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こんにちは。めいげつです。
フィンランド留学を考えている、もしくはフィンランドに留学が決まっているみなさん、Learning Diary(ラーニングダイアリー)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
このLearning Diary、フィンランドの大学留学では必ずと言っていいほどでてきます。こちらでLearning Diaryとは何なのかや、簡単な書き方をご紹介します。
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Learning Diaryとは
Learning Diaryは、正直フィンランド留学経験者以外には聞きなれない単語かと思います。ですがフィンランドの色々な大学で実施されている課題なのです。
Learning Diaryというのは、ざっくり言ってしまえば日本の大学でいうリアクションペーパー(少なくとも自分の大学ではそう呼ばれてた)みたいなものです。とはいっても、小さな紙に授業の感想を書くだけでは終わりません。
授業で見聞きしたことをベースに、自分の考えや過去の体験や今まで学んだことと紐づけて、分析し論理的に書き綴ります。こうすることによって知識が定着するし、新しい知識と自分がすでに持っている知識をかけ合わせることで、新たな見識が生まれたりする、という目的。
大学での学習をただの暗記だけにとどまらせていないのは、フィンランドらしいといったところでしょうか。
もっとも、Learning Diaryはダイアリーとはいっても日記ではありません。なので今日何したとか、授業で何を聞いたかだけを時系列的に書のは本来の目的ではありません(それはそれで知識が定着するとは思うけど)。あくまで自分の頭を使って、知っていることと学んだことを結びつけなければならないのです。


もちろん大学の課題なので、文献を引用してもいいわけです。むしろ積極的に色々な文献をあたるのが良いでしょう。
書く分量は授業によりまちまちです。毎回半ページ~1ページ(250~500語)だったり、授業で扱ったトピックのうち何個かをピックアップして1ページずつ書く、というのもありました。
オリエンテーションで渡される資料や、授業の終わりなんかで質問が渡されることもあります。その場合は、授業で学んだことと自分の知識を使ってその問題に自分なりの答えを書く必要があります。
私の体験談
僕の場合はフィンランドの歴史入門、北欧の社会と文化、社会言語学などの授業でLearning Diaryが課題として出されました。フィンランド語スウェーデン語のような外国語科目とか、フィンランドの教育の授業では出されませんでした。
日本の大学のリアクションペーパーだと授業の感想を小さい紙にささっと書くだけでもOKでした(なので授業の最後の数分で書けちゃう)けれども、Learning Diaryはかなり時間を費やしました。
授業を聞いているのはまあ前提として、そこから自分の知ってる知識を紐付けたり、必要に応じてサイテーションもしましたね。あくまで考えるのが目的なので、サイテーションしない回もあったけど問題ありませんでした。
しかし自分があまり興味関心ない分野だったり、自分の知らない情報が雪崩れ込んでくると、けっこう処理するのが難しくてかなり時間を使いました。一番最初にとった歴史の授業のダイアリーなんて酷いものでしたよ(成績もその授業だけ低かった泣)。
それでもだんだんと書けるようになってきて、まあ1ページならそこまで時間をかけずに書けるようになりました。まあ時間が短くなったとはいえ悩みはしましたが。
具体的にどんなことを書いたかというと、例えば19世紀のフィンランド人エリートたちについての授業ではなんとなくそのメンタリティが明治日本のエリートに似てるなーとか、アルコール問題についての授業では日本を引き合いに出してアルコールの専売や販売時間の制限が果たしてアルコールの問題を減らすのに役に立つんですかね? ということをつらつらと書いたりしました。
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Learning Diaryの例
恥ずかしいけれど、自分が書いたLearning Diaryの一部をここに載せることにします。
北欧社会と文化のコースで、フィンランドのエリートについての回だった時に書いたものです(先ほど書いた「フィンランド人エリートたちについての授業ではなんとなくそのメンタリティが明治日本のエリートに似てるなー」というやつ)。
ちなみにこの北欧社会と文化のコースでは結構いい成績がとれました。この文章だけがずば抜けて良かったわけではないでしょうが、まあ参考までに。
留学生活の前半だったので、英語力とか論理的な部分がおかしい箇所がああるのは目をつぶって頂けると。この頃はだいぶLearning Diaryというものに慣れてきたのですが。(まあ最初から完璧にライティングできるなら大学の授業行く必要ないよねって話)
最後に
以上、今回はフィンランドの大学によくある課題、Learning Diaryについてお話ししました。
Learning Diaryはリアクションペーパーのような響きがありますが、その実レポートに近いものです。文献を引用するのは必須ではないですが、ちゃんと授業で学んだことと自分音知識や経験をしっかり論理的に結びつける必要があります。
もしこの記事がフィンランド留学を目指す、あるいは留学中の方のお役に立てれば嬉しいです。
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