドクペに近いような味だったな。
旧市街の外側は
スロバキアはかつて、ソヴィエト連邦を構成した地域です。
旧ソ連の国の首都は旧市街がきれいなところが多いですが、ひとたび旧市街から出るとボロボロで薄気味悪い建物が並んでいる印象。
中世ヨーロッパの街並みが残るプラハですらそうだし、ラトビアのリガもそう。最も衝撃的だったのはワルシャワのプラーガ地区で、なんというか、かなりハードコアです。
ブラチスラヴァもその例に漏れませんでした。あまり写真は撮っていないんですが、僕が泊まったコメンスキー大学の学生寮や、国立劇場から少し行ったエリアなどがそんな感じ。
ここはブラチスラヴァ駅から旧市街に向かう途中の場所。建物はわりと新しくて薄気味悪さはありませんが。
旧市街から東のほうにある、VMĽŠ MLYNYという名前のコメンスキー大学学生寮近く。右側奥に映っている建物が学生寮です。
こちらが学生寮の建物です。どうでしょうか。おそらくはソ連時代に建てられたのだと思いますが、少し気味悪いくらいのシンプルさ。
部屋からは公園が見えて、少し気分が落ち着きます。
どうしてコメンスキー大学の学生寮に宿泊できたかというと、僕の友人でコメンスキー大学に留学ていた人がいたから。僕と、ブラチスラヴァを一緒に訪れた友人の共通の知り合いだったですが。
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ブラチスラヴァでの食事
正直なことを行ってしまうと、チェコに比べて、スロバキアでの食事はいまいちインパクトが薄くてあまり良く覚えていません。
撮った写真を見て「あ、こんなん食べたな」と思い出すくらいです。
ブラチスラヴァ旧市街からさほど遠くない場所のパブにて。チーズにオリーブオイルをつけたものと、ベルナルドビール(これはチェコ産)。
旧市街の真ん中にある日本食料理店にも行きました。
ああこれはよく覚えています。カプストニッツァ(Kapustnica)という、ザワークラウトとソーセージのスープ。スロバキアの伝統的な料理です。
これがもう、想像を絶するほどしょっぱくて、あまり良い思い出ではないですね。たぶんお店の作り方の問題だと思いますが。
あとはブラチスラヴァのクラフトビールも飲みに行きました。郊外にあるPatrónsky pivovar(パトローンスキー・ピヴォヴァル)というお店です。
旧市街からは遠いので、バスを乗り継いでかなり時間をかけて行った思い出。
たぶん小麦の入ったヴァイツェンビールっぽいもので結構おいしかったです。料理にはグヤーシュをいただきました(これは写真撮ってないんですけど泣)。
ブラチスラヴァ観光に便利なサイト
以上、ブラチスラヴァの旧市街、郊外、デヴィーン城をぶらぶらしたようすを写真でお送りしました。
最後にブラチスラヴァ観光に便利なサイトを貼り付けておきますね。
- Visit Bratislava(英語)
- Omioでヨーロッパ中の鉄道やバスを検索する
- Booking.com
- ホテルズドットコム
- エクスペディア
- JTBで航空券、ホテル、パッケージツアーを探す
- HIS(エイチアイエス)で航空券、ホテル、パッケージツアーを探す
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