フィンランド語の時間の表現をまとめました。

言語を学ぶときに重要なのはボキャブラリーを増やすこと。とくに会話によく使う表現は対処にまとめて覚えるのが大事ですね。

時間を伝えるための語彙も、会話によく使う表現です。ここでフィンランド語の時間(時刻)をまとめましたので、サクっと覚えてしまいましょう。

なお、ここで紹介する単語はすべて「1日以内」のスケールのものです。つまり時間。それ以上のスケールの単語(日、月、週、年etc)は別記事にまとめました。

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まずは覚えておこう

フィンランド語で「時計」はkello(ケッロ)といいます。書くときはkloと略して書くこともあります。時刻を言うときにはこのkelloという単語を使います。

これは蛇足ですが、「一時間」の「時間」はtunti(トゥンティ)、「分」はminuutti(ミヌーッティ)、「秒」はsekunti(セクンティ)といいます。

数字

時刻に使いそうな1-12の数字も載せておきますね。

単語発音(発音記号)発音(カナ)
1yksi/yksi/ウュクスィ
2kaksi/kɑksi/カクスィ
3kolme/kolme/コルメ
4neljä/neljæ/ネルヤ
5viisi/viːsi/ヴィースィ
6kuusi/kuːsi/クースィ
7seitsemän/seitsemæn/セイッツェマン
8kahdeksan/kɑhdeksɑn/カハデクサン
9yhdeksän/yhdeksæn/ウュフデクサン
10kymmenen/kymːenen/クュンメネン
11yksitoista/yksitoistɑ/ウュクスィトイスタ
12kaksitoista/kɑksitoistɑ/カクスィトイスタ

一般

kello on ~

kello on(ケッロ オン)フィン語で時刻を言う言い方。逐語訳をすると「時計は~」。英語ではIt is~(o’clock).と形式主語を使うがフィン語ではこう
いう言い方となる

  • Kello on kolme.「今3時です」
  • Kello on kymmenen neljäkymmentä.「今10時40分です」
  • Kauppakeskus on avoinna: arkisin klo 9.00 – 21.00「ショッピングセンターは平日9時から21時まで営業」

vaille

vaille(ヴァイッレ)は「~(分)前」。英語のtoと同様先に分数を表す数字を言い、vailleの後に時刻を言います。数字は主格か分格のどちらでも構いません。

  • Kello on kymmenen/kymmentä vaille kahdeksan.「今は8時10分前=7時50分です」

yli

yli(ウュリ)は「~(分)過ぎ」。英語のpastと同様、先に分数を表す数字を言い、yliの後に時刻を言います。数字は主格のままで大丈夫です。

  • Kello on kymmenen yli kahdeksan.「今は8時10分過ぎ=8時10分です」

puoli

puoliは「時半」という意味ですが、「時半」だが要注意。puoli kahdeksanなら7時半。

  • Mitä kello on/Paljonko kello on? – Kello on puoli kymmenen.「今何時?」「9時半だよ」

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疑問

mitä kello on/paljonko kello on?

今何時か聞きたい時は、Mitä kello on(ミタ ケッロ オン)?あるいはPaljonko kello on(パルヨンコ ケッロ オン)?と言いましょう。直訳すると「時間がどれくらいあるの?」という意味になります(すまに時間の量を聞いている訳です)。

  • Mitä kello on/Paljonko kello on? – Kello on kaksi.「今何時?」「2時だよ」

mihin aikaan/miltä~?

Mihin aikaan(ミヒン アイカーン)~?やMiltä(ミルタ)~?は、何時に何かが起こるかを聞くときの言い方です。たとえば会議の開始時間などを訪ねる時に使います。

  • Mihin aikaan/Miltä palaveri alkaa?「会議は何時に始まりますか?」

そのほか

mennessä

数字の入格+mennessäで「~時までに」。英語で言うby。その時刻より前に何かの動作を完了してほしいときに言います。宿題とか。

  • Tule kello viiteen mennessä.「5時までに来てください」

asti/saakka

asti(アスティ)とsaakka(サーッカ)は「~から」と「~まで」を兼ね備えた不思議な後置詞。前に来る名詞の格によって意味が変わります。

入格が前に来れば「~まで」(英語のuntil)、出格が前に来れば「~からずっと」という意味になります。

  • Tämä kahvila on auki kello kuuteen asti/saakka.「このカフェは6時まで開いている」
  • Tämä kahvila on auki kello yhdestätoista asti/saakka.「このカフェは6時から開いている」

lähtien/alkaen

lähtienとalkaenはどちらも「~から」「~以来」という意味。出格(-sta)をとる後置詞です。

発音はlähtien/læxtien/でラハティエン、alkaenが/ɑlkɑen/でアルカエン。前に来る名詞は出格になります。

  • Tämä kahvila on auki kello yhdestätoista lähtien/alkaen.「このカフェは11時から開いている」

-ksi(変格)

時間や期間を表す言葉を変格(-ksi)にすると、「~の予定で」のような意味になります。たとえば、「2週間の予定でフィンランドに行きます」なら
Menen Suomeen kahdeksi viikoksi.となります。これは時刻に関しても同じ。

  • Varasin pöydän kello kuudeksi.「6時に席を予約した」

maissa

maissa(マイッサ)は、「だいたい~時」と言いたい時に使う単語で、数字を属格にしてその後に使います。

  • Lentokone saapuu kello kolmen maissa iltäpäivällä.「飛行機は午後3時ごろに到着する」

tasan

tasan(タサン)は、「ちょうど~時」と言いたい時に使う単語で、前項のmaissaとは対象関係にあります。

  • Kello on tasan kahdeksan.「今ちょうど8時です」

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時間に関する表現いろいろ

aikainenearly早い
ajoissain time間に合って
aukioloajatopening hours営業時間
kellonaikatime時刻
myöhässälate遅れて

以上、フィンランド語の時間(時刻)の表現まとめでした。

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