こんにちは。めいげつです。
これから留学を控えている、という時に非常に気になる問題の一つが「現地での(人種)差別」。
全ての場所については語れませんが、治安が良く「親日国」と呼ばれるフィンランドに留学していた筆者が、フィンランドでの差別について語ります。
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差別を経験しなかった
僕は10ヶ月の間、フィンランドのヘルシンキにあるヘルシンキ大学に交換留学していました。今から2年ほど前の事です。いちおうこれを前提としてお話しします。
留学中によくある差別としては、次に並べたような感じでしょうか。
- 何かを投げつけられる/つけられる(卵とかガムとか)
- 日本人やアジア人に対する偏見(「日本人は〇〇だからねー」)
- 身体的特徴をなじる行為(目を横に引っ張ったりとか)
- テストの点や成績で差をつけられる
ヘルシンキで暮らしていて、こういったことは一つもありませんでした。
何かの窓口でフィンランド語があまり喋れないからお払い箱、なんてこともなかったし。
(まあ僕が鈍感で差別的言動に気づかなかった説もなきにしもあらずですが……細かいことを気にしすぎるより鈍感のほうが幸せかも知れないので、鈍感なのも良い事かもしれません)
見た目に関して本当に何も言われないフィンランド
なぜここまで差別的な体験をしなかったか、はっきりとは分かりませんが(しないに越したことはないけれど)。
まあ単民族の度合いが強い北欧でも日本よりは色々な人がいるし、そもそもフィン人自体髪の色や目の色も多様なのも一因かも知れません。
あとは文化的な面。フィンランドでは、そもそも「見た目」について全くと言っていいほど何も言われません。
見た目といっても服装やアクセサリー等自分で選べるものではなく、肌や髪の色、背丈や体重など自分で選べない、もしくはコントロールが効きづらいところに関して。年齢だってそうですね。
見た目についてはポジティブ、ネガティブなコメント含め何も言われません。
僕はフィンランド滞在中、髪を切るのが面倒だったので伸ばしていました。そのことについても、フィンランド人の友人からは特に何も言われませんでした(カナダとフランスの友人には好意的なコメントを頂きました)。
見た目に関心がないのか、関心はあっても言わないように教育されているからか。どちらかといえば後者かと思いますが。
元来僕は人の見た目をどうこう言うタイプではなかったけれど、本当に何も言われないのでさらに言わなくなりましたね。
個人的な印象に過ぎませんが、ツイッターなどを見る限り「見た目のことあえてを言わない」というのは、フィンランドに暮らす人のコンセンサスのように思えます。
(……というか日本人が人の見た目に関してとやかく言いすぎなんだわ。あと年齢だの結婚だの子どもだの)
差別的な言動を受けなかったのは、もちろん普段関わっているのが大学生ばかり教育を受けている層だったという指摘もあるかと思います。しかし大学の外でもなかったですよ。本当に。
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かといって「日本大好き」でもない
親日国といわれるフィンランド。
とはいってもフィンランド人全員が日本大好きかというと、そうではありませんね。
否定的な印象を持っている人こそいないものの、特に好きでも嫌いでもない、というのが個人的な印象です。
もちろん大学の日本サークルがあったり、年1~2回サブカル関係のフェスがやっているのは事実ですが、まあそんなもんでしょう。
そもそも親日国かどうかっていう分類もいかがなものかと思いますが。
まとめ
以上、フィンランドでの差別についてお話ししました。差別とはいっても、「差別なんてなかった」というお話しですけれども。
ただしもしかしたら、僕は例外的なケースだったかもしれません。ここでの内容は、フィンランドで全く差別を受けないと保証するものではありません。
それに、交換留学生なんて、そこで永住している人に比べたらお客さんのようなもの。僕がフィンランドと言う国のあらゆる面を見られたわけではないのは心に留めておくべきですね。
皆様が差別の被害者および加害者にならぬことを願います。
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