こんにちは。めいげつです。

英語を習得するには、できるだけ多く英語に触れるのが一番。そんな時に、多読は効果を発揮します。

今まで何十冊か英語の本を読んできましたが、その中で個人的に読みやすく面白いと思ったものを紹介します。

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多読とは

机の上に積まれた洋書の写真
Rousseau / Pixabay

多読とは文字通り「多く読む」こと。英語で書かれた書籍などをたくさん読むことで、英語を読むことに対する抵抗をなくし、英語学習を効率化させます。

どれくらいが読めば「多読」になるかは難しいですが、多くのサイトでは「100万語」が一つの目標とされることが多いようですね。

これから僕が今までに読んだ洋書の中からおすすめのものを紹介しますが、僕が今までどれくらい読んだかは数えていないので分かりません。読んだ洋書の冊数は多くないですが、正直それ以上にネットの記事や論文、教科書を読みまくったので、最低でも500万語はいってるんじゃないかなと思います。もっといってると思うけど。

ちなみにTOEICは950点とっています。

ちなみにリーダーズみたいなのはほとんど入れてません。こういう類の本はふつうの本よりも値段が高くコスパ悪い(薄いのに1,000円以上する)ので、僕は最初から普通の洋書でスタートしました。勇気ある人はふつうの洋書からスタートしたほうが安上がりですよ。

英語の多読におすすめな小説

小説って基本的に難しいものばかりですが、簡単なものも中にはあります。

語数カウントはWord Countersというサイトのデータを引っ張ってきました。有名な本なら大抵の場合語数が載ってるかと思います。

Frog and Toad are Friends – Arnold Lobel

  • 語数:576語

みなさん小学校の授業で『手紙』という作品を読んだことはありませんか? がまくんとかえるくんが出てくるあの作品です。

ある種リーダーズのような本なので、分量は少なめで、使われている単語も易しいものばかりなのでとても読みやすいです。慣れていれば数分で読めるレベルです。

なので、これから「多読を始めよう」と思っている方のとっかかりには最適な本かと思います。

Mieko and the Fifth Treasure – Eleanor Coerr

  • 語数:20,000語

こちらの『Mieko and the Fifth Treasure』も多読では定番の本。ごめんなさいこれだけ語数カウントの参考にしたサイトが他の本と違います。

長崎の原爆で手に重傷を負ったMieko(美恵子)が、内なる美という『第5の宝』を取り戻していくお話です。

子ども向けのお話なのか、英語はとっても簡単で、難しい構文も全然使われていきません。分量も多くないので、2、3冊目くらいにおすすめな本です。もちろん最初でも大丈夫です。

The Little Prince – Antoine de Saint-Exupéry

  • 語数:42,831語

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』です。こちらも多読には定番の作品。

有名な作品なのであらすじはとくに書く必要はないかと思います。「大切なものは目に見えない」という文言があまりに有名。

ちなみに僕は英語以外の言語で多読を始める時も、だいたいこの『星の王子さま』から入っていくことが多いです。各国語に翻訳されているので、たいていの言語で翻訳が見つかるんですよね。

Comet in Moominland – Tove Jansson

  • 語数:39,201語

フィンランド発、日本でも大人気のムーミンシリーズの第一作。フィンランドのスウェーデン語系フィンランド人であったトーベ・ヤンソン著。

非常に分かりやすい英語で書かれているし、所々に差し込まれている挿し絵がかわいいしで、飽きることなく読み進められます。

ムーミンがお好きな方には、ぴったりの洋書でしょう。

The Chronicles of Narnia – C. S. Lewis

  • 語数:45,565語(第1作)、48,000語(第2作)、56,647語(第3作)

C・S・ルイスによる、映画にもなったナルニア国物語の原書。児童書なのでとても読みやすいです。

僕が読んだのは最初の2冊『The Lion, the Witch and the Wardrobe』と『Prince Caspian: The Return to Narnia』。

映画化されたのは第3作目の『The Voyage of the Dawn Treader』までですが、もちろん原作ではその先もあるので、ちょっと先回りできちゃいます。

僕みたいな異世界ファンタジー脳な人には大変おすすめです。映画3作目が好きだから3作目も読みたいなー。

Heart of a Samurai – Margi Preus

  • 語数:59,072語

アメリカの児童文学作家マーギー・プロイスが、ジョン万次郎こと中浜万次郎の半生を描いた伝奇小説。漁の最中に嵐に見舞われた万次郎一行が、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に拾われ、万次郎は船長についてアメリカ本土で過ごします。

非常に読みやすい文体で書かれていて、初級~中級者におすすめ。ただ物語の性格上、船や漁に関するいささか専門的な語彙が多いので少し大変かも(こういった語彙に関してはネイティブでも知らない人が多いのか、親切にも巻末に注釈が書かれています)。

When Marnie was There – Joan G. Robinson

  • 語数:62,152語

ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品。2014年公開のジブリ映画「思い出のマーニー」の原作です。原作ではジブリ版と異なり舞台はイギリスで、それに合わせて細かいところが異なりっていたりします。そういったジブリ版との違いも面白いです。

僕は『Howl’s Moving Castle(ハウルの動く城)』と同時期に読んだのですが、こっちの方が英語が優しくて読みやすいです。

Flowers for Algernon – Daniel Keyes

  • 語数:81,020語

この中で僕の一番のおすすめ。ダニエル・キイスによる『アルジャーノンに花束を』の原作。日本でドラマ化もされましたね。

僕はこの本が大好きで何回も読んでいます。題名からは想像しづらいですが、SF作品です。話は全て主人公チャーリー・ゴードンの手記(Progress Report)という形で進みます。重度の知的障害を負ったチャーリーが手術を受け、どんどん知性を増していくようすが本人の視点から描かれています。

僕のおすすめは最後の方、クライマックスからラストにかけての部分です。ここで内容を書くことは控えますが、感情を思い切り揺さぶられます。

The Alchemist – Paulo Coelho

  • 語数:43,065語

ブラジルの作家パウロ・コエーリョの『アルケミスト – 夢を旅した少年』の英語版です。日本でも密かにファンの多い作品ですね。

スペインの羊飼いの少年サンチャゴが、宝物を求めエジプトのピラミッドを目指す物語。英語も非常に分かりやすくて、世界観がスッと入ってきます。

とても不思議な世界観で、安心と勇気をもらえる一冊です。落ち込んだ時に読むといいかも。

Howl’s Moving Castle – Diana Wynne Jones

  • 語数:77,876語

ダイアナ・W・ジョーンズによる児童小説で、ジブリ映画『ハウルの動く城』の原作。

ジブリの原作ということでWhen Marnie was Thereと被りますが、 難易度はこちらの方が高いのでちょっと読むのが大変。語彙のレベルも高くボリュームもあるのでかなり読み応えあります。なので最後に持ってきました。

末妹のマーサが登場するなど映画とは違うストーリーが楽しめます。

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洋書を安く買うには?

洋書を安く買うには中古が一番良いですね。あまりに古かったり汚れてたりしなければ、新品を買わなきゃいけないってものでもありませんし。

お近くの古本屋さんでもよし、Amazonのマーケットプレイスでも定価よりも安く売っています(たまに新品より高いやつあるけど何なんだろう?)。

僕のおすすめはBook Depositoryです。非常に品質が良くて、新品を買うより少し安く済みます。しかも世界中どこでも送料無料。ゆえに到着までえらく時間がかかりますが……

古典作品ならKindleで無料ないし格安で売ってたりしますし(例えばこれとか)、Kindle Unlimitedにあるかも知れません。オンラインで良ければ、後で説明する英語版青空文庫のProject Gutenbergを見てみても良いですね。

多読ならウェブサイトでも。

大学受験の時からニュースサイトをよく読んでいたのでニュースサイトばかりになりますが。

  • Project Gutenberg……いわゆる英語版青空文庫。なんと英語で書かれた版権切れの古典作品が、オンラインで会員登録なしで読み放題。
    • 僕はやったことがないのですが、Kindleのフォーマットにも落とし込めるらしいです。
    • 英語以外の言語もあります。ドーデの『最後の授業』のとか原語で読んだりしました。
  • BBC News……ニュースだけでなく旅行や本関連の記事もあります。
  • NHK World……英語含めた言語で日本のニュースを配信しています。ポッドキャストもあるのでリスニングにも。
  • Scientific American……意外と難易度は高くない。案外分かりやすい英語で書かれている(自分が興味ある分野しか見てないからかも)。TOEFL対策にもお勧めです。
  • Yle News……フィンランド国営放送の英語版。シンプル。意外と小難しい表現を使ったりする。
  • National Geographic……難易度はそこそこ。旅行や文化関連の記事が面白いです。英語以外にも様々な言語の記事があります。
  • Wikipedia……記事の内容に寄りますが結構難しいです。
  • The Guardian……無駄に凝った表現をよく使っている印象。
  • The Economist……こちらも難易度かなり高め。登録すれば週に3記事まで無料で読めます。

色々読んでみてこれらに落ち着いた感じです。

NY Timesとかは デザインが 退屈なので 読まなくなりました。こんな理由でもいい思います。英語のサイトはいくらでもあるので、みなさんもぜひお気に入りのサイトを探してみると良いと思います。

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多読の方法

NPO多言語多読が発表している「多読三原則」というものがあります。引用すると、

  1. 辞書は引かない
  2. 分からないところは飛ばす
  3. 合わないと思ったら投げる

基本的なスタンスはこれでいいんじゃないかなと思います。

あと重要なこととして、自分が興味のある、読みたいと思えるような本を読みましょう。詰まんない本だと退屈でイヤになるだけです。まあつまんないからって物理的にぶん投げたりしない方がいいけど。

続けないと全く意味ないので、続けられるものを読みましょう。

読んでいる途中に辞書を引くか引かないかですが、正直どちらでも良いかと思います。

かくいう僕は後者です。僕あ語彙増強という目的で読んでいて、それと辞書を引かないと気になって仕方ないからです(笑)。

最初のうちは全く辞書を引かずに飛ばし読みするっていうのもアリだと思います。たしかに辞書引くのは退屈な作業なので、読書を楽しめるようにしましょう。モチベーション下がってもいけませんので。

多読の効果

多読の一番の効果は、ストックが増えることだと思っています。

ここでいうストックというのは、英単語や表現(いわゆる言い回し)のストックです。ざっくりいえば語彙が増えるということで、もっといえば知っている語彙でも「こういう言い方があるのか」という表現を知ることができるということです。

貯め込んだ豊富なストックは、リーディングはおろか、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能全てに応用できます。だって知っている表現が増えるんだもの。

BBCやエコノミストのようなニュースメディアではウィットの利いた、ユーモア溢れる表現がてんこ盛りなので、英語のレポートでその考え方を盗めればかっこいい文章が書けますよ。ウィキペディアとかは無機質な書き方をするので、これらのニュースメディアがいいかと。

まあ多読と並行して、単語力を増強(いわゆるボキャビル)する必要があると思いますが。

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最後に

以上、英語の多読学習でおすすめな洋書の小説を紹介いたしました。

とあるサイトで紹介されていたTest Your Vocabという語彙力テストを受けてみたところ、10,300語でした。うーん学習期間の割にはまだまだかなあ。精進します。

これが多読だけの成果ではないでしょうが、まあかなり表れているかなと思います。それに多読はけっこう楽しいのでおすすめです。

ここで挙げた小説はどれも多読で定番の洋書だったり、日本でも有名な作品ばかり。1冊でも興味のある本が見つかれば嬉しいです。

英語力をつけるには、とにかく英語に触れるのが一番です。読んでいて楽しい本やウェブサイトで楽しく英語力を伸ばしましょう。

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