こんにちは。めいげつです。
北欧でワインが作られていると聞いたら驚きますか? 実は緯度が高い北欧でも、ワインが作られているんです。
今回は北欧のワイン事情と、実際に僕が飲んでみたフィンランド産ベリーワインの感想を書いていこうと思います。
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北欧のワイン事情とは
実は、フィンランドを含めた北欧でも製造されているワイン。
ワインと言えばフランス、イタリア、スペインなどの南ヨーロッパ中心の旧世界や、アメリカやチリ、オーストラリアなどの新世界地域が有名どころ。主に暖かい所で作られていますね(もっとも、「暑い」地域では造られていませんが)。
しかし気候がワイン造りに適さないと考えられている北欧でも、実はワインが作られているのです。
ただし材料はブドウではなく、ブルーベリーとかリンゴンベリーなどのベリーが多いですね。近年は温暖化の影響で気温が上がっているため、ブドウを栽培しているワイナリーもいくつかありますが。
例として、デンマークのAnnisse vinegardやスウェーデンのスコーネ地方のHällåkra Vingård、フィンランドのSundomなどなど。探してみると意外とたくさん出てきてびっくり。
もしこのまま気温が上がり続ければ、ワインベルトに属していなかった地域でも続々とブドウを原料とするワインづくりが始められるようになるかも知れません。特に緯度の高い地域では、夏の一日の日照時間は軽く15時間を超えますし。
……とブドウから作られるワインの話をしておいてなんですが、今回紹介するのはフィンランドでベリーから作られるワインです。
フィンランドのベリーワイン・Élysée No.1とは?
今回紹介するのはÉlysée No.1(フランス語だし「エリゼ・ニュメロ・アン」かな?)というフィンランドのワインです。スカンジナビア唯一のスパークリングワインなのだそう。
今回入手できたのはドゥミ・セック(Demi-sec)つまりハーフドライ。
Élyséeブランドにはドゥミセックの他にも、ドライとアークティック・ドライというのもあるそうです。アークティックドライってなんだ……?
材料は白ブドウではなく、白スグリ(ホワイトカラント)というベリー。この記事のアイキャッチ画像にも映っている、少し黄緑色っぽい小さなベリーです。
ラベルにも、しっかり「スパークリングワイン(kuohuviini)」って書いてありますね。
しかし、北国の言語であるフィンランド語がワインボトルのラベルに書かれているのはなんだか不思議なものです。
この「Élysée No.1」は、フランスの世界的な酒造メーカー、ペルノ・リカール(Pernod Ricard)社がフィンランドで生産してるもの。
ワインベルトから外れた国のワインにしては結構古いらしく、生産が始まったのは1953年。もう半世紀以上ににわたる歴史があるのですね(まあ北欧では、ブドウはともかくベリーはそこら中に自生していますし)。
通販サイトにも「クラシック(klassikko)」とあるので、ある意味定番のようです。
なんだか殺風景な箱に入って届きました。
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Élysée No.1を飲んでみた感想
とろりとした甘みと、一瞬のナッツの香り
色は綺麗なゴールド。素人目には、見た目は白ワインのスパーリングとあまり変わらないように見えますね。
フルーティな香りと共に、ほんのりとナッツのような香ばしさを感じます。
口に含んでみても、鼻から香りが抜ける瞬間、一瞬ですがナッツのような香りを感じました。コンマ数秒クラスの、ほんの一瞬でしたけど(サイトには「pähkinäinen=ナッツのような」香りとあったので、この感覚は間違ってなかったようです)。
→一晩おいてみたら、ナッツの香りが続くようになった気がします。
そのあとは白ワインスパークリングと似たような味(素人だから正直あまり分からない)。中程度の酸味はあるのですが、とろりとした甘みが主体といったところです。
正直何も知らずに飲めば、ベリーからできているなんて分からないです。たしかに甘みは強いけど、あまい白ブドウのワインなんてたくさんありますもんね。ミュスカなんかは甘すぎて僕は受け付けないレベル。
そう思いながら、生ハムをつまみながらいただきました。
最後に
時僕が人生で最初に試したベリーワイン。僕みたいなワイン初心者にはとても飲みやすいワインでした。
今回紹介した「Élysée No.1」は、貴重な北欧フィンランドのワインながら、日本でも通販で入手可能。
1つ言いたいことがあるとすれば、せっかくフィンランドのワインなんだからフィンランド語の名前つければいいのになーと思ったことです。
では。
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