暑すぎてそろそろ本気で北ヨーロッパに逃亡したい明月です。こんにちは。

バイト帰りに簡単なフィンランド語のニュース(Yle Uutiset Selkosuomeksi)を久々にチェックしたら、面白いニュースが載っていたのでシェアしたいと思いいます。

みなさん、「名前の日」というのはご存知でしょうか? フィンランドやスウェーデンで昔からある風習なので、特にフィンランドの文化とかについて調べているとたまに出くわしますが、知らない人も多いかもしれません。

名前の日は、カレンダーの日にちにそれぞれ名前(ファーストネーム)が割り当てられていており、自分の名前が割り当てられていたら日が来たら祝うというもの。

例えばマッティ(Matti)さんなら2月24日。この記事が公開された8月31日はアルヴィ(Arvi)さんの日。「名前の日」を迎えた人には、「お誕生日おめでとう(Hyvää syntymäpäivää)!」と同じ要領で「名前の日おめでとう(Hyvää nimipäivää)!」と声をかけてあげます。

ヘルシンキ大学のAlmanakkatoimisto(英語にすればAlmanac Office……暦研究室?)によれば、もともとドイツ発祥で、スウェーデンを通してフィンランドに来た風習のようです。

現在、フィンランドには4種類の「名前の日カレンダー」があります(フィンランド語の名前、スウェーデン語の名前、サーミ語の名前、正教会のもの)。

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そんな名前の日のカレンダーが更新されるとのこと。つまり、新しい名前が追加されようです。以下、8月29日の「簡単なフィンランド語のニュース」より引用。訳筆者。少し意訳入ってます。

Nimipäiväkalenteri uudistuu

Suomalaiseen kalenteriin tulee kymmeniä uusia nimiä.
Vuonna 2020 suomalaiseen nimipäiväkalenteriin tulee 35 uutta nimeä. Suomenruotsalaiseen kalenteriin tulee 38 uutta nimeä.
Oman nimipäivän saavat esimerkiksi Aida, Malla ja Unna sekä Oula, Petja ja Viktor.
Nimipäiväkalentereita uudistetaan 5 vuoden välein.
Kalenteriin lisätään myös yksi uusi virallinen liputuspäivä. Se on lasten oikeuksien päivä, ja sitä vietetään 20. marraskuuta.

名前の日カレンダー、更新される

フィンランドの名前の日のカレンダーに数十個の新しい名前が追加される。2020年に追加されるのは、35個の新しいフィンランド語の名前と、38個のスウェーデン語の名前だ。全国のAidaさん、Mallaさん、UnnaさんやOulaさん、PetjaさんやViktorさん等は自分の名前の日を持てるようになる。
名前の日のカレンダーは5年に1度更新される。
カレンダーには新しい名前の他に、公式に国旗掲揚のされる祝日が追加される。11月20日の子どもの権利の日がそうだ。

Retrieved from Yle Uutiset Selkosuomeksi, with my translation

(簡単なニュースなのに訳が簡単じゃなくなっちゃった)

カレンダーの更新はヘルシンキ大学が5年ごとに行っていて、更新されるのは2020年になります(前回は2015年)。フィンランド語の名前が35、スウェーデン語の名前が38新しく追加されます。

同ニュース上でカレンダーに新しく追加される名前のリストがあるので、そこからまとめます。

フィンランド語の名前 スウェーデン語の名前
女性 男性 女性 男性
Adele, Aida, Bertta, Cecilia, Daniela, Elle, Erin, Fiona, Iita, Inna, Jasmiina, Lila, Luna, Malla, Meea, Minka, Minni, Neela, Selina, Unna Andreas, Edvin, Elia, Eliel, Felix, Niila, Nikolas, Oskar, Oula, Petja, Petrus, Rene, Teo, Venni, Viktor Amelia, Annina, Ava, Carla, Caroline, Celina, Charlotte, Christine, Claudia, Emmy, Juni, Leona, Lia, Lily, Lova, Meja, Naomi, Nicolina, Noomi, Nova, Ramona, Silja, Stephanie, Tanja, Thelma Charlie, Colin, Jack, Jasper, Leon, Levi, Malte, Melker, Milo, Mio, Morgan, Neo, Ron

以上が今回追加される名前。

名前がカレンダーに追加されるにはそれなりに「広まっている」必要があり、Iltalehti紙の記事によれば2018年3月の時点でフィンランド語の名前なら500人、スウェーデン語の名前なら50人がその名前を持っていなければならないとのこと(スウェーデン語の名前の場合別途、1970年より後の生まれである必要がある)。

つまり今回追加された名前は、フィンランド社会でそれなりに市民権を得たということ。

個人的には、19世紀生まれの建築家エリエル・サーリネン(Eliel Saarinen)のElielが2020年になってようやく追加されるということに驚きを感じています。当時としてはかなり珍しい名前だったのかもしれませんね。

フィンランド語やスウェーデン語っぽくない名前(Adele、Felix、Jackなど)がちまちま入っているので、もしかしたら日本語の名前が入る日もそう遠くはないのかなーと思いましたが、500人というのは少しハードルが高そうです。

 

引用したニュースの中にvirallinen liputuspäiväつまり公的な建物で国旗が掲げられる祝日というのが言及されていますが、本記事では割愛しますm(_ _)mペコリ

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