いくつもの種類がある言語学習アプリ。Play StoreやApp Storeで探してみると、実に色々な言語学習アプリが検索結果に表れます。言語別のもの(Eurotalk、FunEasyLearnなど)や数言語に対応したもの(Memrise、LingQなど)も。
今回僕が実験的に試してみたのは、語学アプリ界隈ではかなり有名なDuolingo(デュオリンゴ)。半月ほど試してみたので、その感想を書いてみます。
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Duolingoとは?
Duolingo(デュオリンゴ)は、2012年にリリースされた言語学習アプリ。緑のコミカルな鳥のロゴが特徴的です。対応している言語がとても多くて、Duolingoでは2019年7月現在で32言語のコースが用意されています(ベータ版を除く)。
英語や中国語などメジャーなものから、今回僕が学習したチェコ語やハワイ語のような小さな言語にも対応しています(ベータ版にはクリンゴン語も……!)。
公式サイトによれば、ビッグデータを利用して、学習者にパーソナライズされたレッスンを提供しているとのこと。発展途上国の学校教育にも使われているという噂もあります。
Duolingoを試してみた背景
今回僕がDuolingoを試そうと思ったきっかけは、スウェーデン語とチェコ語の2つの言語が興味あったから。
元々はそれぞれ違う言語学習アプリで学習し、その2つを比較しようかなと思っていたんですが、少し問題が。
無料アプリの範囲でチェコ語に完全対応してるのがなかったんですよね。スウェーデン語は割と対応しているものが多かったですが、チェコ語となるとベータ版しかなかったりそもそも対応していなかったり。
最初はスウェーデン語のみをDuolingoでやり、チェコ語はMondlyというアプリを使って学習していました。が、そのアプリも途中で課金が必要になったので結局Duolingoに鞍替え。
という経緯で、Duolingoだけをやることになりました。
開始時のレベル
Duolingo開始時の各言語のレベルは、
- チェコ語は完全初心者
- スウェーデン語は2年前に3ヶ月やったことあるけどまじめにやっておらずほぼゼロ(数字いくつかと基礎動詞4つくらいは覚えてた)
といったところ。両方が同じゼロからのスタートでもないのが少し引っかかりますが、どちらもほぼゼロということでご容赦ください。
ちなみに言語は英語に設定しました。ヨーロッパ語は英語のがやりやすいので。
学習時間と期間
Duolingoでは最初に、一日の学習時間を4つのレベル(Casual、Regular、Serious、Insane)から設定できます。僕が選んだのはレベル3の「Serious」で、1日あたり15分ほど。
やる時間も決めていました。僕は寝る前の1時間はスマホおよびパソコンを切ると決めているので、その前の15分×2=30分くらい。
ただ続けるうちにアプリを開くのがつらくなったりしたので、各15分を切る日もありましたし、何となくやっていたら15分をゆうに過ぎていたなんてこともありました。
15分って意外と短くて、2レッスンあれば軽く超えるくらいなんですよね。
期間は半月です。とりあえず実験的に一日15分を半月続けてみました。
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Duolingo使ってみた感想
チェコ語はあいさつなどの表現から始まり、男性・女性・中性名詞のかんたんなレッスンなど。
一方スウェーデン語は主語+動詞の簡単な文とフレーズ、食べ物や動物の名前から始まりました。
問題の形式は文の訳と、英語/学習中言語の文と意味がマッチするものを3択から選ぶもの、そして8つほどある単語の中から意味がマッチする英語と学習言語の単語のペアを選ぶ(神経衰弱みたいな)問題。
一部マイクに向かって発音するのもありましたが、なんかすぐに出てこなくなりました。
訳の問題とはいっても、用意された単語を並べ替えるだけなので、ちょっと頭を使うために一旦選択肢を隠して頭の中で文を組み立ててから回答しました。
基礎的なものを繰り返しまくるので定着はします。
ただ、僕は分かっているものはスキップしてガンガン進めるのが好きなので、基礎問題ばかり繰り返すのは結構苦痛でした。
ガンガン進めても、たとえば初級の文法書を終えるくらいには一通り知識はつくものですし。
その結果、最後の方はアプリ起動するのもわりと苦痛でしたね。一日15分でこれとは我ながら忍耐力のないこと。
それにDuolingoの欠点としては、「こんなの絶対使わんわ」という意味不明な文がたくさん出てくること。
Čekám na toho osla.「私はそのロバを待っている」みたいなまあこういうのは文法の理解を進めるためのものなのであまり気にしても仕方ないですが。
やはり自分は、短期間に集中して初級文法がーっと終わらすのが好きですね。
ちなみに2言語平行学習じたいは、もっと時間と情熱を注げれば特に問題なさそうでした。スウェーデン語とチェコ語は全然違う言語なので、特に混ざることもないし。
まとめ:Duolingoは忙しい人向け、あるいはサブとして
……というのが、Duolingoを試してみた感想です。忙しいけれど、ちょっとぐらいは語学をする時間をとりたい……そんな方向けかなと。
あとは「これから○○語を始めたい」という超初心者がとっかかりとして利用するのがいいですかね。
そして、延々と続く基礎単語と意味不明な文との出会いに耐えられる方向け。
いやまあ、基礎単語はものすごく大事なんですけどね。ただDuolingoの場合は出てくる単語のバリエーションが少なすぎる気がして退屈します。
僕は言語をやると決めたら一日2-3時間とって、文法書とにらめっこしつつがっつり進めるのが性に合っていると思いました。
もちろん毎日少しずつという学習法が悪いとか間違っているではなくて、完全にその人の好みだったり、その人に合った学習スタイルの問題です。
ただ恐らく、時間が取れるなら文法書をがっつりやりつつ、毎日少しずつDuolingoを並行するやり方が良いんじゃないかと思います。
以上、半月間Duolingo(デュオリンゴ)を使ってみた感想でした。僕には合わなそうなので、引き続き今までのスタイルで学習しようかなと思います。もしかしたら平行学習するかも知れませんけど。
Header Image by cocoparisienne on Pixabay
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