こんにちは。めいげつです。
ケルシュは、ドイツ第4の都市ケルンで伝統的に作られてきた地ビール。香りがよく飲み口も爽やかなビールです。
そのケルンの市街地にあって、ケルシュを出しているお店の一つがBraushaus Sion(ブラウハウス・ジオン)。ホテルなどが多くひしめく地区にある、便利な立地のビアホールです。
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意外と合う? カリーヴルストとケルシュ
ケルシュといえば、ドイツ西部の都市ケルンとその周辺の地域で作られている、いわば地ビール。上面発酵酵母=エールの酵母を使ってラガーのように低温で発酵させるという、独特な製法で作られます。
同じ製法で作っても、「ケルシュ(Kölsch)」を名乗れるのはケルンのある地域で作られたビールに限る、と定められています(シャンパンやトカイワインのような感じです)。
それに、ケルシュはケルンの外ではあまり見かけません(個人的な印象ですが)。本物のケルシュ――「公式の」といったほうが良いかもしれませんが――を楽しむには、ケルンに行くほかないわけですね。
Brauhaus Sionはホテルや博物館が密集するエリア、アルトシュタット=ノルド地区(Altstadt-Nord)にあります。ケルンのランドマーク、ケルン大聖堂からも徒歩で数分という近さです。
Brauhaus Sionは、公式サイトによれば1318年からの歴史があるという話で、とっても長い伝統を持つブルワリー。ケルンでも、いや全ドイツを含めても歴史の長いブルワリーと言えそうです。
ケルン大聖堂やルートヴィヒ美術館などがある高台から南に行き、突き当りで右側の小道にあります。
Früh am Domほどではないですが、ここの店内も結構広いです。僕が入ったのは少し遅めのランチタイムでしたが、空いている席の方が多いくらいでした。
入ったら開いている席に適当に座ります。まずビールかと聞かれるのでYesと答えます。
200mlの盾に細長いグラス「シュタンゲ」に入ったケルシュが登場。これで1,9ユーロなので、他のビアホールとも恐らく大差はないかと。漁を考えるとちょっと割高ですね。
500mlくらいのシュタンゲでどかんと出してくれれば迫力も飲み甲斐もあっただろうなーと思います。ただ量が少ないと大事に飲もうという気になるので、よく味わって飲める側面もあるかもしれないですね。
エールの酵母を使ってラガーの製法で作られるケルシュは、さっぱりとした飲み口でとても飲みやすいです。それでもエールのようなフルーティな香りがほんのりと感じられます。
苦みはかなり控えめなので、ビールの苦みが苦手という人でも飲みやすいかと。
この時点でドイツには2週間近くいましたが、「そういえば仮―^ヴるスト食べてないな……」と思い、値段もそう高くないカリーヴルストを注文。フードにはカリーヴルスト(9.9ユーロ)を注文しました。
ケチャップの味が主張が強くて少しくどくかったものの、カレーのガツンと強い香りとソーセージのうま味が合わさってとっても旨い。フライドポテトも美味しいし、マヨネーズと合わせてもGoodでした。
ただカレーやマヨネーズの強い味や匂い、ポテトのジャンキーさが目立つので正直ケルシュと合わせるにはミスチョイスだったかな……と心配したものの。全くそんなことなく。
おそらくケルシュとの相性も考え抜かれて作られているのであろう、ケルシュの繊細な香りを殺すことなく不思議としっかり調和していて、良いマリアージュを築き上げていました! さすがずっとケルシュを造り続けている醸造所です。
繊細さと豪快さを兼ね備えたいいカップリングでした。カリーヴルスト頼んでよかったな。
Braushaus Sion(ブラウハウス・ジオン)
【住所】Unter Taschenmacher 5-7, 50667 Köln (Altstadt)
【ウェブサイト】https://www.brauhaus-sion.de/en/brauhaus-sion/brewhouse/index.html
【営業時間】月~木11:30~24:00、金土11:30~25:00、日11:30~24:00
【電話番号】+49 0221/2578540
カード払い可
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