プラハは僕の永遠のアイドル。

いくつもの尖塔がそびえ立つ古都プラハ。ヨーロッパの中でも屈指の美しさを誇る、チェコ共和国の首都です。スメタナの『わが祖国』にも描かれているヴルタヴァ川を挟んで展開する街並みを歩けば、もう中世のタイムトリップしたかのよう。そして一歩旧市街を出れば現代を感じられるとても不思議な町です。そして安くて美味いビールもはずせません。

さて、プラハは僕が留学前から考えていた旅行先ベスト3に入っていた町でもあります(僕は中東欧に興味があったので正直パリやロンドンよりも行きたかったです)。そして念願のプラハ旅行の夢が叶ったのが、留学が始まってから2ヶ月後の10月下旬。中間テスト直後の1週間ほどの休みのときでした。時間はあまりなかったので、プラハを一日半観光し、チェコ南部の美しい村チェスキー・クルムロフへの日帰り旅行をしました。

その時に泊まったのが、Vienna House Andel’s Prague(ヴィエンナ・ハウス・アンデルス・プラーグ)というホテル。プラハ南西部のスミーホフ(Smíchov)という地区にあります。Vienna Houseはドイツ、フランスなどのヨーロッパ各国や東南アジアにもホテルを展開するグループで、チェコ国内には5つのホテルがあるようです(ちなみにプラハには3つ)。

Booking.comでVienna House Andel’s Pragueの詳細を見てみる。

このホテル、値段は少し高めなのですが、内装がシンプルな上にめちゃめちゃ綺麗だし、朝食のビュッフェは食べ物の種類が豊富だし、受付のお兄さんはユーモアのセンスがあってノリの良い人でとても良い場所でした。

これだけでも十分満足できるのですが、これ以外にもこのホテルが便利な理由が6つあるのでシェア致します。

※ちなみに一番上の写真はホテルの写真ではありません※ あくまでホテル近くの建物です。

◆関連記事◇

Vienna House Andel's Pragueのダブルルーム
Vienna House Andel’s Pragueのダブルルーム。シンプルだけどお洒落な部屋

<記事は広告の後にも続きます>

空港からバス一本でホテルの手前まで行ける。

Vienna House Andel’s Pragueは、Anděl(「アンディェル」みたいな発音)というバス停が目の前にあります。

これの何が便利かって、空港からバス1本でこのAndělまで行けること。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港の第1ターミナル(Terminál 1)から191番バスに乗ってこのAndělというバス停で降りれば、ホテルのほぼ目の前に到着です。長いフライトの後も、すぐチェックインして綺麗なお部屋で休めますよ。

メトロの駅がすぐ近くにある

Andělというのは何もバス停の名前だけではありません。Andělという名前のメトロの駅もあります。

Vienna Houseから東に歩いて2分くらい、1ブロック向こう側にメトロ駅Andělはあります。Anděl駅はメトロのB線の駅で、旧市街に行く場合は3つ目のムーステク駅(Můstek)でA線に乗り換えてスタロミェスツカー駅(Staroměstská)で降りれば旧市街広場までまっすぐ行ける道に出ます(旧市街広場のすぐ近くにメトロの駅はないんですよね……)。

5つめのフロレンツ駅(Florenc)まで行くとバスターミナルがあるので、チェスキー・クルムロフ行きのバスのチケットを買ったりもできます。ミュンヘン行きのFLIXBUSというバスが発車するのもここでした。

先述のムーステク駅の近くには、ビアレストラン「ウ・ピンカスー(U Pinkasů)」や、世界一強いビール(!)等色々なクラフトビールが楽しめるマイクロブルワリー「ウ・メドヴィーツクー(U Medvídků)」などのレストランがあります。この辺りで夕食や晩酌を済ませてしまえばあとはメトロ一本で帰るだけ。とても便利です。

「世界一強いビール」
U Medvídkůでは、世界一強いビールだという「X-Beer33」も楽しめます。アルコールは11.8%

<記事は広告の後にも続きます>

裏口にはチェコ料理レストラン

やはりチェコに旅行に来たら、伝統的なチェコ料理を食べたいですよね。

このホテルの裏口から出てまっすぐ南に行けば、Tradiceというレストランがあります。ここではチェコの伝統料理とピルスナーウルケルが楽しめます。ホテルにチェックインした時に、カウンターのお兄さんが紹介してくれました(※2年前の情報)。僕はクネドリーキ(蒸しパン)の乗ったグヤーシュとピルスナーウルケルを注文しました。ピルスナーはおそらく500mlくらいあって、それを2杯飲みました。値段は1000円(チップ10%込み)と割安なのにかなりお腹いっぱいになります。カウンターにいる恰幅の良いおじさんはちょっとキレやすい人で英語は少し分かる程度でしたが、会計の時にチェコ語でありがとうと言うとそれまでの怒りはどこに行ったのか、満面の笑みで送ってくれました。チェコ料理のお店ですが観光客はそんなに多くないのかも知れません。

別にこのレストランでなくても、ホテルが多い地域だからなのか、付近にはレストランがたくさんありますので探してみてください。

◆関連記事:あまりメジャーではないけど、日本人におすすめしたい(東)ヨーロッパの料理5選

グヤーシュ、クネドリーキとピルスナーウルケル。Tradiceにて
グヤーシュ、クネドリーキとピルスナーウルケル。Tradiceにて

ショッピングモールがすぐ近くに。

Vienna Housseの前にAndělというバス停があることを先ほど伝えましたが、このバス停のすぐ近くにはショッピングモールもあります。

地上3階建てと地下1階のある大きなショッピングモールで、スーパーマーケット、軽食のとれるレストランやカフェがたくさん入っているほか、通常のショッピングモールと同様に洋服のブランドやスポーツ用品店も入っています(旅行中にお世話になるかどうかは分かりませんが)!

こういう現地のショッピングモールって見ているだけでも楽しいんですよね。映画館もあるのでここで映画を観たらかなりローカル気分を味わえるかもしれません笑

<記事は広告の後にも続きます>

ビール工場も徒歩圏内。

チェコと言えばビール。ビール好きならビール試飲のできる工場見学に行ってみたくはありませんか。

実はVienna House Andel’sの近くには、チェコで2番目に売れているビール、スタロプラメン(Staropramen)の工場もあります。徒歩5分ほどの距離にあります。僕はまだ行ったことがないのですが、入場料は1000円ほどで、工場見学ができるほかビールが1杯試飲できるそうなので、次行く機会があったら(ていうか絶対行きたいので)ぜひ行ってみたいです。

チェスキー・クルムロフ行きのバス停もすぐそこ

プラハはもちろん絶対はずせませんが、チェコを訪れたならぜひ足を運ぶべきだと思うのがチェスキー・クルムロフ。チェコ南部、オーストリアとの国境に接する南ボヘミア州にある小さな村です。

ここへ向かうバスを運行しているバス会社の1つがStudent Agency(ステューデント・エージェンシー)。そのStudent AgencyのREGIO JETというバスが発車するバスターミナルNa Knížecí(ナ・クニージェツィー)が、Vienna Houseホテルから南に行ってすぐの場所にあるので、もし出発が朝早い時間でも余裕をもってバスに乗ることができます。

チェスキー・クルムロフの写真

以上、Vienna House Andel’s Pragueが便利な理由を紹介しました。旧市街のど真ん中というような便利さではありませんが、なかなか合理的ではありませんか。

プラハ観光をお考えの際に参考になれば嬉しいです。

Vienna House Andel’s PragueをBooking.comで予約する!