こんにちは。めいげつです。

フィンランドは日本から一番近いヨーロッパというだけあって、日本人に人気の旅行先です。フィンランドは治安が良く、町も綺麗。フィンランド留学経験者の僕もおすすめする旅行先で、海外旅行に慣れていない人でも旅行しやすい国です。

とはいったものの、異国で一定期間過ごすとなれば不安はついてくるもの。

そこで、現地での不安をできるだけ解消すべく、フィンランド旅行で役立つ知識をまとめてお伝えします!

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観光ならビザは不要です

秋空の下のヘルシンキ大聖堂

フィンランドはヨーロッパ連合(EU)ならびにシェンゲン協定の加盟国。シェンゲン協定に加盟している各国ではシェンゲン・ビザという、短期での観光目的での滞在を許可するビザがあります。

日本国籍を持っていて有効パスポートがある人は、シェンゲン・ビザを取得する必要なく、90日以内であればフィンランドを含むシェンゲン協定加盟地域を観光することができます。

というわけで、フィンランドに行くのにビザは必要ありません。パスポートを取得さえすれば観光することができます。

時差は7時間です

日本とフィンランドの間には広大なロシアが構えているので、東西の距離がかなりあります。

フィンランドと日本の時差は7時間。夏の間はサマータイムが実施されるため、時差は6時間になります。

ただ、ヨーロッパ連合(EU)ではサマータイムの廃止が検討されているので、今後サマータイムが廃止され時差が通年7時間となるかもしれません。

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レンタルWi-Fiは基本的に不要です

フィンランドはネット先進国。町中に無料で使えるWi-Fiがあります。

カフェやレストランにはWi-Fiがない店はほとんどないですし、博物館や美術館などの施設にもあります。それにヘルシンキン市内のいたるところから接続できるWi-Fiもあります。大学生ならeduroamも使えますね。

ただ無料Wi-Fiだけでは足りないという方は現地でsimカードを購入すると良いでしょう。かか鵜は10ユーロもせず、簡単な設定をするだけいつでもどこでもネットが使えます。

どうしてもレンタルWi-Fiが良いという方はそれでも良いと思います。「イモトのWi-Fi」や「グローバルWi-Fi」あたりが良いでしょう。

プラグはCタイプです

フィンランドの電圧は日本とは異なり、220/230V。プラグの形は丸が横に2つ並んでいる形のCタイプ。

日本の電化製品を使うには変圧器及びアダプターが必要になります。

が、個人的にはたいてい変圧器は必要ないと思います。

というのも、現地で使う電化製品って基本的にスマホやパソコンの充電器とドライヤーくらいのもので、それらは大抵どの電圧にも耐えられる仕様になっていますし、ドライヤーもそういったものがいくつか出ています。

たとえばこういうもの↓

10ヶ月の交換留学をした僕でさえ変圧器は一切使わなかったくらいなので、何か特殊な機器を持って行く場合でなければ、変圧器は不要でしょう。

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車が右側を走ります

日本では自動車は左側通行ですが、フィンランドを含む大陸ヨーロッパでは自動車は右側を走ります。

これは現地に着いてみて道路のようすを見れば慣れてくるものですが、もし知らなかった場合、「右を見て車が来ていなかったので渡ろうとしたら左から車が来た」というような思わぬ危険もあるかもしれません。

そんなわけで、一応頭入れておいてください。

治安は良いけど油断は禁物

ヘルシンキからバスで1時間の古都ポルヴォー

フィンランドではヨーロッパの中でも治安のいい国です。フィンランド(ヘルシンキ)長期留学経験者の僕が断言します。

しかし、犯罪が全く起こらないわけではありません。ヘルシンキでもスリなどの軽犯罪は起きていますし、2017年にはトゥルクでナイフを使ったテロも発生しています。

特にヘルシンキ中心街北東のカッリオ(Kallio)やソルナイネン(Sörnäinen)地区はヘルシンキでも治安が良くないことで有名(ソルナイネン地区には「麻薬広場」という場所もあるくらい)。

ヘルシンキ中央駅など人が多く集まる場所でも警戒は必要です。いくら治安が良いとはいえ異国なのですから、最低限の警戒は怠らないようにしてください。

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日照時間が日本とは全く違います

フィンランドは国土の4分の1が北極圏に入ってしまうほど北にある国。夏と冬の日照時間の違い日本とは段違いに異なります。

特に旅行シーズンの夏休みや冬休みの辺りが顕著。フィンランドでは最南端レベルのヘルシンキですら、夏は23時ごろまで明るくて、冬になると16時過ぎには真っ暗になってしまいます。

日本との日照時間を違いを堪能するならこれらの時期は最適ですね。ただヘルシンキの観光みの場合は、すぐに暗くなる冬よりも、長時間明るくて活動しやすい夏がおすすめです。

電車のチケットは距離ではなくエリアと乗車時間です

これはフィンランドを訪れた日本人が多く勘違いすることと思います。実際、僕もそうでした。

日本の電車の切符は、発車駅から到着駅までの距離に応じて値段が変わりますよね。

フィンランドは違います。ヘルシンキの話をすれば「ヘルシンキ市内」で「80分以内」なら一律2.9ユーロで、市内の交通機関をいくらでも乗り回せるという方式です(アプリから買うと2.2ユーロになります!)。ヨーロッパの都市ではよくあるスタイルですね。

ヘルシンキ市内の交通機関のチケットは、こちら(英語)で値段を確認できます。

ヘルシンキより外に出る場合はもう少し高くなりますが、基本は同じです。

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駅に改札がない。けれど切符は絶対に買いましょう

フィンランドの駅には改札がありません。トラベルカードを読み取るための小さな機械が設置してある程度です。

なので、やろうと思えば切符を買わずにタダ乗り、ということも理論上は可能です。

ですがメトロや電車に乗っていると、割と頻繁にHSL職員による乗客全員への「チケットチェック」が入ります。

この時に有効なチケットを持っていないことがバレるとチケット料金+80ユーロもの罰金を科されます。かなり痛い出費になります。

一回3ユーロ程度でこの損害が防げるのですから、チケットは必ず買うようにしましょう。観光で訪れる方はデイチケットのようなトラベルカードや、ヘルシンキカードを購入しておくと便利です。各価格はこちら(英語)から確認できます。

タバコはレジで買いましょう

こちらは喫煙者向け。フィンランドでタバコを買いたいという方もいるかもしれません。

ですがタバコの買い方は少し厄介。フィンランドではタバコの銘側や広告を見せられないので、レジに隠してあるのです。

なのでタバコを買いたい時は、真っ先にレジに向かいましょう。

僕は喫煙者ではないのでフィンランドでタバコを買った経験はありませんが、フィンランドでは高い税金のせいでタバコが恐ろしく高いそうです……

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歩きタバコにご注意を

減っていく「Your Life」と書かれたタバコ
PublicDomainPictures / Pixabay

これはヨーロッパあるあるですね。

ヨーロッパの禁煙事情は日本と比べて進んでいるといわれますが、正直個の言説には首をかしげざるを得ません。

フィンランドでは屋内でタバコが吸えない分、タバコは基本的に外で吸います。

外で吸っている人は副流煙を気にするでもなくゆうゆうとタバコをふかしています。歩きタバコも放置されているので、観光していたら前の人の副流煙を思いっきり浴びる、ということもあり得るのです(僕も何度か経験しています)。

「ご注意を」とは言ったものの個人で注意して何とかなるものでもないので、「フィンランドでは歩きたばこをよく見かける」ということを一応頭に入れておいてください。

アルコールは9時までしか買えません

フィンランドのスーパーではビールなどのお酒が買えます。」

しかしスーパーが種類を売っていいのは原則夜の9時まで。9時を過ぎるとお酒を売ってくれなくなるので、バーに行くしかなくなります。

スーパーで変えるのはアルコールが5.5%以下のお酒のみで、それより強いお酒は国営のAlko(アルコ)でしか取り扱っていません。

そしてそのAlkoも9時に閉まります。場合によってはもっと早いことも。お目当てのお酒がスーパーになくて時間を9時を回ってしまった場合は諦めるか、バーに行きましょう。

ちなみに外国人がスーパーでお酒を買う時はパスポートが必要になります。この辺は店員さんの裁量にもよるのですが、ふつう「Henkilötunnus」と言われるのでパスポートを出しましょう。

余談ですが、在留許可カードではダメでした。パスポートじゃないとダメなようです。ちなみに18歳からお酒(ただし22%以下)を買うことができます。

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ヘルシンキ中心街のバーはべらぼうに高いです

アルコールは9時までしか買えないので、9時を過ぎたらバーに行かないとお酒が飲めません。

でもヘルシンキのそれも中心街にあるバーって、値段がべらぼうに高いんですよね。

カイサニエミ(Kaisaniemi)地区にあるOluthuone Kaislaや、ソフィア通り(Sofiankatu)にあるBryggeriなんかがその良い例。ビール1杯8ユーロとか平気でとられます。

安いバーは、カッリオ地区に集中しています。Helsing Barなどは数ユーロ安いです。ただカッリオ地区は治安があまりよろしくないので、慣れない観光客にはあまりおすすめできません……

営業時間は短めです

最近日本でも24時間営業が見直され始めていますね。

フィンランドでは24時間営業をしているいもせは希少で、ヘルシンキではSokos Hotelの地下のS-MarketやSIWAなど数か所のスーパーのみ。

カフェなどは夕方早々に閉まりますし、上で挙げた以外のスーパーは全て、遅くても22時頃には閉まります。

日本で24時間営業の便利なコンビニ等に囲まれた生活をしていると少し不便に感じますが、そういうものだと割り切ってしまいましょう。

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すべて税込み価格です

日本の税抜き価格って面倒臭くありませんか。僕にはどうしても実際よりも安く見せるための工作に見えてしまいます。

フィンランドでは値段は基本的に全て税込み表示です。本体価格だけをでかでかと表示しておいて下の方にちょこっと税込み価格を表示するなんてズルいことはしません(まあ消費税増税に関連した事情があるのでしょうが)。

それどころか、たとえば牛乳や小麦粉などの食品には1個(パック、袋etc)当りの値段の下に、100グラム当たりの値段が小さく書いてあることも。これ、けっこう便利です。

水道水は飲めます

水道水とコップの写真
Arcaion / Pixabay

水質の違いから、ヨーロッパとくに南欧や西欧の国だと、水道水が飲めない国が結構あります。

フィンランドはこの点は問題ありません。水道水はとても水質が良く普通に飲むことができます。

フィンランドでペットボトル入りのミネラルウォーターを買うほど損なことはありません。水筒やタンブラー等を1つ用意して、ホテルの水道から水を入れて持ち歩けばよいでしょう。

水の固さですが、僕は10ヶ月間飲んでも一度もお腹を下しませんでした。

この辺りは体質にもよると思うので、もしフィンランドの水道水が合わないようでしたら正直にミネラルウォーターを買うことをおすすめします。水道水が体に合わないのなら、全く損ではないですからね。

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紙なんかいりません

フィンランドは日本よりもペーパーレス化が進んでいます。

飛行機や長距離バス、フェリー等の搭乗手続きも、搭乗券を印刷する必要はなくQRコードやバーコードが載ったPDFファイルをスマホに入れていくだけでOK。

スーパーでのお会計だって、クレジットカードでお支払いをすれば、ネット上で明細が確認できますし。紙の現金を使う必要すらないわけです。

水着は持っていきましょう

北国に行くのに水着!? と思うかもしれません。ですがフィンランド文化を楽しみたいなら水着は必須かと。

それもそのはず、フィンランドはサウナ文化発祥の地と呼ばれる国です。国中のいたるところにサウナがあり、集合住宅やホテルにもサウナがついています。もちろん共用サウナだって町中にあります。

しかしこういったサウナは男女共用なのが多くて、基本的に水着の着用は必須です(ソンパサウナなど極少数の例外はありますが)。サウナ後に湖で泳ぐのにも必要不可欠。

ヴァンターのCafé Kuusijärviなど場所によっては水着をレンタルしてくれることもありますが、自分の水着を持っているのなら、これって正直無駄な出費ですよね。

フィンランドのサウナ文化を着慣れた水着でたっぷり楽しみましょう。

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チップは必要ありません

日本ではチップの習慣がないので、アメリカや西欧などに行ったときにチップを要求されて困る人が多いのではないでしょうか。

その点フィンランドでは問題ないでしょう。フィンランドではサービス料が料金に既に含まれていることが多く、チップを要求されることはありません。

ヘルシンキで10ヶ月暮らした僕ですが、実際にチップを払ったのはフィンランド国外に出た時のみでした。

店員にはあいさつとありがとうを忘れずに

日本ではお店の人にあまり挨拶をしたりとか、「ありがとう」と言ったりはしない人が多いですよね。

フィンランドを含めヨーロッパ各国では、これをやってしまうと非常に印象が悪いです。

お店やレストランに入ったらかならず「Hei」と挨拶をし、お会計を終えたら「Kiitos.(キートス、ありがとう)」と言いましょう。こちらから「見せてくれてありがとう」という気持ちで「Kiitos.」と言えば、たとえ何も買わなかった場合でもお店を出やすくなります。

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旅行なら英語だけで問題なし(長期滞在でも)

海外旅行に行くと必ず直面するのが言葉の問題。我らが母語である日本語(一部例外はありましょうが)は、残念ながら日本国外にはほとんどネイティブがいません。なので必然的に外国語(特に英語)を使うことになります。

フィンランドの公用語はフィンランド語。英語ともロシア語とも異なる、ヨーロッパでは非常に異質な言語です。フィンランドに英語のネイティブはほぼいません。

こう聞くと少し身構えてしまいますが、フィンランド人は概して英語力が高いです。どれくらい高いかって英語力の国際ランキングで上位に来るくらい。

EFの英語能力指数では、フィンランドは世界8位の座についています。

田舎に行ってしまえば英語の通用度は下がると思いますが、ヘルシンキやトゥルク、レヴィなどの主要都市やリゾートで数日間滞在するだけでは全く問題ないはずです。

ただ、多少フィンランド語を覚えて実際話してみると、結構喜んでくれますよ!

ヘルシンキからは隣町や隣国に日帰り旅行もできます

エストニア・タリンの旧市街の写真

フィンランドを訪れる人の多くがヘルシンキを観光すると思いますが、ヘルシンキだけという人でも、時間に余裕があったらヘルシンキの外への日帰り旅行をおすすめします。

フィンランド国内で代表的な日帰り旅行先は、ポルヴォーや、ハメーンリンナ、ナーンタリでしょう。

ポルヴォーはヘルシンキよりも歴史が長く、可愛らしい木造建築の街並みが楽しめます。ハメーンリンナにはフィンランドの数少ないお城と軍事博物館があります。ナーンタリニは知る人ぞ知るムーミンワールドがありますね。

そしてフィンランド国外でおすすめなのが、フィンランド湾をはさんで南にある隣国・エストニアのタリンへのフェリーを使った旅。

タリンは中世より続くハンザ同盟都市で、まさに中世ヨーロッパのような、石造りの入り組んだ街並みが楽しめる観光地です。

また、飛行機を使えばスウェーデンのストックホルムに行くことも可能です。片道1時間程度のフライトなので、時間に余裕を持って行けば日帰りでの旅行もできるはず。

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まとめ

以上、フィンランド旅行をするにあたって知っておきたい情報をまとめてみました。「22個もあってこんなに覚えられないよ」と思うかもしれません。

海外旅行は、数十年前に比べれば手軽に行けるようにはなりました。ただ依然として「自分の慣れ親しんだ文化圏から出る」ということは、結構な事前準備が必要なことです。日本にいる時と全く同じ気持ちで行っても本来上手くいくはずないんですよ。

……とは言ったものの、フィンランドは綺麗で安全な国で、旅行する価値は絶対にあります。海外旅行慣れしていない人でも、以上のポイントを頭に入れておけばちゃんと楽しめると思います。

フィンランド旅行は費用こそかかりますが(何しろ遠くて物価が高いので)、それを除けば正直ウズベキスタンとか中南米よりも難易度は低いと思います。

素敵なフィンランド旅行をお楽しみください。Hyvää matkaa!

Photo by Tapio Haaja on Unsplash