日本でフィンランド関連の場所やイベントを見つけると必ず行きたくなりますす。

今回はとあるレストランのレビュー記事。横浜駅からすこし離れたところにある小さなフィンランドを感じられる場所、その名も「poro珈琲 and Bar(Kahvila poro)」。随分前からマークしていたのですがようやく行く機会を得られました。

今までブルーパブしか投稿してこなかったこの「食べ物」カテゴリにも、少しだけ趣向の異なる投稿をしてみたいと思います。

※この記事に記載されている価格は全て記事公開当時のものです

◆関連記事◇

<記事は広告の後にも続きます>

天王町の住宅街にひっそりたたずむporo珈琲

今回訪れたのは、横浜市にあるカフェ「poro珈琲」。読み方はポロコーヒー。相模鉄道本線の天王町駅の北口から、歩いて7分ほどのところにあります。

サラリーマン時代にフィンランドに3年間駐在していたというオーナーが一人で切り盛りしているお店。オープンは2010年と比較的新しいお店です。

ちなみに公式サイトにも書いてありますが、poro(ポロ)とはフィンランド語で「トナカイ」という意味。かわいい響きでフィンランドらしい単語だと思います。

poro珈琲の近くの立て看板

天王町駅からまっすぐ進むとこんな看板が置いてあるのでここを左に曲がります。

ちょっとその通りを覗いてみても「フィンランドがテーマのカフェなんてあるのか!?」と思うほど至って普通の住宅街ですが、ちゃんとありますのでご安心を。

poro珈琲の外観

フィンランド国旗があるから間違いない(写真では植木の陰に隠れてますけど)。本当に住宅街の一角にひっそりとたたずんでいるようですね。カフェが入っている建物自体は普通の日本の住宅と言った感じです。

poro珈琲入り口前にあるメニュー看板

お店の前には親切にメニューが置いてあります。ムーミンの絵がかわいいです。ここでしばらく何を注文するか悩みました。

「フィンランドの田舎のカフェ」

poro珈琲の内装

店内はこんな感じ。外の通りとは明らかに雰囲気が違うので、ここだけ普通の日常から切り取られたかのようです。

「フィンランドの田舎町のカフェ」をイメージされているらしく、何となくトゥルクでふらっと入ったカフェを思い出します。

そのカフェはこのお店のようにカラフルではありませんでしたが、何だかこの飾らない雰囲気がどことなく似ている気がします。

中ではフィンランド語のラジオが流れており(オーナーによれば「全然お洒落じゃない」)、テレビの画面上にはフィンランドの風景の写真がスライドショーが流れます。

外ではサーモンのオープンサンドにしようと一度は決めたのですが、カウンターの前でまた悩んでしまい、結局人気No.1だという文言に惹かれてリーシケイット(Riisikeitto、お米スープ)のドリンクセットを注文しました。

リーシケイットは税込みで1000円だったので、この手のお店のランチにしてはとてもお手頃です。ムーミンカフェとかだと少なくとも1300円(税抜きで)はするので……

ちなみにここでは、注文と同時にお会計します。

到着したのは12時半ごろでしたが、その時は僕の他にはお客さんはおらず、10分くらいしてから2人ほど来店しました。

poro珈琲の窓際に並べられたイッタラ

窓際にはイッタラのキャンドルホルダーがずらり。電飾が通っているので夜は綺麗にライトアップされるのでしょう。

ちなみにお店はWi-Fiも完備しています。メニューの裏表紙にパスワードが書いてありました。ネット接続のクオリティはYouTubeを見ても全く問題ないくらいでした(他にお客さんが居なかったからかも知れませんが)。

poro珈琲の店内に並べられた写真

壁にはフィンランドの風景写真が並んでいます。トゥルク城以外はフィンランドのどこなのか分かりませんが、建物のフィンランドらしさをはっきりと感じます。

<記事は広告の後にも続きます>

リピーター続出という定番の「リーシケイット」

poro珈琲のアルコールメニュー

アルコールのメニュー。カルフ、ロンケロ、ラピンクルタもあるんですね。懐かしい~。

ラピンクルタはなんか評判悪いけど僕は好きなんですよね。ロンケロもとても飲みやすいので、よくパーティーなんかでたまに飲んでいた思い出(実はロンケロが成城石井で売っているというのは秘密)。

……ロンケロってジンベースだったんですね。知らなかった。

リーシケイットの写真

poro珈琲のオリジナルだというリーシケイット。このお皿も、ブルーの色味からしてイッタラのお皿でしょうかね。

トマトとクリームのスープに水菜、パプリカ、しめじ、チーズといった具材と雑穀米が入っています。

お米のスープなのに、カウンター「これパンとかつくんですか」と間の抜けたことを聞いてしまいました。でもパンがついてきても全然良いと思います。

お米が入ってる
お米が入っているのが分かります

そこまで「フィンランド料理」といった感じはありませんでしたが、まろやかでとても美味しかったです。特にチーズとのコラボがとても良かったです。

量は僕みたいにたくさん食べる人にとっては少ないです。夕方にはもうお腹が空いてきてしまったくらい。

お水はセルフサービスでしたが、アイスティーがあったので特に必要ありませんでした。せっかく珈琲と名の付くお店だったのでコーヒーを頼んでも良かったのですが、なんとなくコーヒーの気分ではなかったのでアイスティーにしました。

フィンランディアウォッカの入った「酔っ払いのフィンランドコーヒー」というのもあるそうなので、次の機会があればぜひ飲んでみたいです。

まとめ:見た目は普通の建物だけど、中は結構フィンランド

以上、横浜・天王町にある隠れたフィンランド、poro珈琲のレビューでした。

カラフルでも飾らない雰囲気な店内と、ほっこりとする優しい味のリーシケイット。僕の家からはアクセスがあまり良くありませんが、また次の機会に訪れて違うメニューも試してみたいです。

そうそう、横浜の北欧料理レストランといえばもう一つ、スモーガスボードが食べられるスカンディヤというお店も有名ですね。2階建ての大きなお店なのだとか。こっちも行ってみたいなあ。

poro珈琲の入り口

poro珈琲

神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町1丁目11-4 矢澤ビル1階

営業時間:火曜12:00~20:00 火曜以外 11:00~20:00 L.O.19:30

公式サイト 公式Twitter 公式Facebook

食べログ ぐるなび Retty