こんにちは。めいげつです。

言語を学ぶときに重要なのはボキャブラリーを増やすこと。とくに会話によく使う表現は対処にまとめて覚えるのが大事です。

期間を伝えるための語彙も、会話や書き言葉でもよく使う表現。ここではフィンランド語で期間を表す表現やそれに必要な語彙をまとめましたので、参考にしてください。

時間の言い方に関しては以前記事にしましたので、ここではスケールとしては「1日以上」の単語や表現をまとめています。

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基本的な単語(曜日、月日、年、季節)

期間(日、月、年)を表す基本的な単語をまとめました。

vuosiyear
kuukausimonth
viikkoweek
viikonloppuweekends週末
päiväday
tänääntoday今日
eilenyesterday昨日
huomennatomorrow明日
vuosikymmenendecade10年
vuosisatacentury世紀
  • Minä olen opiskellut suomea puolitoista vuotta.「1年半フィンランド語を勉強しています」
  • Käyn lenkillä joka päivä.「毎日ジョギングをしています」
  • Tänään sataa.「今日は雨が降るでしょう/雨が降っています」

これらは全て基本的な単語ですが、「~で」と言いたい時に使う格がそれぞれ違うという厄介なルールが存在します。以下に簡潔にまとめました。

  • vuosi→vuonna(様格)
  • kuukausi→kuukaudessa(内格)
  • viikko→viikolla(接格)
  • viikonloppu→viikonloppuna(様格)
  • päivä→päivänä(様格)
  • vuosisatavuosisadalla(接格)
  • Minusta tulee 20 vuotias tänä vuonna.「今年(に)20歳になります」
  • Ensi viikolla lähden Suomeen.「来週フィンランドへ行きます」
  • Renessanssi alkoi 14. vuosisadalla.「ルネサンスは14世紀に始まった」

月の名前

フィンランド語の月の名前は、他のヨーロッパの言語と比べるとかなり異質です。他のヨーロッパ言語ではラテン語由来の名前を使うのに対し、フィンランド語ではフィンランド語独自の名前を使っているためです。

tammikuuJanuary1月
helmikuuFebruary2月
maaliskuuMarch3月
huhtikuuApril4月
toukokuuMay5月
kesäkuuJune6月
heinäkuuJuly7月
elokuuAugust8月
syyskuuSeptember9月
lokakuuOctober10月
marraskuuNovember11月
joulukuuDecember12月

「○月に」と言いたい時は、内格を使って-kuussaとします。たとえば「1月に」ならtammikuussaとなります。

  • Olen syntynyt joulukuussa.「私は12月に生まれました」

曜日

フィンランド語の月の名前はフィンランド語独自のものを使っているという話をしました。しかし曜日については、主にスウェーデン語から来て、フィンランド語の発音に合うように変化したものが大半です。

ちなみにkeskiviikkoは「週の真ん中」という意味。ドイツ語のMittwocheと似た感覚ですね。

maanantaiMonday月曜日
tiistaiTuesday火曜日
keskiviikkoWednesday水曜日
torstaiThursday木曜日
perjantaiFriday金曜日
lauantaiSaturday土曜日
sunnuntaiSunday日曜日
arkipäiväweekday平日
viikonloppuweekend週末

「○曜日に」という言い方をしたい時は、曜日を様格にします。後述の季節とは違って、「毎週○曜日」といった習慣を言う用法でも、「この○曜日」のような限定的な用法のどちらでも様格を使います。

  • Maanantaina olen töissä koko päivän.「月曜日(に)は一日中仕事だ」
  • Perjantai on viikon viides päivä.「金曜日は週の5番目の日だ」

ちなみに、「毎週○曜日」という決まった言い方があります。(ちなみにarkipäivinäはarkipäiväを複数形の様格にしたものです)

maanantaisinMonday月曜日
tiistaisinTuesday火曜日
keskiviikkoisinWednesday水曜日
torstaisinThursday木曜日
perjantaisinFriday金曜日
lauantaisinSaturday土曜日
sunnuntaisinSunday日曜日
arkipäivinäweekday平日
viikonloppuisinweekend週末
  • Menen joogakurssille keskiviikkoisin.「毎週水曜日にヨガのコースに通っている」

季節

vuodenaikaseason季節
kevätspring
kesäsummer
syksyautomn, fall
talviwinter

季節を表す単語は、使う時にちょっと注意が必要です。

たとえば「春に(何かをする)」と言いたい場合は、接格を使ってkeväälläといいます。これは、「春には、毎年(~)をする」というふうに春になったら必ず行う、いわば習慣を言うときの形です。

一方「次の春」などのように修飾語を伴う場合は、tänä keväänä「この春」やviime keväänä「前の春」のように様格を使うことが多いです。習慣的なら接格、限定的なら様格といった具合ですね。

  • Keväällä kukkivat kirsikkakukat.「春には桜の花が咲く」
  • kesä menen Suomeen.「この夏にフィンランドに行きます」

ちなみに「春には、毎年(~)をする」という習慣を言うときは、以下の形も使えます。

keväisin毎年春に
kesäisin毎年夏に
syksyisin毎年秋に
talvisin毎年冬に
  • Kesäisin lähdetään kesämökille.「毎年夏にはサマーコテージに行く」

tämä、ensi、viime、joka、koko

「今年」「来月」「前の週」「毎日」「一日中」という風に言いたい時にはそれぞれtämä、ensi、viime、joka、kokoといった修飾語を使います。

この修飾語を使う時に注意したいのが、やはり格変化。いちおうこれらは全て限定詞や形容詞に分類されるのですが、どうも一筋縄ではいきません。というのも以下のように1つ1つにルールがあるから。

  • tämä……次に来る名詞と同じ格になる(つまり通常の形容詞といっしょ)
  • ensi、viime……これ自体は格変化しない。次に来る名詞は通常通り変化する。
  • joka……これ自体も次に来る名詞も格変化しない(つまり主格)
  • koko……これ自体は格変化せず、次に来る名詞は属格になる

……と、そもそも格変化しなかったり、次に来る名詞の格が決まっていたりと、よく使う単語だけにルールがたくさんあります。これは例文を見て覚えるのが良いでしょう。

  • viikonloppuna palaan takaisin Japaniin.「今週末に日本へ帰ります」
  • Ensi viikolla lähden Suomeen.「来週フィンランドへ行きます」
  • Käyn lenkillä joka päivä.「毎日ジョギングをしています」
  • Tänään opiskelin koko päivän koetta varten.「今日は一日じゅうテスト勉強をしていました」

その他便利な単語

以下の単語も覚えておくと便利です。

ylihuomennathe day after tomorrow明後日
toissapäivänäthe day before yesterday一昨日
huomiseen!See you tomorrow!また明日!
aattoeve前日
puolivälimid, middle中ごろ、中旬
vuorokausiday一日(24時間)

ylihuomennaとtoissapäivänäは副詞なので、変化などはせずにそのまま使えます。aattoは様格に、puoliväliは内格にすれば「~に」と言うことができます。

vuorokausiは24時間のことですが、日常会話ではあまり使わないですね。ヘルシンキの交通機関を1日乗り回せるデイチケットはvuorokausilippu(ヴオロカウスィリップ)と呼ばれます。略してvrkとも書かれます。

期間に関する表現

それでは、本題である機関の表現を見ていきましょう。

-n aikana「~の間」

期間を表す単語の属格+aikanaで「~の間」という意味になります。期間を表す言葉は基本的にそのまま使えますが、こういう表現もあるのですね。

ちなみに-n aikanaは、数字や年数など直接期間を表す単語と一緒でなくても使えます。例文を見てみましょう。

  • Suomi taisteli Neuvostoliittoa vastaan toisen maailmansodan aikana.「第二次大戦中、フィンランドはソヴィエト連邦と戦った」

se kestää「○○には~かかる」

英語で言うIt takes~.で、ある動作や出来事がどれくらいの期間続くかを表します。seは別の単語でも大丈夫です。

  • Remontti kestää puoli vuotta.「改築には半年かかる

-ksi(変格)「~の予定で」

時間や期間を表す言葉を変格にすると、「~の予定で」のような意味になります。

  • Menen Suomeen kahdeksi viikoksi.「2週間の予定でフィンランドに行きます」

入格「~も」

時間や期間を表す言葉を入格にし、動詞の否定形と一緒に使うと、その動作を一定期間やっていないことを表せます。日本語にすると「~も〇〇していない」となりますでしょうか。

  • En ole puhunut suomea jo kuukausiin.「何ヶ月もフィンランド語を話していない」
  • En ole käynyt ulkomailla jo kahteen vuoteen.「2年間も海外に行っていない」

lähtien、alkaen「~以来」

lähtienとalkaenはどちらも「~から」「~以来」という意味。出格をとる後置詞です。よく値段の表記にも使われますが、期間を表すことにも使えます。

  • Suomi on itsenäinen maa vuodesta 1917 lähtien/alkaen.「フィンランドは1917年以来独立国だ」

asti、saakka「~以来」「~まで」

astiとsaakkaは「~から」と「~まで」を兼ね備えた不思議な後置詞。前に来る名詞の格によって意味が変わります。

入格が前に来れば「~まで」(英語のuntil)、出格が前に来れば「~から」という意味になります。

  • Suomi on itsenäinen maa vuodesta 1917 asti/saakka.「フィンランドは1917年以来独立国である」
  • Olen Suomessa vaihto-opiskelijana toukokuun loppuun asti/saakka.「私は交換留学生としてフィンランドに6月末までいる」

-n mittainen

時間や期間を表す言葉の属格+mittainenは、特定の期間を形容詞として就職する場合に使えます。たとえば、「10日間の休み」のような感じです。

  • Loppu kokeen jälkeen meillä on kuukauden mittainen talviloma.「期末テストの後は1か月間の冬休みがある」

以上、期間を表す表現でした。

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