こんにちは。めいげつです。
数年前にミュンヘンに滞在した時、日帰り旅行先として、湖のほとりにある小さな町、プリーン・アム・キームゼーを訪れました。
プリーン・アム・キームゼーは、湖と森、そしてバイエルンのメルヘン王が建てたお城のある町。そこで街歩きした様子を、写真でお届けします。
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プリーン・アム・キームゼー基本情報
プリーン・アム・キームゼー(Prien am Chiemsee)は、南ドイツのバイエルン州にある小さな町。人口は1万人とちょっと。
「バイエルンの海」と呼ばれるキーム湖(Chiemsee=キームゼー)の湖畔にある町。プリーン・アム・キームゼーとは「キーム湖畔のプリーン」という意味。
プリーンの周辺には、この「キーム湖畔の(am Chiemsee)」がつく町がいくつかあります。
このキーム湖を囲むキームガウという地域はリクリエーションで有名だそうですが、何しろ有名なのは、ヘレンキームゼー城(Herrenchiemsee)というお城。
あのノイシュヴァンシュタイン城を建てた、「メルヘン王」ことバイエルン王国最後の王・ルートヴィヒ2世が建てた宮殿です。
ヘレンキームゼー城は、キーム湖に浮ぶ男島(Herreninsel)に立つ宮殿で、ヴェルサイユ宮殿を模して作ったものの、ルートヴィヒ2世の死によって途中で建設が頓挫したというもの。
なぜこのプリーン・アム・キームゼーという小さな町に行くことになったかというと、ミュンヘン滞在中のエクスカージョンの木手kk地だったから。
バイエルン州には超有名なノイシュヴァンシュタイン城があるものの、前もって予約などをしなかったせいで予約できず。
代わりに友人が教えてくれた、このヘレンキームゼー城を見に行くことになったのです。
ミュンヘンからプリーン・アム・キームゼーへ到着
南ドイツ・バイエルン州の州都でドイツ屈指の都市・ミュンヘンから鉄道に乗って、プリーン・アム・キームゼー駅へ到着しました。
ミュンヘンから隣国オーストリアのザルツブルクまで行く路線です。
バイエルン州内の電車が一日乗り放題になるバイエルンチケット(Bayern Ticket)を連れと一緒に購入したので、合計32ユーロ。一人あたり16€なので大変お得です。
ちなみにバイエルンチケットを1人で使う場合は25ユーロ。ただ2人以上で一緒に行動する場合は、1人あたりプラス8ユーロで5人まで追加できるというシステム。
つまり、人数が多ければ多いほどお得なのです。バイエルンチケットの詳細はこちら(英語)。
というわけで、プリーン・アム・キームゼー駅に着いた後は、東口からメインストリートのゼー通りを通ってますぐキーム湖を目指します。
建物は多くなく、人や車の通りも多くありません。
プリーン・アム・キームゼーという町は、一言でいえばキレイな田舎町という感じ。「キレイな」と言ったけれど、何となく観光で潤ってそうで、道も綺麗にしてあってちゃんと整備されている感じ。
キーム湖を中心とする地域はレクリエーションで有名な地域だそう(Wikipedia情報)なので、さもありなんかなと。
小さな町と言えど、こうして他の地域がたくさん人が来てくれるのは良いですね。田舎町にありがちな寂れた感じは全然ありませんでした。
線路が見えますね。トラムとかではありません。
この町にはキームゼー鉄道というのが通っていて、小さくて可愛げのある車両がゆっくり走っています。
それがこちら↓
まるでテーマパークにあるような小さな電車です。それこそ子ども向けの。
もちろんこの鉄道は子ども向けでは全然なくて、地味に遠い駅~湖の移動を楽にするためのれっきとしたビジネスなんだと思いますが。
ただやっぱり普通の電車やトラムのようなおっかなさはあまりありませんね。
もちろん、我々弱者たる歩行者は気を付けて歩かねばなりませんが。
踏切も小規模で、こういうのを見ていると何となくニンマリしてしまいます。
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ヘレンキームゼー城のある男島へ
さて、こちらが町の名前にも入っているキーム湖。ドイツ語読みでキームゼー。
この船着き場からフェリーが発着していて、湖に浮んでいる島をつないでいます。
僕らはすぐには船に乗らず、湖畔のホテルレストランで腹ごしらえをしてからフェリーに乗りました。
湖と山々に囲まれたプリーン・アム・キームゼーは、まさに風光明媚なリゾート。良く晴れていて、とってもいい気分になります。
静かすぎるわけでもないんだけど、人が多すぎるわけでもない。ちょうどよく賑わっている感じです。
なんだか、都会の生活に疲れた人たちがその疲れをいやすにはちょうどいい感じ。あとは金のある有閑マダムやムッシューたちが気楽に過ごすとか。
僕も似たようなものか。
キーム湖には主に男島(Herreninsel)と女島(Fraueninsel)という2つの島があるのですが、今回訪れたのはヘレンキームゼー城がある男島のみ。
船から降りてすぐの場所はこんな風な開けた場所になっていました。この辺りにビジターセンター兼売店がありました。
途中、道は森の中へ入っていきます。
さて、突然ですが島の中央辺りにあるヘレンキームゼー城の境内に入りました。写真奥に見えるのがヘレンキームゼー城(Schloss Herrenchiemsee)です。
メルヘン王と呼ばれた、バイエルン王国最後の王様・ルートヴィヒ2世が、ヴェルサイユ宮殿を模して建てた宮殿。
あの超有名なノイシュヴァンシュタイン城を建てたのと同じ王様です。
船着き場からは結構距離があって、20分くらいは歩いたかな。
ヴェルサイユ宮殿を模したというだけあって、お城の前のお庭も左右対称・幾何学的なパターン。
晴れた青空によく映えますね。森の中、さらに風光明媚な湖に浮かぶ島にあるというのがまた良いですね。
さて、ヴェルサイユ宮殿を作りたかった(けど資金難で失敗した)メルヘン王の宮殿を見に行きましょう。
……と本来ならここに写真を並べたかったのですが、僕が行ったときはなんと写真撮影禁止! なんとも残念な話。
ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を模したホールは本当に見事というほかありませんでしたが、その分、未完成のまま放置されていた部屋とのコントラストがすごかった。
内部を見たい方は、Googleの画像検索かなんかで見てみて下さい。
ロビーはこんな感じ。ここはさして特徴がある訳でもありませんね。
お城を観光した後は、同じく男島にある、修道院の建物を利用したギャラリーに行き絵を見て行きました。知らない作家の作品が多かったけど。
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