こんにちは。めいげつです。
僕はフィンランド語を数年学習していますが、今まで紙の辞書はほとんど使いませんでした。
というのも辞書は全て無料で使えるオンライン辞書で済ませていたからで、学習にかかる費用を大幅にカットできたかと思います。
ここではそういったネット上で使えるフィンランド語の辞書を紹介。しかも全部無料です。残念ながら日本語でちゃんと使えるものはありませんが、英語がある程度わかれば問題なく使えるかと思います。
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フィンランド語だってしっかりカバー。英語版wiktionary
まずは多言語学習者には定番(?)の英語版wiktionary。ウィキメディア財団が運営する、膨大な数の言語をカバーしているオンライン辞書サービスです。
日本語版でも使えないことはないですが、収録している単語が少ないのが難点。その点英語版では基本的に何でも載っているし、格変化表や動詞の活用表がしっかり載っている(載っていないページもあります)ので非常に便利です。
ただ難点としては例文が少ない所でしょうか、基礎的な単語はともかく、少し単語が難しくなると例文がなかったりするので、基本的に全単語に例文を載せているKielitoimiston Sanakirjaを併用すると良いでしょう。
英語フィンランド語翻訳サービスSanakirja.org
Sanakirja.orgは色々な言語をカバーした自動翻訳サービス。オンラインでは数少ない、日本語にも対応している辞書。
とはいっても日本語はあまり完全に対応しきれていないようで、単語を検索しても載っていなかったり、変な訳が載っていることがあります。ご利用の際はその点にご注意ください。
なので英語版wiktionaryをメインで使いつつ、どうしても英語訳でニュアンスが掴めなかったらダメ元で使ってみるのが良いと思います。
使う時は検索窓の下のプルダウンメニューで「suomi」と「japani」を選択してください。
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Kielitoimiston Sanakirja
こちらは上級者向け。フィンランド語の単語をフィンランド語で解説してくれる、いわゆるフィンフィン辞書。
フィンランド内国語研究センター(Kotus, Kotimaisten kielten keskus)が運営する無料のオンラインフィンフィン辞書です。
度の単語を検索しても基本的に例文やフレーズが載っているので、進出単語の用法を掴むのに最適。僕はかなり重宝しています。弱点としては、2語以上のフレーズを探すのが少し面倒なところ。
まあフィンフィン辞書なだけに中上級者向けなので、英語版Wiktionaryで英訳を参照しつつこちらで例文を見る、という使い方が良いでしょう。僕もそういう使い方をしています。
番外編:紙の辞書もいちおう紹介する(こっちは有料)
日本語・フィンランド語辞書
導入でお伝えした通り僕は紙の辞書をほとんど使っていないので、軽く紹介しておくに留めます。ちゃっかりアフィリエイトリンクも貼っておいて何なのですがね。
日本語で引けるフィンランド語の辞書は本当に数冊しかありません。悲しきかな、マイナー言語の宿命。
その中でも、僕は白水社から出ている『パスポート初級フィンランド語辞典』(吉田欣吾著)をおすすめします。
この辞書はかなり新しくて、2019年6月に出たばかり。フィンランド語界隈では有名な吉田欣吾先生の著作です。『「言の葉」のフィンランド 言語地域研究序論』などの興味深い著作もある方。
Suomen kielen sanakirja maahanmuuttajille『移民のためのフィンランド語辞典』
最後におまけとしてフィンフィン辞書を紹介いたします。フィンランド語の単語をフィンランド語で解説した辞書です。
それが『Suomen kielen sanakirja maahanmuuttajille(移民のためのフィンランド語辞典)』。フィンランドで売っている、フィンランドに移住したばかりの人向けのフィンフィン辞典です。僕はヘルシンキのアカデミア書店(Akateeminen kirjakauppa)で購入しました。
基礎的な単語3500を簡単なフィンランド語で単語の意味を解説してくれます。またそれだけでなく、例文から類義語や対義語、関連する単語なども併せて記載してくれているので、読んでいるだけで自然と知っている単語が増えていくようになっています。
ライトグリーンのペーパーバック装丁がトレードマーク。フィンランドを訪れる際はぜひ購入してみてください。値段は21ユーロ程なので、日本語の分厚い辞書を買うよりかなりお金をセーブできますね。
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まとめ
以上、今回はオンラインで無料で使えるものを中心にフィンランド語の辞書を紹介しました。
マイナー言語ではやはり辞書や教材が限られてきますが、こうやって無料で使えるものがあるのは非常にありがたいことですね。
ほとんど英語なので少々手間ですが、辞書を引きつつ英語の単語力も増強できるので、無料という利点を活かして使っていきましょう。
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