フィンランドの首都ヘルシンキはとてもコンパクトな町ですが、魅力的な観光スポットがたくさん。白亜のヘルシンキ大聖堂、デザイン地区、テンッペリアウキオ教会、マリメッコのアウトレット……定番なものをあげるだけでもこんなにあります。

今回はこういったヘルシンキの定番観光スポットは紹介しません。その代わりに、ヘルシンキ留学経験者である筆者があまり観光ガイドには乗らないであろう穴場なスポットを紹介します!

ここで紹介する場所はどれも、色んな角度から違ったヘルシンキを体感できる場所。もし、「みんなが行かないヘルシンキの観光スポットに行きたい!」とか、「ツアーの日程を余計に長くしてしまった!」という時はぜひ参考にしてみてください。

◆定番の観光地リスト作っちゃいました→フィンランド留学経験者がヘルシンキの定番観光名所12選を紹介する。

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ヘルシンキで一番高い場所へ ― Malminkartanonhuippu

ヘルシンキに限らず、フィンランドは低地の多い土地です。

フィンランドの最高峰のハルティ山(Halti)ですら1300メートルほどなので、いかに高地がが少ないか分かっていただけると思います。

Malminkartanonhuippuに上る途中の道
Malminkartanonhuippuに上る途中の道。他にも階段を使って上ることもできる

それで今回最初におすすめするのが、フィンランドの土地の平坦っぷりを感じられる場所、ヘルシンキ最高峰のMalminkartanonhuippu(マルミンカルタノンフイップ)。

その標高はなんと91メートル! 低い、低いです! もはや山ですらなくただの丘です。頂上まで登りきるのに数分もかかりません。

ですが頂上からの眺めはとてもよく、平地であるがゆえにヘルシンキの自然豊かな大地を遠くまで見渡せます。

町や森の中にいる時と違い空を遮るものがないので、天気のいい日は澄んだ青空が広がりとても気持ちがいいです。フィンランドの平地ぶりを堪能するのにこれ以上の場所はありません。

ですがここ、標高100メートルも行かない丘がある以外は特に何もありません。地平線の向こうまで延びるフィンランドの平地を眺められる以外は何もすることがありません。

強いて言うなら、Malminkartano駅のホームがトンネルみたいになっているのでちょっと面白いかも、というくらい。

あと、「ヘルシンキで標高が一番高い場所に行ったよ! 標高91メートルだけどwww」という小さな話のネタになります。

Malminkartanonhuippuから眺めたヘルシンキの自然
Me ollaan nyt Helsingin korkeimmalla kohdalla 🙂

アクセスは、ヘルシンキ中央駅 (Helsingin Päärautatieasema)から電車(PトレインあるいはIトレイン)に20分乗り、Malminkartano(マルミンカルタノ)駅で下車します。ホームから出たら西に歩けば10分強で到着します。

マルミンカルタノはぎりぎりヘルシンキ市内なので、運賃は3.2ユーロ。ヘルシンキのトラベルカードを使えばお金をかけずにいけます

北の大地からの温かなデザイン ― PENTIK

続いてはフィンランド旅行の目玉の一つ、北欧デザインのインテリアショップを紹介。

その名もPENTIK。PENTIKはフィンランドのデザインが好きな人には知る人ぞ知る隠れた名ブランドです。

筆者のお気に入りのデザインブランドでもあり、自分用やプレゼント用のもの含めていくつも買ってしまいました。

ヘルシンキ市内にはカンッピ(Kamppi)駅にほど近いショッピングセンターForum、アラビアの工場にあるアウトレット、イタケスクス(Itäkeskus)駅近くのショッピングセンターItisに店舗があります。

PENTIKの製品はラップランドのPosio(ポシオ)という町にある工場で職人さんたちの手によって作られています。

フィンランドの隠れた名ブランド、PENTIKのおすすめのシリーズ4選

 

The best journey always takes us home. #koti #pentik #usva #tunnelmoi

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Hyvää kansallista Teen päivää! #pentik #saaga #teenpäivä #tunnelmoi

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個人的なおすすめは、PENTIKの定番Usva(ウスヴァ)シリーズ、どこか日本の焼き物のような渋さをもつ漆黒のKivi(キヴィ)シリーズ。全体的に落ち着きのあるデザインが特徴です。

特にKiviの大皿はとても使いやすい大きさで、いろんな料理(特に日本食)に合うので一番のおすすめです!

筆者が個人的におすすめするシリーズは、「フィンランドの隠れた名ブランド、PENTIKのおすすめのシリーズ4選」という記事で紹介しています。

オーランド諸島産の紅茶Ålandsblandningの茶葉

実は、オーランド諸島の紅茶Ålandsblandningを紹介した記事で掲載したこの写真にも、PENTIKのお皿(Usvaシリーズ)が使われています。

詳細は「ここでしか手に入らない! フィンランド・オーランド諸島の神秘的な紅茶、Ålandsblandning」をご覧ください。

英語版の記事はこちら>>Ålandsblandning – Åland Island’s mystic tea

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ヘルシンキの中心に潜む穴場クラフトビール ― Bryggeri

Retrieved from Bryggeri Helsinki Official Site (URL: http://bryggeri.fi/en/)

国内であろうが国外であろうが、現地で生産されているビールを飲むことは、ビール好きにははずせません。そんなわけでヘルシンキの数少ないブルーパブを紹介します。

Bryggeri(ブリュッゲリ)は、ヘルシンキの元老院広場から少し脇にそれた、ソフィア通り(Sofiankatu)にあるブルーパブ(映画『雪の華』でも登場したあの通りです!)。

お店は地上1階と地下1階の2階建てで、地上階は狭く、地下のほうがたくさん席があります。でも地下のテーブルの半分以上はレストラン利用者専用。

地下にはでっかいタンクがあって、ここでビールを作っているということが実感できます。

Bryggeriの地下
Bryggeriの地下。Retrieved from Bryggeri Helsinki Official Site (URL: http://bryggeri.fi/tilat/)

ブルーパブ、つまりビール醸造所が併設されたビアレストランなので、出来立てのクラフトビールを飲むことができます。

筆者のおすすめはBryggeri IPA。鼻を近づけた瞬間にフルーティな香りがして、飲んでみるとホップの強烈な苦みが舌を刺激します。

フィンランドの伝統的なお酒、サフティ(Sahti)も飲めます。甘みのある素朴な味です。

<Bryggeri Helsinki>
Sofiankatu 2, 00170, Helsinki
営業時間:平日11:00–24:00、土曜12:00–00:00。日曜定休
http://bryggeri.fi/en/

マルチリンガルな集まりに参加してみる ― Cafe Lingua

Cafe Linguaの言語のプレート
Cafe Linguaの言語のグループごとにプレートを机に置く Retrieved from the official Facebook page (URL: https://www.facebook.com/groups/CafeLinguaHelsinki/about/)

ヘルシンキで外国語を学んでいる&教えている人たちが集まるイベント、Cafe Lingua(カフェ・リングア)。フィンランド国外からの移住者がフィンランド語を話しに来ていたり、留学生が自らの母語を教えに来ていたりしています。

公式フェイスブックによれば、月曜日にヒップスター感満載の地区カッリオ(Kallio)のStreet Bar、金曜日には中心街にあるMemphis Hesariで行われているようです。

開催場所にもよりますがチャージはなく、「お酒を一杯買う」が唯一の条件で、それさえクリアすれば誰でも入れます。

筆者のようにこういうバーの雰囲気に慣れていない人は最初は入るのにかなり勇気がいりますが、ここでヘルシンキに住む人々と知り合えたりするので、慣れればけっこう楽しいですよ!

筆者がヘルシンキにいた頃はヒップスター感満載の地区カッリオ(Kallio)のバー、カフェ・マスコット(Cafe Mascot)で毎週月曜日の午後7時から開催されていましたが、どうやら変わったようです。

もう少し少人数でまったりとしたイベントが良いという方は、アラビアの工場のKahvila Bokvillanで毎週開催されているランゲージカフェに行ってみては。

参加費用は5ユーロで、お菓子やお茶とともにほっこりと外国語を話すなり日本語を教えるなりできます。

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大聖堂を眺めながらほっと一息 ― Café Engel

Café Engelの内装
Café Engel の内装。 Retrieved from cafeengel.fi (URL: http://cafeengel.fi/en/historia/)

Café Engel(カフェ・エンゲル)は、元老院広場にある歴史を感じられるカフェ。ヘルシンキ大聖堂を見ながら一休みできるお洒落なカフェです。「ヘルシンキ中心街の瀟洒なカフェを3つ紹介する」でも紹介しています

カフェのあるこの建物の一階部分は18世紀後半に建てられた歴史ある場所。写真を見ていただけれは分かる通り非常に落ち着いた場所で、リラックスできます。

ヘルシンキの観光地を巡って脚が疲れた時は、ここで一杯のコーヒーとシナモンロールで一息ついてみてはいかがでしょうか。個人的にはここのサーモンスープもおすすめです。

カフェ・エンゲル(Cafe Engel)入り口の天使のマーク
この天使が目印

<Café Engel>
Aleksanterinkatu 26, 00170, Helsinki
営業時間:平日8:00~21:00、土曜9:00~21:00、日曜10:00~19:00
http://cafeengel.fi/

ヘルシンキでラーメン巡りをしてみる

Momotokoのラーメン

これは具体的な観光スポットの紹介というよりはアクティビティ寄りです。

もしフィンランド料理に飽きたら(もしそんなことが起こるとすれば)、ヘルシンキの日本食を試してみるのはどうでしょうか。

分かりやすいところでは筆者の大好物のラーメン。実はヘルシンキには、ラーメン屋さんがいくつかあるんです。

ヘルシンキ大学駅の出口のすぐ近くにあるMomotoko(モモトコ)、ヒエタラハティ市場(Hietalahden Kauppahalli)にあるFat Ramen、カンッピ地区のカフェで出されているNood Ramen等々。ちなみに美味しい順で並べました。

値段はヘルシンキのレストランらしくかなり割高(Momotokoでは一番安くても13ユーロします)。

Momotokoは結構フィンランド人向けに改良されている感じだし、Nood Ramenはなんだかスープがかなり薄味だったりと日本で食べられるラーメンとは一味違うので楽しいです。

ヒエタニエミ市場のFat Ramenのラーメン
ヒエタニエミ市場のFat Ramenにて。

ヒエタニエミ市場の中にあるFat Ramen(という名前のお店)のFat Ramen(という名前の豚骨ラーメン)。筆者が食べた時は9か10くらいユーロだったと思うのですが値上がりしたようで、公式サイトによれば12ユーロです。

サーモンラーメン(15ユーロ)などフィンランドらしいラーメンもあります。

ちなみにFat Ramenはヘルシンキで最初のラーメン屋さんなのだそう。

ラーメンからは少し離れますが、ヘルシンキにはお寿司屋さんもたくさんあります。

写真はマンネルヘイム通りから少し脇にそれたリョンロート通り(Lönnrotinkatu/Lönnrotsgatan)にあるKin Sushiの寿司ビュッフェにて。

Kin Sushiはこの近辺で一番安い寿司ビュッフェな上、一風変わった創作寿司のようなものがたくさん食べられるのでおすすめです。

Ravintola Somaの、エビの入った寿司ブリトー。
Ravintola Somaの、エビの入った寿司ブリトー。

プナヴオリ(Punavuori)地区のフレドリク通り(Fredrikinkatu/Fredriksgatan)にあるRavintola Somaでは、寿司ブリトーなるものが食べれます。

要は海苔巻きなのですが、ヨーロッパ風にアレンジされている感じです。ぜひお試しあれ。

海外に行ってまで日本食を食べるなんて馬鹿らしい、と思う方もいるかもしれません。

ですが、海外でその土地風にアレンジされた日本食は試してみる価値は大いにあると思います。せっかくの異国なのですから、異国風の日本を堪能するのも一興ではないでしょうか。

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ちょっと隣町へ出てみて、伝統的なサウナ体験を。 ― Cafe Kuusijärvi@ヴァンター市

12月末のKuusijärvi
12月末のKuusijärvi。サウナの後はこの湖に飛び込む

お次は、ヘルシンキの隣町ヴァンター市にあるカフェ兼サウナ施設、Cafe Kuusijärvi(カフェ・クーシヤルヴィ)。

シポーンコルピ国立公園(Sipoonkorven kansallispuisto)の脇にある、クーシヤルヴィ湖の湖畔のカフェ&サウナ。

ここには今やヘルシンキの公共サウナでは珍しい、フィンランドの伝統的なスモークサウナがあります(もちろん普通の電気ストーブ式もあります)。

サウナで汗をかいた後は、目の前のクーシヤルヴィ湖にダイブ! 冬場は湖が凍るので、テレビでよく見るような定番のサウナ体験ができます。

ちなみにサウナは水着着用です(有料にてレンタルできます)! できればサンダルも持っていきましょう。

サンダルは絶対的に必須という訳ではありませんが、レンタルがなく、特に冬場はサウナから湖まで歩くとき裸足だと滅茶苦茶つらいので持参することをお勧めします。

飛び込める場所は複数あって、浅いプールのようなものから、底の見えない本当の湖まで。

12月末の寒空の中、ほぼ凍りついた底がどこかもわからない湖に入った時は命の危険さえ感じましたが、なんだかんだ楽しくなって、サウナ⇔湖を結局5回ほど繰り返しました。

春先のKuusijärvi
春先のKuusijärvi。まだ水は冷たい

典型的なフィンランドのサウナ体験ができるCafe Kuusijärviですが、隣のヴァンター市にあるので少し遠いのが難点ですね。

Cafe Kuusijärviへはヘルシンキ中央駅から731N, 738Kか739番のバスに乗って40分ほどで到着します。

<Cafe Kuusijärvi>
Kuusijärventie 3, 01260 Vantaa
営業時間:9:00~21:00
https://www.cafekuusijarvi.fi/english/

まとめ:ヘルシンキのまだ知られていない街角を歩こう

いかかでしたか。ヘルシンキの穴場スポット6選を紹介しました。ヘルシンキの中心にあるものもあれば、ここどこだよっていうくらい辺鄙な場所にあるものもありましたね。

観光ガイドに沿って定番の観光スポットを巡るのもアリですが、こういった観光客がなかなか行かないような場所に足を運んでみるのもいい思い出になります。

もちろんお時間の許す限り、ですが。

このリストがどなたかの参考になればうれしいです。