こんにちは。めいげつです。
ベルギーの首都ブリュッセルに滞在しました。ちょうど新型コロナウィルスが猛威を振るい始めた時期にぶつかりました。
それまでの旅行であまりコロナの影響は直接なかったものの、今回は結構な影響を受けました。
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初日:ブリュッセル到着
ケルン中央駅からブリュッセル北駅(Bruxelles-Nord/Brussel-Noord)に到着しました。今回宿泊するAirbnbの最寄り駅・Bockstael駅まで行きます。
最初はメトロで行く予定だったものの、ブリュッセル市内はどの交通機関も料金一律&ホームが近い&あまり勝手が分からない状態で治安の悪い北駅をうろつきたくない、ということで電車で行くことにしました。
ブリュッセル北駅からBockstael駅までは一駅でした。
Bockstael駅周辺の通り。建物の高さがみんな違っていて、ここまでデコボコデコボコした通りはヨーロッパではあまりないのでは。
フランス語とオランダ語の両言語で書かれたバイリンガル広告。さすがに言語併用地域ブリュッセルです。
ブリュッセルには明るい間に到着したものの、翌日に現地在住の友人が案内してくれるとのことなので滞在初日は特に何もせず、お部屋に籠ってブログを書いていました。
さて、僕が滞在していた3月中旬のベルギーの様子ですが、数日前にすべてのレストランやバーの閉鎖(テイクアウトのみ営業可)が決まり、その後博物館や美術館なども閉鎖。スーパーや薬局などの一部のお店のみが営業していました。
という訳なので、予定していたカンティヨン・ブルワリー(ランビックの醸造所)の見学もキャンセルです。ランビックを作る醸造所はベルギー国外にはないだけに、とっても残念。
2日目:ラーケン地区とブリュッセル市街を歩く
まずは宿泊場所から近いラーケン地区の教会と墓地を歩いて回りました。
ラーケン・ノートルダム教会(Église Notre-Dame de Laeken)。実は先頭の先っぽをよく見てみると、四角形とか六角形の石のブロックがそのままの状態になっています。
他の教会ならば立派な彫刻が施されているところに、です。もしかして建築途中のまま放棄されちゃったのかな……というのは邪推でしょうか。それとも元々こういう飾りなのかな。
ブリュッセル王宮。夏の間の数日間だけは一般公開されるそうですね。
今回はもちろん入れません。
世界遺産グラン・プラス。広場を囲む市庁舎やかつてのギルドの建物はとてもゴージャスな飾りつけがしてありました。ここは世界史の教科書とかで何度も写真を見たので、実際に訪れることができて感動。
ただ、思っていたより小さく感じました。
定番の観光スポット、小便小僧(Manneken Pis)。町を歩いているとおもむろに姿を現します。
普段はものすごく混雑するようですが、コロナの影響か、小便小僧の周りに人だかりはありませんでした。
この後は中心街の教会をいくつか見て回りました。
ノートルダム・ド・ボン・スクール教会(Église Notre-Dame de Bonne Secours)。
ノートルダム・オ・リッシュ・クレール教会(Église Notre-Dame aux Riches Claires)
アンスパック通り(Boulevard Anspach)。道幅からして普段は人がたくさん歩いてそうですが、人影はまばらです。
ブリュッセル証券取引所(ブルス)。
ベルギーに来たらムール貝などのベルギー料理を楽しみたかったものの、レストランやバーはほとんど閉まっているため、ほぼ諦めモード。
ただ、ブルス近くのテイクアウトのお店がやっていたので、ベルギー名物フライドポテトを食べることは叶いました(そして翌日はフランドル名物のカルボナードも食べられることになったので、まあ満足です)。
ブリュッセルの街角にはところどころにこういったカートゥーンが描かれていて粋だと思います。
ブリュッセル屈指の観光スポット、ギャルリー・サンテュベール(Galeries Royales Saint Hubert)もこの有様。普段は人でごった返しているそうですが、この通りガラガラです。お店も半分以上は閉まっていました。
本屋さんは開いていたので、メーテルリンクのフランス語の本L’Oiseau Blue(『青い鳥』)とLa Vie des Abeillesの2冊を自分へのお土産に購入。
ブリュッセル中央駅の近くには天井一杯のスマーフたちが。
たしかイクセル地区のあたりの高台から撮ったもの。
町を歩き回って観光しまくった後は、ブリュッセルのずっと南の方、ユックル地区(Uccle/Ukkel)にある友人宅に迎えてもらうことに。
バスでその近くに降り立ったらまずは買い出しです。バス停の近くにかなり大きいスーパーDelhaize(デレーズ)がありました。
ベルギーに来たらはずせないのが、ベルギービール! いくら現地価格だと言ったって、あまりに安いのでびっくり仰天です。
だって、例えば日本だと600円くらいするデリリウム・トレメンス(Delirium Tremens)も200円以下で買えるし……
他のビールだって、
- シメイ・ルージュ……1,08ユーロ(約132円)
- レフ……1,22ユーロ(約148円)
- ロシュフォール6(トラピスト)……1,66ユーロ(約202円)
- ヴェストマッレ・トリペル(トラピスト)……1,49ユーロ(約182円)
安くて感動したので、お土産にビールを6本も買ってしまいました。バックパッカーなのに。
この後は友人宅で、ベルギービールをがぶ飲みしつつ手料理をご馳走になりました。だいぶ酔っ払ったものの、なんとか50分の道のりをお部屋まで帰れました。
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3日目:チョコを買って、ブルッヘ日帰り
ダイイ地区のシャザル通り(Avenue Chazal)の青空市場。まだまだ活気がありました。
ここが今回のお目当て、ヴァン・デンダー(Van Dender)。ベルギー王室御用達のチョコレートブランドですが、日本では常設店舗がありません。つまりお土産には最適ということ。
Van Denderの店舗は、ブリュッセル市内に1つだけ。中心街から北東のダイイ地区(Dailly)にあります。
家族の女性陣にバレンタインデーのお返しを購入。16個入りのプラリネ1箱と、ドロップチョコというつぶつぶ食間のチョコを一缶で、あわせてユーロ(約2,797円)。安くありませんかね?
このドロップチョコは、カカオ70パーセントほどで、苦みとコクがあってとても美味しかったです。
ここからその足で中央駅へ向かい、ブルッヘ(ブルージュ)へ日帰り旅行をします。
ブルッヘへの日帰り度はまた別の記事で。
ブルッヘからブリュッセル中央駅に戻り、ここで昨日一日行動を共にした友人二人と再度待ち合わせ。
聖ニコラス教会。ロシア正教会です。
ロシア正教の教会と聞いて僕が思い浮かぶのはヘルシンキのウスペンスキー大聖堂のような、壁に絵が施されているタイプのもの。
ここはどちらかというとカトリック教会のような雰囲気があります。
ブリュッセルの目玉観光地の一つ、サント・カトリーヌ教会。こちらはカトリック教会です。
その後はスーパー・デレーズでビール等を買い、このドゥ・ブルケール広場(De Brouckère)で解散しました。僕はこの広場の真下にあるメトロに乗って、お部屋へと戻りました。
4日目~帰国
そして、少し大変だったのが帰国です。ご存知かと思いますが、僕がベルギーにいたのはコロナウィルスが猛威を振るっていた真っただ中。
実はブリュッセルの後アントウェルペンに、その次にアムステルダムへ行きそこからカタール航空で、ブリュッセル出発から4日後に帰る予定でした(当初予約していた帰国便をキャンセルし新たに取り直したため、このカタール航空を探すのも一苦労でした)。
しかしカタールが外務省による自主隔離の対象国になっていたため、帰国後に仕事のあった僕はカタール航空もキャンセルし、ドバイ経由羽田着のエミレーツ航空の帰国便に変えたのでした。
ブリュッセル空港では、他の人から最低1.5メートルは開けるように言われていました。日本で話題に上るひと月くらい前から、ソーシャルディスタンスをとれと言われていたのですね。
なお僕のベルギー入国時にレストランや大半の商店は閉まっていて、それは空港の中でも同様でした。開いていたのはカフェのテイクアウトのみ。
ここから午後の飛行機に乗り、5時間半のフライトを経て、真夜中に経由地のドバイに到着。
お店が開いている、人がたくさん歩いている……! と、ブリュッセル空港との雰囲気があまりに違ったので驚きました。
ここで歩き回ったりご飯を食べたり(高い)お土産を買ったりして7時間半ほど時間をつぶし、指定されたゲートへ。
そこでは日本へ帰国する人たち(ほとんど日本人)が大勢詰めかけていましたが、ヨーロッパの状況とは打って変わってソーシャルディスタンスのソの字もないくらい密集していました。
出来るだけ人に近づかずものにも触らないようにし、飛行機に乗り込み、9時間のフライトで羽田空港に到着。無事帰宅したのち、ある程度自主的に隔離し、テレワークが始まりました。
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