こんにちは。めいげつです。
ヘルマン・ヘッセの生まれ故郷カルフ。彼が少年時代数年間を過ごした地であり、彼の代表作「車輪の下」でも鮮明に描かれている、シュヴァルツヴァルトの小さな田舎町。
ヘッセのファンなら、この町でぜひ泊まってみてほしい宿があります。それがHotel Alte Post(ホテル アルテ ポスト)です。
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ハンス・ギーベンラートの家
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Hotel Alte Postは駅から徒歩数分とすぐ近く。
カルフの旧市街へも2分程度でいけるほか、ヘッセの銅像が立つニコラウス橋(Nikolausbrücke)もほとんど目の前と、ロケーションもばっちり。
立地もさることながら、僕がヘッセファンに泊まってみて欲しいのにはこんな理由が。

少し読みにくいですが、「Gasthaus zur Post von H. Giebenrath」とあります。実はこのHotel Alte Postは、『車輪の下』の主人公ハンス・ギーベンラート(Hans Giebenrath)の家とされている建物なんです。
ヘッセの生家には泊まれなくても(お店が入っているため)、少年ハンスの生家には泊まれるのですよ。

入り口はココ。向かって左にある道にあります。渡されたカギを使ってここから出入りします。正面玄関は使っていないようでした。
ここから各お部屋のある2階へ上ったり、フロントや朝食の場所へ繋がっています。
僕は電車が遅れた影響でチェックインが2時間ほど遅れたのですが、ダメ元で電話してみると、通常チェックインは19時までにもかかわらず入れて頂けました(なお到着したのは21時過ぎ)。
そういう事情で宿泊料の支払いは、道路を挟んで隣にあるホテル、ヘルマンズ・ノイエ・ポスト(Hermann’s Neue Post)のフロントで行いました。
宿泊料の支払いは現金のみと事前に知っていたため現金で支払いましたが、どうやらクレジットカードも使えるようです。もしかすると、Alte PostではなくNeue Postのほうで決済したからかもしれません。


お部屋のようす
今回止まったのはダブルルーム。本来2人旅行だったはずが連れがキャンセルしたため、僕一人で泊まることになりました。
一泊55ユーロ=約6,700円なので、2人で分ければ1泊1人あたり約3,350円ですね。

けっこうシャレたお部屋でした。テレビ付き。一人用のソファーもあり、PCでも作業に丁度良いデスクもあります(これが結構ありがたい)。
右側のベッドのそばにはナイトテーブルもついています。

ベッドの上にはビスケットが。ウェルカムビスケットというべきでしょうか。ドイツのホテルでは、こういったお菓子が置いてあることが多い気がします。ベッドの上に。
これだけ見ればとてもいい部屋なのですが、気になったことが2つ。
1つはWi-Fiの接続がかなり不安定なこと。部屋の場所にもよりけりかも知れませんが、頻繁に切れるのでブログを書くのを断念しました。SIMカードのデータはなるべく無駄遣いしたくなかったし。
もう1つはコンセントが遠いこと。お部屋にはコンセントが2つある(バスルームを除く)ものの1つはデスクライトが占拠しており、もう一つは入り口の扉の足もとに。長めの延長コードを持っていないとけっこう不便です。

バスルームもいたって清潔で使いやすかったです。「お湯が出てくるのに時間がかかる」といった注意書きがありましたが、全くそんなことはなく、普通にお湯が出てきました。
そしてありがたかったのが、洗濯サービスがあること。洗濯物が溜まっていてそろそろ選択したいなと思っていたので、ちょうど良かったです。1回8ユーロ。
道路を挟んで隣にあるHermann’s Neue Postの上には、ヘッセが本を書くのに使っていた小屋があるのだそう(ホテルのオーナー談)。

それがどの小屋かは分かりませんでしたが。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はヘルマン・ヘッセの故郷カルフにある、ハンス・ギーベンラートの家に泊まれるホテルAlte Postを紹介しました。
Wi-Fiの不安定さはかなり気になったけれど、立地という点では文句はないし、何よりギーベンラート家に泊まれるのがヘッセファンとしてはとても良い。
ネットをあまり使わないか、なにか別の手段があるなら一向に値するホテルかと思います。ヘッセファンならぜひ泊まって欲しいですね。
Hotel Garni Alte Post Calw
【住所】Bahnhofstraße 1, 75365 Calw
【電話番号】07051 – 2196
【FAX】07051 – 700379
【メールアドレス】hotelaltepost-calw@gmx.de洗濯サービスあり(有料)
Wi-Fiあり(遅い)価格・空室状況
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