Bonjour à toutes et à tous ! (みなさんこんにちは!)めいげつです。
世界中の約2億7700万人が話し、ヨーロッパとアフリカの29ヶ国で公用語になっているフランス語(出典:エスノローグ)。
そのお洒落な響きや、フランス(語圏)の文化に魅せられてフランス語を学び始める人も多いでしょう。
「フランス語を独学で始めてみたいけど、どこから手を付けたらいいか分からない……」そんな人向けに、フランス語の教材を紹介します。
最初に、無料で使えるフランス語学習サイトを、その後おすすめの書籍(こっちは有料)、という風に順番に紹介していきますね。
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東外大言語モジュール
- URL:http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/fr/
「フランス語を始めたい!」と思い立った人は、まずこのサイトから始めるのがいいと思います。語学好き界隈では有名な、東京外国語大学の「言語モジュール」です。
カバーしている言語がものすごく多いので、フランス語に限らず外国語を始めるときはもってこい。言語によって教材の量にかなり差がありますが。
発音は「発音モジュール」で一通り抑えられますし、文法は「文法モジュール」の中の「簡単なフランス語文法」でどうぞ。ちょっと例文が少ないのが玉に瑕。
北鎌フランス語講座
- 文法編:http://class.kitakama-france.com
- 動詞の活用編:http://verbes.kitakama-france.com
中級以上のフランス語文法を学ぶ人向けのサイト。オンラインなり教材なりで初級文法をすでに終えていて、基礎的な単語を知っている人向け。
接続法などを中心に、中級以上のフランス語学習者が躓きがちなポイントを中心にていねいに解説されています。
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PodcastFrançaisFacile.com
- URL:https://www.podcastfrancaisfacile.com
フランス語講師Vincent Durrenbergerさんが運営するフランス語学習サイト。解説などは全てフランス語でされています。
スキットとダイアローグを中心にフランス語の文法や表現を幅広く学べます。音声と文字お越しの両方があるので、初級学習者のリスニング教材として大いにおすすめ。スピードもゆっくりです。
ストックがたくさんあるので、「言語モジュール」と並行して進めるのがいいでしょう。
おまけ:お金がかかるけどおすすめなリソース
オンラインで無料で学べるのはいいけど、ちょっと浅い理解になりがちな気がする……というのが僕の実感。
もしかしたら最初のうちは少し出費を覚悟して、書籍で体系的に学んだ方がいいかも。
というわけで、有料の文法書を紹介します。
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』
フランス語界隈で大人気のフランス語入門書。色々な人がおすすめされています。さすがは白水社ですね。
僕自身は入門レベルの時には使わなかったんですが、縁があってしばらくのぞいてみたことがあります。
……結論からいうと、これフランス語を始めたときに欲しかったです。僕は初級レベルは大学の第二外国語で、フランス語で書かれたテキストで苦しみながら学んでいたわけですが、先にこれ読んでおけばなかなり楽だったかもしれません。
この本は何度か書店で見かけたんですけど、タイトルが釣りっぽくて気にくわずに手に取らなかったのをちょっと後悔。
やはり語学を始めて最初のうちは、自分たちの母語である日本語を使った方が効率がいいし、理解が深まります。下手にフランス語だけの解説を読むと時間がかかるし、場合によっては誤解する危険性もあります(しかもそれに気づけない)。
僕が使ったのは古い版のもののようで、最近新版が出たみたいです。
『Le nouveau taxi!』
ダイアローグ中心の初級文法の教科書で、説明がすべてフランス語で書かれたものです。いちおう僕が使ったことがあるので紹介。
初級文法を日本語で終えた人は、これを手にとってフランス語での説明を改めて読んでもいいかも知れません。お洒落な装丁だし、薄いのでモチベが下がることも多分ありません。CD付き。
ただ、「フランス語を独学しよう」という人が最初に使うのにはおすすめしません。なぜなら全フランス語だと挫折する可能性が高いから。
誰か先生がいる場合はいいですが、最初のうちは母語を使って学習したほうが効率がいいに決まってます。ある程度日本語を使ってフランス語力の下地をつけてから、がいいと思います。
NHK出版『これならわかるフランス語文法』
NHK出版から出ている骨太の文法書。中級以上の人にはこれが最強です。
実際手に取ってみるとビビるくらい分厚い文法書だけど、その割にはかなり使いやすいです。
初級文法から上級者向けの内容までコンプリートしていて、かつポップで読みやすいデザインになっています。←ここ重要
分厚い文法書というとお堅いイメージがつきものですが、そういったイメージを払拭してくれるスグレモノです。
いかに内容が濃くても、読みづらいんじゃモチベーションも駄々下がりですからね。その点この本は見やすくてとても良いです。
ただ「フランス語をこれから始めよう!」という方が手に取るとあまりの分厚さに絶望すると思うので、少なくとも初級文法クリアしてが良いでしょう。
ただCDがつかないのと、ちょっと高いのがネックですね。ただフランス語をちゃんと勉強している方なら、持っていて損はしないはずです。
『対訳フランス語で読もう「星の王子さま」』
文法からは離れますが、せっかくフランス語を学ぶのならサン=テグジュペリの『星の王子さま』を原語で読んでみたいと思いませんか。
でもフランス語だけのペーパーバックをいきなり買うのも腰が重い……なんて方に朗報。
あの『星の王子様』を、日本語の対訳付きで読むことができます。しかも巻末には文法の説明付き。「こういうところで接続法を使うんだ」なんて目からウロコが落ちることも度々。
「せっかくなら、教材だけじゃなく生のテキストも読みたい」という方におすすめです。
ちなみに対訳シリーズは他にもたくさん出てますよ。同じ出版者ならカミュの『異邦人』、別の出版社からは『星の王子さま』をはじめ『オペラ座の怪人』なども。
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まとめ
以上、オンラインとオフラインのフランス語の独学用学習教材を紹介しました。
英語を学んだことがある人なら、フランス語は意外ととっつきやすくて楽しいです。広い広い外国語の世界(沼ともいう)にいざなってくれます。
フランス語は国連などいくつかの国際機関の公用語にもなっているし、ヨーロッパやアフリカを中心に影響力のある言語。学習するメリットもばっちりです。
ここで紹介した教材を使って、少しずつフランス語を学んでみませんか?
*ちなみに日本人がフランス語で苦戦しがちなポイントもまとめました。よかったらそちらもどうぞー。
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